1959年頃のアメリカの話だが、ある37歳の男が癌になり、医者は数か月で死ぬと確信したが、5か月後、男は完全に回復し、退院した。
医者には、彼が治った理由が分からなかった。
だが、男には、こんなことがあったのだ。
男は、癌が進行する中、国務長官ジョン・フォスター・ダレスが癌で死亡したという新聞記事を読んだ。
記事には、
「ダレスは、食事が進まず体重が減り、そのためついに癌で死亡した」
と書かれていた。
それを見た男は、
「熱心に食べることが、癌を悪化させず、回復を早める方法だ」
と勘違いして、猛然と食べ、そして、見事、癌を克服したのである。
(『トーチェ氏の心の法則』より)

癌が治ると信じて、その信念を潜在意識に刻み込むと、癌は治るかもしれない。
しかし、それは非常に難しい。
アファーメーションや祈りで、癌が治ると信じようとしても、なかなかうまくいかないと思う。
しかし、人間は、変なことを、コロっと信じてしまうものなのだ。
たとえば、斎藤一人さんが「光り物を身に付けると運が良くなる」と言うのを聞いて、それが本当だと思い込み、その気になって光るネックレスか何かを付けて、幸運が舞い込むことがある。
だが、それではまだ足りない。
光るネックレスやブレスや指輪を付けたなら、
「光り物を付けているのだから、幸運がこないとおかしい」
と積極的に思うのだ。
その方が、思い込み易いと思える。
ついでに言うと、「幸運になる」でも別に良いが、具体的な願いを決めても良い。
例えば、その願いが彼氏が出来ることなら、
「これで彼氏が出来ないのはおかしい」
と言っても良い。こっちの方が、集中力が高まるのではないかと思う。
そして、願いを叶えるキーとすることは、別に、光り物を付けることでなくても、自分が思いこみ易ければ何でも良い。
たとえば、さっき述べた癌になった男のように、「沢山食べているのだから、病気が治らないとおかしい」と言っても良い。

私は昔、『灼眼のシャナ』というアニメで、 近衛史菜(このえふみな)という名の美少女が、細い銀のチェーンブレスを付けているのを見て、さっそく真似し(笑)、「これで良いことがあるぞ」と思ったら、全くその通りだった。今なら、「史菜さんと同じものを付けて、良いことがないとおかしい」と思うことだろう。頭の単純さは美徳である(笑)。








  
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