人間から見た、この世の真理とは、「無になりきれば不可能はない」で、言い換えれば、「無になりきれば、全て思うまま」だ。
「無になる」とは、解脱するとか、悟りを開くとか言われるが、それでは意味不明過ぎるので、少し抽象度を下げ、「心を滅し尽くすこと」「心を滅ぼすこと」と言う聖者も多い。
しかし、「心を滅し尽くす」「心を滅ぼす」は間違いだ。
なぜなら、当然だが、生きている人間の心が滅し尽くされたり、滅ぶことはないからだ。
単に、そう見えるだけで、聖者にだって心は絶対にある。
つまり、正しいことを言えば、まるで滅んだように見えるほど、心が静かだということで、それは、「心を完全に支配出来る」ということなのだ。
なぜなら、最も高度な心の支配とは、心を完全に静かにすることだからだ。
だが、心を支配することは極めて難しい。
いや、不可能と言って良い。
しかし、アメリカの画家で、最高の引き寄せの教師、フローレンス・スコーヴェル・シンは、素晴らしいことを言った。
「心は支配出来ないが、言葉は支配出来る」
そして、心は、繰り返された言葉の通りになる。聖書にも書かれている通り、「言葉は神である」からだ。

だが、変な教えが流布している。
「ツイてる」と言えばつくとか、「幸せだなあ」と言えば幸せになるとか・・・子供騙しみたいなものだが、信じる大人が多いらしい。
まあ、私もだったが(笑)。
そうではなく、目的は、「心を静かにすること」のはずだ。
だから、(トランプ大統領がこよなく尊敬する牧師)ノーマン・ヴィンセント・ピールが教えたように、「のどかだ」「静かだ」「爽やかだ」と言うのは、まだ良い。
しかし、最も心を静かにする感情をご存じだろうか?
それは、意外かもしれないし、なるほどと思うかもしれないが、「懐かしい」だ。
「懐かしい」という感情は、他のあらゆる感情を中和する化学反応を起こす。
ただし、感情であることも確かなので、しがみつくと、ただの懐古趣味の老人になる。
だから、単に、静かに、「懐かしい」と心で言えば良い。
時々、そうやって心を静かにすれば、やがて、心は大人しくなる。
そうなれば、願わずとも幸運に恵まれる。








  
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