スーパーマンのように空を飛ぶ夢を見たことがあるだろうか?
私は何度かある。
ところで、手塚治虫の漫画『海のトリトン』の中で、空を飛ぶ夢というのは、太古の昔、人類が魚類だった時に海を泳いでいた記憶なのだという説もあると書かれている。そういえば、夢で空を飛ぶ時の飛行速度はかなり遅い場合が多かったと思う。

ただ、私は、ある時期から、空を飛ぶ夢を見なくなった。空を実際に飛んだらどうなるかを、多少なり想像出来るようになったら、高い所に浮かぶのが恐ろしく感じるようになったからだ。
最近、久々に空を飛ぶ夢を見たが、自分より高いところにある木や山や星は見たが、下は見なかった。高所恐怖症のスーパーマンだ(笑)。

ところで、空を飛ぶ夢を見たことがある人でも、そう簡単に飛べるわけではないと思う。
なぜかというと、飛び方が分からないからだ。考えてみたら、至極当然のことだ。人間は実際は飛べないのだから。
先に言っておくと、夢の中で自在に空を飛べれば、夢の中でも、現実でも、世界を自由に創造出来る・・・つまり、引き寄せが簡単に出来る。
以下、その(空を飛ぶ等の)やり方を説明する。

藤子・F・不二雄さん(1933~1996)の漫画作品『パーマン』では、スーパーマンから特殊なマスクとマントを与えられた人間は、それらを着用することでパーマンになるが、パーマンのマントを着用した人間は空を飛ぶことが出来る。
ところが、パーマンからマントを奪った男が、それを着用して空を飛ぼうとするが、うまくいかない。
そこで、その男がパーマンに、「どうやったら飛べるんだ?」と尋ねると、パーマンは「飛びたいなあって思えばいいんだよ」と答える。
実に、これは現実創造、あるいは、引き寄せの秘訣の1つである。
飛びたいなあと思って、マントにまかせれば飛べるように、「こうなって欲しいなあ」と思って、宇宙とか神とか潜在意識にまかせれば、それは実現する。
まあ、もっとよく知られたやり方は、「そうなったと思う」とか「そうなると信じる」などだが、それはなかなか難しい。
私が奇跡を起こした時は、多くの場合、「こうなる」と強く願った、あるいは、念じた気がするが、よく考えたら、その願いを手放した時に、願いが叶うのである。
大作詞家だった阿久悠さんも、ヒット曲を作る時は、曲がヒットした様子をイメージした後、それを忘れるらしいが、それはよく分るのである。彼も、作詞家としては引き寄せマスターだった。
だが、願ったり、好ましい状況をイメージした後に忘れるというのは難しい。人間は、願いに執着するからだ。
そこで、パーマンのように、軽い気持ちで、こうなればいいなあと思うと、すんなり叶うのである。
尚、ここまでは、自己啓発家でも、言っている人は多いのである。
ただし、最終の秘訣は、願いにモラルがあることだ。
なぜかこれは、私が知る限り、一人も言っていない。
なぜモラルが必要かと言うと、自然や宇宙にはモラルがあるからだ。
モラルとは、「制限すべきことは制限する」ということだ。
例えば、動物や虫は、オスがメスを争って戦う時でも、勝敗を決するルールが有り、それを超えて攻撃して、相手に怪我をさせることはない。
それがモラルである。
モラルがあるかどうか疑わしいような者が書いた道徳の本なんか読んだってモラルは得られない。
それよりも、宮沢賢治がモラルがある状態で書いた『銀河鉄道の夜』を読めば良い。
あるいは、『ソクラテスの弁明』や、司馬遼太郎の『真説宮本武蔵』の吉岡源左衛門について読めば、真のモラルが分かると思う。私も、時々、読み返す必要があるんだ(笑)。








  
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