私は、ほぼ1カ月前の3月23日からスマートウォッチを使い始め、運動をするごとに運動量を確認したら、少し予想外なことが分かった。
カロリー消費が高いのは、意外にも、腕振り運動と腰振り運動(後述)であった。
ただし、特に腕振り運動は、決して力強くやるのではなく、あくまで、力を抜いて行っている。
さすがに、腕振り運動は1回1回のカロリー消費が高いわけではないので、そこそこの回数をやらないといけないが、200回なら、明確にカロリーが消費される。
まあ、考えてみれば、腕振り運動は、肩の筋肉だけではなく、姿勢維持のために、腹筋、背筋、脚の筋肉等、ほぼ全身の筋肉を使う。
解剖学者の養老孟子さんが、「昔の日本人は長時間正座をすることで腹筋、背筋が鍛えられたので、特に運動をしなくても身体が強かった」といったことを本に書かれていたが、それと同じような理屈と思う。
北濱みどりさんの『1日3分「腕振り」で 肩こり・腰痛がとれる!』でも、60代の女性が毎朝、少しの時間腕振り運動をしたら5kg減り、見て明確に分かるほどだったという。

そして、考えれば当然かもしれないが、やった感と比べてカロリー消費が少ないのは、腕立て伏せ、スクワット、そして、四股(’大東流合気柔術式を参考にしたやり方)で、プランクなどの、静的な運動も、あまりカロリーを消費しない。
腕立て伏せやスクワットは、正しくやれば筋肉が付き、筋肉が付けば、筋肉がカロリーを消費し易いので痩せるが、これらの運動自体は、カロリー消費が高いわけではない。
6秒間、全力を出すアイソメトリクス・トレーニングも、筋肉は付くが、カロリー消費は少ない。
ただ、これらの運動は、やはり筋肉が付くので、身体が引き締まって見え、痩せ易くなるので、筋肉が付いたら、腕振り運動をやっても、カロリー消費はより高くなると思われる。

痩せるか太るかは、基礎代謝(成人男性で1500キロカロリー程度)を超えて摂取したエネルギーを超えて運動するか、しないかである。
成人男性が1日に食事で摂るエネルギーは2000キロカロリーと言われるが、お菓子一袋食べたら300~500キロカロリー摂取するし、アルコールや美味しいおつまみもカロリーが高い。
1日に合計3000キロカロリー摂取すれば、基礎代謝の1500キロカロリーを超える1500キロカロリー分は運動で消費しないといけない。そのためには、歩くことで言えば、少なくとも2万数千歩かないといけない。
だが、歩く機会があまりない人が、「腕振り運動をやっていれば大丈夫でした」と言っていた例もあり、やはり、腕振り運動の運動効果は高い。
尚、腕振り運動は、運動によるエネルギー消費と共に、肩甲骨をほぐすことで血流を良くするので、基礎代謝的なエネルギー消費が高まるのだと思う。
ご存じのように、若い人は基礎代謝量が大きいので、ほとんど運動しないのに、いくら食べても太らないという、羨ましい状態にある場合が多いが、それに近付くのであると思う。

さて、私がやって、著しくエネルギー消費が大きかったのが「腰振り運動」だった。
単に、立って、腰を前後に振るだけの運動で、暑い地域では、腰を振る踊りが多く、そんな場所の人々は大食しても、特にウエストがスリムで引き締まっていることが納得出来る。さらに、そんな地域の人達は、腰を振る踊りをしなくなると、悲惨なまでに肥満する(笑)。
腰を前後に振ると言っても、実際には、膝を前に出して戻しているのであり、ふくらはぎの筋肉をよく使うが、部屋の中の脚の運動では、太腿の筋肉を多く使い勝ちで、ふくらはぎの筋肉はあまり使わないので、腰振り運動は貴重な運動である。
さらに、腰振り運動は、姿勢維持のため、腹筋、背筋、太腿の筋肉を使い、長時間続け易いので、ダイエット効果も高い。
暑い地域で腰をよく動かすダンスも長時間に及ぶ場合が多いが、疲れるよりも、やはり、気持ちが良いのである。
また、トート版『エメラルドタブレット』の翻訳者であるドーリル博士は、『星化学分析』の中で、腰振り運動は腹部の内臓機能の活性化に良いので、毎日5分、腰を前後左右に動かす運動をすべしと書いている。
私は、横方向の腰振りは、毎朝百回行っているが、前後方向は、日中、頻繁に行っている。
私が腰振り運動を始めたきっかけは、高藤総一郎さんの本で、寝てやってもいいので、ベッドの中でも腰振り運動を数百回やるように書かれていたからだった。それで仙道の修行になり、気が満ちて、引き寄せも出来るようになる。その本は多分『仙道帝財術入門』だが、いつも、Amazonで古書が5万円くらいである。私は昔は持っていたが、人にあげた気がする。

もちろん、腕振り運動も腰振り運動も、ダイエット目的だけでなく、総合的な健康を高めるし、それ以上の効果もあると思う。
また、少しで良いので、スクワット、腕立て伏せ、あるいは、プランクなどで筋肉を鍛えれば、ダイエット効果も高まるはずである。








  
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