この世界が漫画で、自分が漫画のキャラクターだと考えると、私の知る範囲の哲学、思想、宗教、科学、その他のあらゆることに説明が出来てしまうことが分かった。
これは驚くべきことだ。
作者は神であり、主要な登場人物は、作者と意識を共有する、あるいは、作者の意識の一部を持つ。
モブキャラ(群衆キャラ、背景キャラ)は意識を持たないが、自分が意識を持っていることを自覚出来るなら、モブキャラではない。
また、主要な敵キャラには、作者の変質された部分の意識を持つことが多いが、その意識が、大きく、強くなることもある。いわゆる、「偉大な敵」である。

さて、今回は、主要キャラである我々が、この漫画の世界で幸福になる・・・願いが叶い、自己実現し、人生に満足する方法について述べる。
漫画のメインキャラが不幸な結末に終わることはなく、もし、そうなった(バッド・エンドになった)と思われる場合でも、メインキャラの魂は救われ、少なくとも楽しんでいる。
キャラクターの死亡、あるいは、作品の終了と共に、キャラクターの意識は消えるのであるが、それは、単に、作者の意識の中に吸収されるだけである(それを恐れるのは勘違いであるが、ここでは説明しない)。
そして、漫画の読み手が現れた時に、別次元でキャラクターの意識が生まれるのである。
読み手が途中で読むのを止めたり、途中から読み始めても同じことである。漫画の一部は全体である・・・一部が全体で、全体が一部であるホログラム構造になっている。
まあ、細かいことは考えなくても良い。
要は、どうすれば、ハッピーでいられるかだ。
それには、神に愛される者がハッピーであるように、作者に愛されるキャラがハッピーである。
作者が、そのキャラを好きなことは、読んでいれば分かるだろう。
不屈の心を持ち、信念があり、自分の正義を貫く・・・まあ、なかなかそれを完全には出来ないが、それをやろうとする。
そして、その根本にあるのは、「魂の声を聞く」ということである。
魂の声を聞いていれば、不安はない。
だから、主役級のキャラは、言い訳をしないし、泣き言を言わないし、欲張らない。

ただ、言葉で書けば、あまりに「ご立派なキャラ」でついていけないと思うかもしれない。
だが、作者は、弱いキャラを慈しみ、守ってやりたいのだ。神が人間に対して、この上なく慈悲深いように。

手近治虫の『マグマ大使』という古い漫画がある。
地球を作った、神にも等しい存在であるアースは、ロケット人という、人間とロケットの合(あい)の子(混血。中間)の夫婦である、マグマ(男性)とモル(女性)を作った。
人間でいうところのアダムとイブだが、高度な知性と正義の心を持ち、自分の創造主であるアースを心から敬ってはいたが、自立的で独立した存在でもあった。
アースとマグマ、モルが住むところに、人間の少年である、まもる(小学校の高学年だろうか)が連れてこられた。
アースとマグマ、モルが、まもるとやり取りをし、要件が片付いた後で、マグマは「アースさま、お願いがあります」と言う。
そして、マグマは、「私は、この坊やが好きになりました」と言い、アースを驚かせる。
つまり、マグマとモルは、まもるのような子供が欲しいと言うのである。
マグマは、まもるの勇気に惚れたらしい。きっと、自分の正義を貫く勇気だ。
モルは、単にまもるを可愛いと感じたのだが、マグマが感じた勇気の部分もあるのだと思う。
そこで、アースは、まもるとそっくりのロケット人を作り、マグマとモルは大喜びし、モルはこのロケット人の子供に「ガム」と名付けた。
マグマのようなメインキャラに愛される、まもるは、作者に愛されていると言って良い。
よって、我々は、まもるをモデルにしたキャラクターになれば、作者に愛されるのである。
一方、この漫画の中には、地球侵略をたくらむ、ゴアという怪物宇宙人が登場する。
そして、ゴアもまた、主要キャラであり、作者に分け合らえられた意識がある。
いや、実は、ゴアは作者の投影ですらある。もちろん、作者の人格全体の投影ではないが、分身であることも確かだ。
読者もまた、ごく一面かもしれないが、ゴアを好きになるかもしれない。
私に関して言えば、ゴアに共感し、ゴアとの一体感を感じたので、ある意味では、作者と融合したのである。

幸福になりたいなら、作者に愛されるキャラクターになることで、どんなキャラクターになれば良いかは、いろいろな漫画作品を見れば分かって来ると思う。








  
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