「なぜ引き寄せが出来ないのか?」という話がよくある。
引き寄せ関連の世界的名著と言われる本を何十冊と読み、書かれていることを熱心に実行して、偉くなること、金持ちになること、人の上に立つことを望んだが、何十年も経っても、全くそれらしい成果が得られないというもので、引き寄せブームは、実は、少なくとも半世紀以上前からあるので、そんな人達はかなりいると思う。
それに対して、
「引き寄せが出来ない理由はこうで、こうやればうまくいく」
という類の本も、既に、夏のボウフラのごとく出たが、結果は変わらなかったと思う。
引き寄せが出来ない理由なんて、簡単で1つしかない。
モラルに欠けるからだ。
そして、そう教えた人のことは聞かない。
しかし、それは明白なことだ。
モラルに欠けると、判断力がなく、頭が悪いので(いかに高学歴で数学や物理学が出来ても)、「頭が悪いから引き寄せが出来ない」と見えることも多いが、根本的にはモラルの欠如が引き寄せが出来ない理由である。

そして、これも多分正しいと思うが、アメリカや日本、あるいは、その他の民主主義国家の多くが、共産主義国家の侵略を受けているが、共産主義国家のやり方が、多くの人達が言う「学校やマスコミを乗っ取って、共産主義思想を刷り込む」というのは間違いだ。
少なくとも日本で、マスクス主義者や毛沢東崇拝者など、そうそう見るものではない。
しかし、モラルの欠如した人間は圧倒的に多い。
共産主義国家の策略は、「学校やマスコミを乗っ取って、国民のモラルを破壊する」ことである。
モラルを破壊された国民は判断力がなく、頭が悪いので、簡単に支配出来るのである。
テレビ番組やテレビCMを見ると、極めて多くのものが、あんなものを平気で見ることが出来るのは、モラルを持たない人間だけだと思われるのである。
そして、YouTubeなどのSNSでも、モラルのない投稿が大勢を占めているのではないかと思えるほどである。
よく、「人気のあるユーチューバーなど、ネットのインフルエンサーにはサイコパスが多い」などと言うが、サイコパスと言うより、単に、モラルが欠如しているだけなのである。

笑われるかもしれないが、たとえば、『銀河鉄道の夜』を読んで、道徳とか倫理ではなく、モラルを持とうとして欲しいと思う。
西洋の童話にも良いものが沢山あるが、『シンデレラ(サンドリヨン。灰被り姫)』では、王子様と結婚した末の妹は、継母や義姉達に恨みを持たず、大事にしたのであるが、継母や義姉達が悲惨な目に遭うという話もあるので注意しなければならない。シンデレラを虐げた者達に残酷な罰を与えるというのは、共産主義国家が、モラルを破壊するために、子供達に教えたいと考えそうなものである。
実は私も、継母や義姉達が、最後は残酷な目に遭って罰せられるというストーリーを愉快なものとして楽しんでいたのである。
もしかしたら、『鉄腕アトム』だって、「えーい!」の掛け声と共に、暴力で敵を叩き潰す姿を毎回のように見せたのは、手塚治虫と言うよりは、テレビ局と、それを操る者達の、国民のモラルを叩き潰す策略だったのかもしれない。
『星の王子さま』や『アンデルセン童話』は、モラルの宝庫であるはずが、道徳や倫理の問題としてすり替えられてしまっている。
モラルは魂の声であるが、道徳や倫理は、伝統や権威に裏付けられたもので、場所によって、また、時代によって異なる場合があり、時には、モラルを破壊するために利用されるのである。








  
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