昨日、優れたアスリート(スポーツや他の身体運動に習熟している人)は、脚が内股であることを述べた。
もちろん、いつもそうであるのではなく、あくまで傾向であるが、具体的には、立った時、つま先が内側を向き、膝部分があまり開かない。膝が開かないので、両足元が近い。
よって、面白いことに、優れた男性アスリートほど、女性的というよりは、乙女的になる。
それが分かり易いのは、動きが止まっていることが多い野球のバッターで、日本で最高のバッターと言えば、今はイチローを思い浮かべる人も多いと思うが、異常に突出した記録を持つ王貞治もいる。
野球のバッター自体が内股の傾向が強いと思うが、この2人は、打席ではまさに内股で、また、膝が近く両足の間隔が狭いことが共通している。
特に、一本足打法と言われる、片足でボールを待つ王は、理論的に、両足がぴったりついていても良いというほど、脚を閉じて立つ必要があったらしい。

内股であるのは、骨盤が良い意味で締まっているからで、それでこそ、身体の高い機能を引き出せるのだが、骨盤が締まっていれば免疫力も高く、病気にならないし、なってもすぐ治る。
王貞治は体格的には全く並であったし、イチローも体重が少なかったが、骨盤が締まっていることで根本的な身体機能が高かったのだと思われる。

アスリートでなくても、普通の人間でも、優れた人間は内股である傾向があると思う。
複数の男性が長椅子に座って写真を撮られると、真ん中にいる、一番偉い人が股を開き、両横の人が股を閉じていることが多い。
それが、会社の幹部達の写真であれば、真ん中の偉い人は社長とか会長なのだろうが、写真がそんなふうである傾向が強いほど、その会社の先行きは危うい。
男の場合、意識的か無意識的か分からないが(両方かもしれない)、股を開く大きさが、自分の偉さ、強さを示していると思う愚かさがある。
それで、隣に座っている人より自分の方が偉いと思っていれば、隣に対し、大きく股を広げる男が多いが、そのような男は、あらゆる意味で能力が低い。
ある時、私は、勤めていた会社の、同い年くらいの同僚の男性と並んで座って食事をしたが、その男性が、食事中、股を広げて、私の脚にぐいぐい膝を押し付けてくるのに驚いたことがある。
確かに、プライドの高い男で、処世術があったので偉くなったが、能力的にはお粗末であった。
電車の中でも、座席で股を広げている男性は、馬鹿だと思われているだろうが、実際に、確実に馬鹿である。

骨盤が締まっていると、身体的、知性的には勿論だが、霊的にも優れている。
それで、結局は幸運にも恵まれるのだと思う。
よって、内股になると言うより、骨盤が締まるような生活をすると良い。
骨盤を締める最も良い方法は、足を平行に、やや狭い横の足間隔で、よく歩くことだ。
そのように歩くと、自然、胸を張り姿勢が良くなり、また、さっさと歩くが、今は、これと真逆の歩き方・・・足の横間隔を広げ、うつむいて、ゆっくり歩く者が多く、その典型がスマートフォンを見ながら歩く者だが、そんな者は、骨盤が緩み、不健康になり、頭も悪く、運に恵まれないばかりか、災難を呼ぶことも多いだろう。
他に良い方法は、運動全般、内股気味に・・・膝をあまり離さず、つま先を広げずに行うことだが、特に、腕振り運動で、そのようにやると効果が高い。
腕振り運動をする時、膝は拳1つ分だけ開き、足を平行にして行うのである。
そうであれば、腕振り運動をやればやるほど、骨盤が締まり、健康で若く美しくなり、頭が良くなり、幸運にも恵まれるのである。








  
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