脈絡もなく、ふと浮かんだ予感は当たるものだ。
「どうも悪い予感がする」と言えば、その予感通り、悪いことが起こる。
しかし、悪い予感を消す方法もある(後で述べる)。

私は、社会人になりたての頃、セールスの仕事をしていたが、私が所属していた営業所の所長が、時々面白いことをしていた。
セールスのために、車で、かなり遠方まで出かけるのである。
そして、そんな時は、必ず契約を取って来る。
ただ、ほとんどの場合、そのセールスに行く前は、契約が取れるかどうかは分からず、「必ず契約を取れると分かっているから、遠くても行く」というものではないそうだ。
だが、その所長は、「契約が取れそうな気がする時は必ず取れるんだ」と言う。
また、彼の奥さんも、「契約が取れそうな気がすると言って出かける時は、ほとんど契約を取って来るけど、駄目かもしれないと言ってた時は、ほとんど取れてないと思う」と言われていた。

これが、今朝も述べた、西田文郎氏の「かもの法則」である。
「契約が取れるかも」と言うと、契約が取れる。
「契約が取れないかも」と言うと、契約が取れない。
この「~かも」というのは、自我の想いのない、純粋な予感なのだ。
「絶対取れるぞ」
「取れる予感がするぞ」
といった、欲望の・・・つまり、我の想いがこもった予感もどきは、本当の予感ではなく、実現しなかったり、逆の結果になる。
しかし、「取れるかも」という、「結果を決めるのは私ではない」という謙虚な予感を表明すれば、実現し易いのである。
そして、「取れないかも」というのも、実に謙虚な願いであり、叶い易いのである。
どちらも謙虚な予感なのであるから「駄目かも」という予感がすれば「出来るかも」と言い換えれば良い。
それだけでも十分だが、さらに良い方法があるので、最後に述べる。

私はずっと以前は、IT資格を沢山取ったが、試験に合格するかどうかの予感が不気味に当たった。
もちろん、あまりに実力とかけ離れた難しい試験なら、どうやっても合格する可能性は低いし、逆に、自分にとって易しい試験なら、予感などなくても受かるだろう。
私は、MCPという、割と難易度の高い資格の中でも(MCPには数十種類がある)、特に難しいものを受験したが、「今度も駄目かも」と思うと、なぜか、同じ試験を、ぎりぎりの点数で落ちるのである。
逆に、MCPの中でも、かなり難しいと評判のものを受けた時、「受かるかも」という予感がしたら、余裕のある点数で合格してビックリした思い出がある。

尚、これは西田氏の本にも書いていない秘儀中の秘儀だが、息を吸って止め、例えば、「彼女が出来るかも」と思えば、高確率で彼女が出来る・・・と思う(笑)。
もちろん、どんなことでも、ある程度の準備は必要である。








  
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