算数が全然駄目な子が、算数が出来るようになるには、毎日1時間、算数の勉強をしなければならないかもしれない。
しかし、その子を見て、1時間も勉強が出来るかどうかなど分かりそうなもので、出来るはずのない子に「1時間勉強しろ」と言う教師には退職をお勧めする。無能も度が過ぎているからだ。
それで、「1時間は無理でも、10分なら出来る」と推測すれば、「10分やってよ」と頼んでみる。
10分では全然足りないが、やるとやらないでは、とんでもない違いである。
それなら、せめて10分やってもらうべきである。
これについて、面白い話がある。
実話かどうか多少疑っているが、合気道家の藤平光一氏の『氣の威力』という本の中のものだ。
算数が全然駄目な男の子がいたが、その子は遊ぶのが大好きで、すぐに遊びに行きたり、少しも勉強しそうにない。
そこで、藤平氏は、その男の子に、
「勉強しなくていいから、1日1っぺん、必ず算数の教科書を開いて、『算数が好きだ』と言ってくれ」
と言った。
その子にとっては、「勉強しなくていい」というお墨付きがもらえるわけだから、喜んで従った。
そうしたら、やがて、その子は、算数が凄く出来る子になったらしい。
1時間が無理なら10分、10分が無理なら1分、それも無理なら、せめて教科書を開き、「算数が好きだ」と言うだけにする。
それで本当に成果が出るかどうかはともかく、それでクタクタに疲れたり、ストレスがたまるわけではない。むしろ、「勉強しなくていい」のであるから、爽やかであるはずだ。
そして、教科書を開き「算数が好きだ」と言うことにデメリットは全くなく、わずかかもしれないがメリットはあると思う。それなら、やった方が良いのではないだろうか。
小さな可能性が大きく育つことはあるが、可能性ゼロのまま放置すれば、いつまでもゼロである。
腕立て伏せについて、YouTubeでムキムキの身体をした人が、
「腕立て伏せは限界までやって、さらに、そこでもう1回やって下さい」
と言うが、それは、筋トレ好きの趣味である。
そんなことを普通の人に言えば、言われた人は、全くやらなくなる可能性が高い。
そんな個人的な趣味は言わず、精一杯やって10回の人なら、3~5回なら楽なはずだから、それを毎日続ければ、全くしないのと比べ、物凄く大きな差になることは間違いない。
いや、1回でも、やるとやらないでは全然違うと思う。
それに、1回と言っても、やがて、楽々と3回、5回、10回とやれるようになるが、それは、最初にスタート出来てこそである。
けれども、10回なら楽に出来るようになったのに、調子に乗って、無理に15回やり、それが苦しいと、腕立て伏せが嫌いになり、いつのまにかやらなくなる。
また、本当はシンドくて嫌なのに、根性でやると、ストレスがたまり、不健康になり、下手すると病気になる。
だから、楽に楽しくやれるだけやれば良いのである。
これも、本当かどうかは知らないが、物理学者で合気道家の保江邦夫氏が著書に書いていた、こんな話も参考になる。
保江氏がスイスの大学に講師に行った時、現地の人達と一緒に武道のトレーニングをやったのだが、スイスには巨体の人が多く、いくら保江氏が合気道の有段者でも、力が強い大男には全く歯が立たない。
そんな時、合気道の先輩である数学者の木村達夫氏が、四股を毎日千回踏めと言う。木村氏は、自分はやっていると言う。
しかし、保江氏は、千回は無理と、300回だけやったらしい。
すると、しばらくしたら、以前は全く敵わなかったスイスの大男に楽勝出来、自分で驚いた。
もし、保江氏が真面目な人で、先輩の言いつけ通り千回やろうとしたら、おそらく、続かなくて、全然やらなくなっただろうが、それなら、いつまで経っても大男には勝てなかったはずである。
「やらないよりはマシ」をすっと選択出来る保江氏の賢さと言うか、根性がないことが良かったのである。
そんなわけで、腕振り運動も、毎日千回以上が好ましいが、せめて50回でもやると良いと思う。
ただし、毎日やるというところは曲げてはならない。でないと、すぐに、全然やらなくなるからだ。そもそも、「毎日せめてこのくらいは」というところから、50回とか100回とか決めるのであるが、それすら出来ないようでは、さすがにヤバい(笑)。
私は、現在、アレクサンダー・ロイド博士が開発した「ヒーリングコード」に取り組んでいるが、ロイド博士の著書では、「1回最低6分、1日最低3回」を、かなり絶対的な条件としている。
しかし、1日3回はともかく、1回6分が私には厳しい。
また、ロイド博士が勧めるように、「ヒーリングコード」をしながら、お祈りをするというのは、私にはおそらく無理だ。
そこで、1回1分もしないかもしれないが、とにかく、1日3回以上は必ずやるようにしようと思う。
私がこれを始めた目的の1つが、10月以降、苦しめられているアレルギーによる肌の異常である。
そして、「ヒーリングコード」2日目で、それまで、夜中に何度も起き、眠れなかったのが、昨夜は、一度も起きずに寝られた。
この調子で行こうと思う。
だが、あまりに自分を甘やかすというのも戒めねばならない。
尚、上の保江邦夫氏のエピソードが保江氏のどの本に書かれていたか分からない。
個人的には好きな人ではなく、むしろ、嫌いな人で(笑)、無駄に沢山出している著書も、現在は全く関心がない。
しかし、その子を見て、1時間も勉強が出来るかどうかなど分かりそうなもので、出来るはずのない子に「1時間勉強しろ」と言う教師には退職をお勧めする。無能も度が過ぎているからだ。
それで、「1時間は無理でも、10分なら出来る」と推測すれば、「10分やってよ」と頼んでみる。
10分では全然足りないが、やるとやらないでは、とんでもない違いである。
それなら、せめて10分やってもらうべきである。
これについて、面白い話がある。
実話かどうか多少疑っているが、合気道家の藤平光一氏の『氣の威力』という本の中のものだ。
算数が全然駄目な男の子がいたが、その子は遊ぶのが大好きで、すぐに遊びに行きたり、少しも勉強しそうにない。
そこで、藤平氏は、その男の子に、
「勉強しなくていいから、1日1っぺん、必ず算数の教科書を開いて、『算数が好きだ』と言ってくれ」
と言った。
その子にとっては、「勉強しなくていい」というお墨付きがもらえるわけだから、喜んで従った。
そうしたら、やがて、その子は、算数が凄く出来る子になったらしい。
1時間が無理なら10分、10分が無理なら1分、それも無理なら、せめて教科書を開き、「算数が好きだ」と言うだけにする。
それで本当に成果が出るかどうかはともかく、それでクタクタに疲れたり、ストレスがたまるわけではない。むしろ、「勉強しなくていい」のであるから、爽やかであるはずだ。
そして、教科書を開き「算数が好きだ」と言うことにデメリットは全くなく、わずかかもしれないがメリットはあると思う。それなら、やった方が良いのではないだろうか。
小さな可能性が大きく育つことはあるが、可能性ゼロのまま放置すれば、いつまでもゼロである。
腕立て伏せについて、YouTubeでムキムキの身体をした人が、
「腕立て伏せは限界までやって、さらに、そこでもう1回やって下さい」
と言うが、それは、筋トレ好きの趣味である。
そんなことを普通の人に言えば、言われた人は、全くやらなくなる可能性が高い。
そんな個人的な趣味は言わず、精一杯やって10回の人なら、3~5回なら楽なはずだから、それを毎日続ければ、全くしないのと比べ、物凄く大きな差になることは間違いない。
いや、1回でも、やるとやらないでは全然違うと思う。
それに、1回と言っても、やがて、楽々と3回、5回、10回とやれるようになるが、それは、最初にスタート出来てこそである。
けれども、10回なら楽に出来るようになったのに、調子に乗って、無理に15回やり、それが苦しいと、腕立て伏せが嫌いになり、いつのまにかやらなくなる。
また、本当はシンドくて嫌なのに、根性でやると、ストレスがたまり、不健康になり、下手すると病気になる。
だから、楽に楽しくやれるだけやれば良いのである。
これも、本当かどうかは知らないが、物理学者で合気道家の保江邦夫氏が著書に書いていた、こんな話も参考になる。
保江氏がスイスの大学に講師に行った時、現地の人達と一緒に武道のトレーニングをやったのだが、スイスには巨体の人が多く、いくら保江氏が合気道の有段者でも、力が強い大男には全く歯が立たない。
そんな時、合気道の先輩である数学者の木村達夫氏が、四股を毎日千回踏めと言う。木村氏は、自分はやっていると言う。
しかし、保江氏は、千回は無理と、300回だけやったらしい。
すると、しばらくしたら、以前は全く敵わなかったスイスの大男に楽勝出来、自分で驚いた。
もし、保江氏が真面目な人で、先輩の言いつけ通り千回やろうとしたら、おそらく、続かなくて、全然やらなくなっただろうが、それなら、いつまで経っても大男には勝てなかったはずである。
「やらないよりはマシ」をすっと選択出来る保江氏の賢さと言うか、根性がないことが良かったのである。
そんなわけで、腕振り運動も、毎日千回以上が好ましいが、せめて50回でもやると良いと思う。
ただし、毎日やるというところは曲げてはならない。でないと、すぐに、全然やらなくなるからだ。そもそも、「毎日せめてこのくらいは」というところから、50回とか100回とか決めるのであるが、それすら出来ないようでは、さすがにヤバい(笑)。
私は、現在、アレクサンダー・ロイド博士が開発した「ヒーリングコード」に取り組んでいるが、ロイド博士の著書では、「1回最低6分、1日最低3回」を、かなり絶対的な条件としている。
しかし、1日3回はともかく、1回6分が私には厳しい。
また、ロイド博士が勧めるように、「ヒーリングコード」をしながら、お祈りをするというのは、私にはおそらく無理だ。
そこで、1回1分もしないかもしれないが、とにかく、1日3回以上は必ずやるようにしようと思う。
私がこれを始めた目的の1つが、10月以降、苦しめられているアレルギーによる肌の異常である。
そして、「ヒーリングコード」2日目で、それまで、夜中に何度も起き、眠れなかったのが、昨夜は、一度も起きずに寝られた。
この調子で行こうと思う。
だが、あまりに自分を甘やかすというのも戒めねばならない。
尚、上の保江邦夫氏のエピソードが保江氏のどの本に書かれていたか分からない。
個人的には好きな人ではなく、むしろ、嫌いな人で(笑)、無駄に沢山出している著書も、現在は全く関心がない。
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