高学歴だったり、スキルがあったりするわけでもない人が、就職したい時に、どうすれば良いか少し述べてみたい。

企業が雇いたいのは、未経験なら、奴隷のように働いてくれる人で、まずは、そのような立場で採用されても良いと思う。
経験がないというのは子供と同じだということで、もし、10歳の子供を働き手として選ぶ時、まさか、「自分の意見をちゃんと言う」だの「新しいことを提案します」なんて、妄想勝ちな馬鹿な子を選ばないだろう。
健康で、絶対に遅刻せず、絶対文句を言わず、絶対逆らわず、言われたことを必死でやる子であることだけを求めると思う。
歳がいくつだろうと、経験がないなら同じことだ。
確かに、だからといって、あまりに無茶な要求をされたら、「出来ません」と言うなり、労働監督局に訴えるなり、辞めるなりすれば良いが、かなりの無茶は要求されて当たり前と思う。
明らかに道徳や倫理に反していれば(例えば、誰かを殴れと要求される等)、「出来ません」と言えば良いが、単に、「凄く面倒臭い」ことや「凄くシンドイ」ことは、やって当たり前なのである。
あるいは、道徳や倫理に反しないなら、「凄く恥ずかしいこと」をしなければならないことも当然ある。
例えば、「裸になって踊れ」なら「出来ません」で良いが、自分に関わりのないことでも、100件の顧客のところに行って、頭を下げて謝ることは、恥ずかしくて楽しいはずはないが、やれと言われたらやるしかないだろう。また、「裸になって踊れ」も、職場によっては「そんなの当たり前」かもしれない。例えば、お笑い芸人の事務所である。

ただ、いつまでも、そんなことをしたくないから、経験とスキルを得たいのである。
プログラマーになる場合はどうだろう?
SIer(エスアイアー)と呼ばれる(私は呼ばないが)ようなシステム開発会社に入るには、プログラミングやコンピューターが本当に好きな場合だけにした方が良い。
そして、本当にそんなことが好きなら、勝手に入ってスキルを上げるだろうから、私が何か言う必要は全くない。
そんな者なら、プログラミング言語の1つや2つは当然出来るはずだから、「俺、Java、無茶苦茶出来ます」と言えば、すぐ入れてくれるだろう。
あるいは、新しい分野に進みたいなら、「VBやPHPは仕事で長くやってきました。しかし、Pythonも、中級の書籍程度なら完全にマスターしています」と言えば、是非欲しいと思ってくれる会社も多いと思う。
大手に新卒で入る場合はいざ知らずだが、研修で勉強しようなどと思うのは論外だろう。

次は、それほど徹するわけではないが、ITの仕事をしたい場合である。
その場合、Excelマクロ(VBAプログラミング)の仕事を狙えばどうだろう?割と美味しい仕事と思う。
会社の事務員として、安定した仕事を持ちつつ、Excelマクロを作り、いずれは、専門のExcelマクロ社内開発要員になるのである。
何と言っても、世界中で、Excelを使わない会社はほぼない。「使わない」って会社は入らなくて良い。変な会社かもしれないから。
だから、入れる会社は多いし、たとえ、その会社でExcelマクロが使われていなくても、あなたが始めれば、すぐにリーダーになれる可能性がある。
そんなことを狙っての入社の方法だが、当然、Excelはかなり使えることと、Excelマクロの実用書程度は自力で完全にマスターすることだ。
そして、面接で、「俺、Excelはもちろん、Excelマクロ、無茶苦茶出来ます」と言えば(多少、ハッタリでも良い)、入れてくれる会社はいくらでもあるだろう。
この時、「私、Excelはもろチン、いえ、もちろん、Excelマクロ、無茶苦茶出来ます」と言ったら入れてくれない(笑。『僕は友達が少ない』に登場する美少女シスター、高山ケイトの真似)。
ただ、それで入れてくれるなら、未来はバラ色であるから、賭けてみても・・・やはり、やめておけと言いたい(笑)。
そして、こういったプログラマーになった場合、あるいは、これからなろうとする場合、Excelでなく、AccessとAccessマクロをマスターすれば、さらに有望である。
なぜなら、Accessをマクロまで使えば、少々の規模の企業でも、基幹システムだって作ることが出来るからだ。この場合は、データベースとして、Access自体のデータベースではなく、SQL Serverが必要だが、SQL Serverの無料バージョンをパソコンにインストールして勉強すれば良い。
私は、Accessの威力は散々味わった。
なぜAccessが良いかというと、Accessでの開発速度は、JavaやC#などを使うよりはるかに速いことによる。
会社の中では、「このコンピューター処理を早くやりたいが、開発会社にJavaやC#で作ってもらうと、時間がかかってしまうし、費用も高い」という物件が沢山ある。特に、儲かっている、優良な会社の場合は絶対そうだ。
そんな時、Accessで、その要求に応えれば、嫌でもモテモテのシステムエンジニア・プログラマーになれるのである。
また、開発会社に作らせると、ちょっとしたシステムの修正や追加でも、かなりお金を取られ、時間もかかる。それに面倒だ。
だが、社内の開発者がAccessでやる場合は、すぐに対応することが可能で安心だし、ある意味、タダである。
「俺、Excelマクロ、無茶苦茶出来ます」「俺、Accessマクロ、無茶苦茶出来ます」と言って就職しようではないか。








  
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