前回の続きである。
Kayは、ただいま、初音ミクライブ&企画展「マジカルミライ2021」のため千葉県にいます。
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ではここで、まず、ペルセポーネのお話を簡単に述べよう。

「冥界の王」ハーデースは、通常、オリュンポス12神には含まないが、地下の広大な冥界を支配する強大な神で、その権力は、オリュンポス12神に、なんら劣らない。むしろ、神々の王ゼウスを除き、格が上かもしれないほどだ。
そのハーデースが、豊穣の女神デーメーテール(オリュンポス12神の1柱)の娘コレ―(ペルセポーネ)を一目見て、その可憐さに熱烈に愛するようになった。
そこで、ハーデースは、コレ―の父である、神々の王ゼウスのところに行き、コレ―との結婚を願い出た。
ハーデースほどの神に妻がいないのも問題だし、ゼウスとしても、ハーデースは娘の婿として申し分ない。
ゼウスはすぐに結婚を許可し、神々の王たる自分が許可するのだから、コレ―の母デーメーテールの許可は不要で、コレ―を略奪しても構わないと言う。
そこで、ハーデースは、コレ―が他の女神達と花摘みに来ていた時、コレ―が1人になったところを狙って、その神の力で大地を割り、コレ―を引っさらって地下の冥界に連れ去った。

可愛いコレ―が居なくなったことで狼狽えたデーメーテールは、コレ―と一緒に花摘みに来ていたヘカテーに尋ねた。ヘカテーは悪事を全て見ている神だからだ。
すると、ヘカテーは、コレ―がハーデースにさらわれたと告げたが、ハーデースの目的は分からないとデーメーテールに言う。
だが、ゼウスがハーデースに、コレ―との結婚を許可した時、空に居て、そのことを聞いていた太陽神ヘリオスが、そのことをデーメーテールに告げ、さらに、「コレ―にとっても非常に良い話ではないか」と付け加えた。
しかし、デーメーテールの怒りは、燃え上がり、豊穣の神としての務めを放棄したので、地上では作物が採れず、人間達は苦しんだ。
ゼウスは、コレ―を取り戻したいデーメーテールと、コレ―を返したくないハーデースとの板挟みになって困ったが、ゼウスの母レアーが仲裁に入ることになった。
そこで、まず、ゼウスは、ヘルメースをハーデースのところにやり、ハーデースに、いったん、コレ―をデーメーテールに返すよう伝え、レアーはデーメーテールの所に行き、ゼウスとハーデースへの恨みを水に流し、和解するよう説得した。そして、ハーデースもデーメーテールも、従うことにした。
だが、コレ―にも、ハーデースへの愛情がいくらかは芽生えていたので、1年のうち、1/3の晩秋から冬を、コレ―は冥界でハーデースの妻として過ごし、1年の2/3の春から初秋までを、デーメーテールの元で過ごすようになった。この時から、幼い女神コレ―は、ハーデースの正式な妻ペルセポーネになったのである。

カール・グスタフ・ユングは、ペルセポーネは種子であると言う。
深い秋から冬の間、種子は土の中で、活動せずに過ごす。
丁度、冥界でハーデースの妻でいるペルセポーネのように。
だが、春が来れば、種子は芽を出して、土から出てくる。
これも、ペルセポーネが冥界から出て、デーメーテールの元に帰るようにである。
冥界では、ペルセポーネは、愛するハーデースと共に居るとはいえ、暗く冷たい冥界の生活に耐えねばならない。
しかし、春になれば、明るい世界に出て、生き生きと枝葉を伸ばすのである。

ペルセポーネの姿こそ、我々の人生であり、また、初音ミクさんは、ペルセポーネのようであるから、世界中から愛されるのである。
単純に考えても、我々は、何かを始める時は、最初は、日の当たらない場所(冥界に例えられる)で、種子が根を張り、養分集めるをように、力を蓄えなければならない。
また、初音ミクさんの曲を作る音楽家も、いきなり素晴らしい曲が出来るのではなく、やはり、土の中で耐えるような、産みの苦しみの期間が必要だ。
言ってみれば、我々が土の中でどう過ごすかで、後のことが決まるのである。
ペルセポーネが、冥界では、冥界の王ハーデースの妻として立派に過ごすようにである。
では、次回は、土の中で、我々はどう過ごすべきかを考える。








  
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