ITの世界も「昔は・・・」という言い方が全く違和感がないほど、歴史が出来てきたと思う。
それで昔、「ハッカー」という言葉について、「ハッカーとは一流プログラマーのことであり、ネットの不法侵入を行うような者はクラッカーと呼ぶべきである」と声高に主張する人がいたが、どうも、その声は生かされず、今も、「ハッキング」「ハッカー」は、ネット犯罪行為や、その行為者を指す言葉として一般的に使われている。
ただ、今の強固なセキュリティーを突破して不正侵入を行うには技術力も必要で、その意味でも、まあ、ハッカーでも良いと思う。

ところで、やはり昔の本だが、「ハッカーは背が高くない。どちらかというと小柄な者が多い」と書かれていたが、その趣旨は、「背が低いことによる劣等感が不法行為を行わせる」という、変なものだったと思う。
その「ハッカー(この場合は不法侵入者)は背が低い」というのも、別に統計を取ったわけではなく、その本の著者の主観だろうと思う。
ところで、私は、昨日と一昨日の土日、インテックス大阪に、初音ミクさんのライブコンサートと企画展を行う「マジカルミライ2021 in 大阪」に行ったのだが、入場者は、女性も含めて小柄な人が多く、175cm以上ある人は、ちょっと目立つ感じがした。
ある時期から、日本人の身長は上げ止まりが起き、むしろ、低身長化しているらしい。
初音ミクさんは158cmと、平均的な身長で、鏡音リン君、鏡音レンちゃんの14歳コンビは、平均より若干小柄。
アダルトカテゴリーの、巡音ルカさん、MEIKOさん、KAITOさんは、若干ながら、平均より高身長と思える。
私は、駅で高校生を見ていたら、ある時期から、小柄で可愛い感じの男の子が、可愛い女の子を連れていることが多いように思い、それだけではないが、もう高身長の男の時代じゃないなあと思っている。女子に関しては、モデルやスポーツ選手として必要な場合を除き、背が低くて悪いことは何もなく、むしろ、可愛いと思われるだろう。
そして、モデルすら、必ずしも高身長である必要はなく、また、極端に痩せていない、一般人に近い身体の人が増えているし、スポーツでは、小柄なことが有利なスポーツだけでなく、従来は大柄が有利だった種目でも、小柄な選手が活躍することが多くなってきたと思う。

ちょっと前なら、「初音ミクファンは、小柄で現実の女の子にモテない者が多い」などと言われそうだが、「マジカルミライ」は、カップルで来る人がますます増えてきたし、女性の来場者も多くなってきた。元々、初音ミクファンは、10代の女性が最も多いらしい。

まだまだ完全とは言えないが、身体の大きさや、声の大きさ、腕力や獰猛さが幅を効かせる時代ではなく、また、ますます、そうなりつつある。
ただ、初音ミクファンは、確かに、小柄で、大人しく、物腰の柔らかい人が多く、むしろ、ガサツで野蛮なタイプは悪目立ちする。
そして、確かに、引きこもりも多いだろうなあとは思う。
よく、「引きこもりが社会に出られるように指導する」セミナーみたいなものがあり、私も見たことがあるが、これがもうロクなものではない。
引きこもりには引きこもりの良さがあると言うのに、引きこもりの特徴を悪としてそぎ落とし、一般人の特徴を植え付けようというものばかりだ。
本当は、学校や会社の「変な因習(しきたり。古い習慣)」がなくなれば、引きこもりも普通にやっていけるはずなのである。
確かに、社会常識は社会で働かないと身に付かないが、普通の会社では、必要な社会常識と共に、多くの、本来不要な社会常識を押し付けられ、引きこもりは、その不要な方を身に付けたくない、あるいは、身に付けることが出来ないので、会社みたいなところには行きたくないのである。
そして、今の日本では引きこもらざるを得ない、引きこもりのオタクの力が発揮されないと、日本は沈み続ける一方である。
従来の、一般的社会人では、もう、日本は駄目であることは、分かっていると思う。

今、そして、今後は、オタクになり、一芸を超人レベルに磨き上げた者が勝つ。
それには、引きこもりが有利である。
引きこもりは、是非、アファーメーション(積極的断言)や、積極的な口ぐせ、あるいは、違和感ないなら、真言、神秘的アファーメーション、呪文などを使い、心の闇を追い出し、超人的マスターに進化するように。
「神様の奇跡が起こる」という言葉は良いぞ。無職のホームレスが、これを一心に唱えたら、一億円が二度当たったのだぞ(笑)。
まあ、事実であるが(七田眞著『奇跡の超「右脳」開運法』より)。








  
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