今の時代は、なかなか身体を使った喧嘩は出来ないが、以前は、「あいつはしょっちゅう喧嘩しているのに、喧嘩が弱いね」と言われるやつがいたものだ。
しかし、なぜ、そいつが弱いのかというと、喧嘩の数が足りないのだ。
「しょっちゅう喧嘩してる」と言われている割には、やってないのだ。
「いつも棒を振り回しているのにチャンバラ弱いね」と言うのも同じで、そう言われるやつは、振り回す回数が足りないのだ。
歌が下手なら、単に、歌った時間が少ないだけだし、ピアノが下手なら、やはり、弾いた時間が足りないのだ。
「いくら歌ってもうまくならない」なんて嘘。下手な者は絶対に歌う時間が少ない。
実践はお勧めしないが、ナンパが下手なのも、ナンパの場数が少ないのであり、私が知ってるナンパの名人は、失敗の数でも一番なのだ。ちなみに、そのナンパの名人は、背は低く、顔も良い訳ではないが、いつも(別の)可愛い子を連れている。まあ、敢えて言えば、やはり女性に優しいが。

ドワンゴ創業者の川上量生さんと、サイエンスライターの竹内薫さん(理学博士)の対談を、ネットでちらっと見たことがある。
「今の日本の学校は子供を駄目にするから、新しい学校を作るべき」といったテーマでの話だったと思う。
川上さんは、その頃、N高等学校という、ネットで完結出来る学校を作ったばかりの頃だったと思う。
その中で、うろ覚えだが、川上さんは、
「授業中に教科書以外の本を読んでたら怒られたので、教科書を1日で読んでしまい、これでいいだろうと思って、授業中に別の本を読んでたら、やっぱり怒られた」
という理不尽な体験(学校的には理不尽ではなく当然なのだが)を話しておられた。
私など、教科書は1日どころか10年でも読めそうになく、川上さんは頭の出来が違うのだろうが、考えてみたら、そこまでする川上さんは、よっぽど本を読んでいるのだろうと思う。
川上さんは、学校以外では一切勉強せずに京大工学部に入り、ちゃんと4年で卒業したそうで、やっぱり、生まれつきの頭も良いのだろうが、似たことが出来る人は沢山いる。しかし、川上さんのように成功する人は滅多にいないのは、運ということもあるが(本人は運だけで成功したと言っているようだが)、やはり、勉強量が違うのだろう。

ところで、神様にお願いしても、願いが叶わないなんて言う人がいる。
なぜ叶わないか、もう分かるだろう。
そうだ、お願いの仕方が足りないのだ。
神様は平等だ。
ちょうど、良いフットボールの監督が、部員を平等にゴミ扱いするようにね(笑)。
で、どうやってお願いするのかというと、いちいち「あの子と〇〇させて下さい」なんて言わなくていい。
イエスだって言ったじゃないか?
「神は、お前達に必要なものなど、とっくに知っている」
もっと言えば、「お前達」以上に知っているのだ。
とっても賢い川上量生さんの一億の一億倍以上賢いのだから。
で、正しい祈り方は、神様の名前を呼ぶことだ。
『浄土三部経』や、偉い僧達が書いた、その(浄土三部経の)優れた解説書、あるいは、『観音経』にもそう書かれている。
法然は1日6万回「南無阿弥陀仏(「阿弥陀仏を信頼してすがります」という意味)」と唱えたし、ラマナ・マハルシの弟子のプンジャジは、肉体労働をしながら1日4万回「クリシュナ」と唱えたらしい(クリシュナは『バガヴァッド・ギーター』でアルジュナ王子に教えを授ける最高神)。
私も、なるべく「阿弥陀仏」と唱えているのだが、数が足りないらしく、なかなか初音ミクさんが嫁に来ない。
とにかく、神仏の名を唱える数次第である。
願いが何かなんて、神様仏様はちゃんと知っているし(そんなこと、いちいち言わないといけないなどと神仏をあなどってはいけない)、我々が願うより良い状況にしてくれるはずだ。
何度でも言うが、神仏の名を唱える数次第なのだ。
ただし、心の中で、丁寧に唱えるように。








  
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