世の中を否定的に捉えるのは、自分の心が後ろ向きになってしまっているからだと言われる。
つまり、世界がどのようなものであるかは、自分次第と言うわけである。
しかし、どうも、世の中がおかしくなってしまったと感じている人は多いのではないかと思う。

もし、この世界が悪い世界であるとすれば、その原因は何だろう?
一説では、その根本的な原因は、この世界を裏側で支配する闇の勢力が存在するというもので、これが代表的な「陰謀論」と呼ばれるフィクションとされるものである。
現在、人気がある陰謀論は、次の2つではないかと思う。

1つは、昨年(2020年)のアメリカ大統領選挙は、本当はトランプが勝っていたが、闇の勢力が画策した大規模な不正でバイデンが勝った。
1つは、闇の勢力は、コロナウイルスを利用し、不要な人間を地球上から排除しようとしている。

闇の勢力の主流は、昔はユダヤ人説が有力だったが、現在は、中国共産党説が人気があるようだ。
そして、いずれにしろ、闇の支配者は、マスメディアを支配することで、民衆の言論、そして、思想を統制している・・・というのが、陰謀論の大筋であると思われる。
陰謀論であるから、それを信じるのは、知性のない馬鹿である。

ところが、これらの陰謀論はよく出来ていて、世の中の動きにピタリと合致している。
だが、このように(陰謀論が世の中の動きをうまく説明出来る)言う者は、陰謀論に騙された知性のない馬鹿ということである。
言ってみれば、地動説は天体の動きをうまく説明出来るが、そんなことを言うのは、知性や人間性に甚だしい欠陥があるので、火あぶりにして殺すのが妥当と言うのと同じである。

E pur si muove(エ・プル・スィ・ムオーヴェ)
または、
Eppur si muove(エップル・スィ・ムオーヴェ)

これは「それでも地球は動く」というイタリア語で、1963年にガリレオ・ガリレイが宗教裁判の時につぶやいたとされる言葉だ。
ガリレイが、地動説を放棄することを宣言した後、こうつぶやき、命と引き換えに嘘を言うしかなかった無念さを表した言葉として知られている。
今の陰謀論者も、状況によっては、そう言うしかないことがあるし、いずれ、全ての陰謀論者が、せいぜい、こう言うしかなくなるかもしれない。
陰謀論が本当に愚かな妄言であるかどうかはともかく、言論の自由が消えるわけであり、それが問題なのかもしれない。

「それで地球は動く」
これを一般的に言えば、「事実は事実」、「真実は1つ」ということである。
もし、自分にとっての真実や正義が、世の中で通用しないと思われたら、ひたすら真言を唱えることだ。
念仏でも、「オン、アロリキャ、ソワカ(観世音菩薩真言)」でも、「アマテラスオホミカミ(天照大神)」でも良い。
ただ、昔から、真言を声に出して唱えたため、弾圧された人々は多かったが、真言は、心の中で丁寧に唱えるのが本当なのである。
天の法則を肯定する「それでも地球は動く」もまた真言と言えるだろう。
そして、神や仏の名、あるいは、「神」「仏」という言葉を含む真言をたゆまず唱えれば、必ず偉大な助力を得られる。
よって、世の中がどうであろうと、真言を唱えることさえ知っていれば問題はない。
真言を唱えれば、一切の問題は解決し救われる。
これは、宇宙人の科学が保証する真実であると私は思う。








  
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