自分の脳や筋肉の力を超えた何かの力で願望を成就する、引き寄せの法則や、それと中身は同じだが、潜在意識による成功法則(以下、「引き寄せの法則」にまとめる)は、昔から一定の割合の人達に人気があると思う。
だが、実際は、文明国の中では、引き寄せの法則に興味がある人間の割合は、あまり多くないと思う。
と言うのは、引き寄せの法則は、学校の教科書にも、マスコミの報道にも全く出て来ないので、普通の人は、引き寄せの法則のことを聞いても、非常に怪しく感じてしまうからである。
(普通の人は、教科書やマスコミの報道しか信じないよう洗脳されている)
マスコミが引き寄せの法則に関わることを報道する時は、引き寄せの法則をいかがわしいものと言うのである。
丁度、マスコミが、トランプ大統領のことを、いかがわしい人間、まともでない人間と報道したようにである。
だから、引き寄せの法則に対し、肯定的な興味があるなら、少なくとも、学校やマスコミに洗脳されていない人達だとは言える。
とはいえ、いかがわしい引き寄せの法則の本やセミナーや教材が非常に多いのも確かであり、そんなものほど、大勢の馬鹿な人間をうまくファンにする。言ってみれば、これまで学校やマスコミに洗脳されていた人達を、いかがわしい引き寄せの法則で洗脳するのである。
だから、引き寄せの法則のファンの多くも、実際は優秀ではない。

引き寄せの法則には、いかがわしいものも多いが、良いものもある。
だが、良いものであっても、うまく使える人は、きっと多くはなく、実際は、ほとんどうまくいかないのだ。
その理由を分析しても、あまり益はない。
重要なことは、引き寄せの法則は難しく(「簡単」と宣伝されているものほど)、一生かけてもマスター出来ない可能性が高いということだ。
私は引き寄せの法則で、かなりうまくいったことがある。
印象的なものでは、セールスコンテストで、目標額を千円程度の誤差でぴったり達成し、優勝した時のことだ。
しかし、失敗したものも多く、うまくいっても、犠牲を伴ったものが多く、全体としては、あまり幸福感はない。

ところで、気が付いたが、引き寄せの法則で目指すのは、外的成功・・・経済的なことや名誉的なことである。
健康も引き寄せの法則で扱う場合が多いが、経験上、引き寄せの法則を忘れた時に健康になる。
また、過ぎたお金や名誉は無い方が良いことも分かってきた。
そして、引き寄せの法則は、欲望をモチベーションにするので、より多くのお金や名誉や、その他の外面的なものを欲しがるし、また、欲しがらせる。
有名なCMで「1年生になったら友達百人出来るかな」というのがあったが、普通の人、まして、小学1年生の子供に百人の友達など必要だろうか?
答は「ノー」であることは馬鹿でも分かるのに、こんなCMに反発しないのだから、我々はどこかおかしい。
「あればあるほど良い」という、変な思考を持っている・・・つまり、欲にまみれている。

また、どんなに順調な人生にだって、痛みや苦しみはある。
痛みや苦しみをゼロにしようと思うと、大きな痛みや苦しみを引き寄せる。
大成功する運命であれば、大成功するしかないが、それと同時に、大きな不幸を呼んでは仕方がない。
こういった、天地自然の理を理解し、それを基に人を指導出来るのが本当の賢者である。
その最高の賢者が釈迦であったが、釈迦が「念仏の教えだけが最後に残る」と言ったのは、根本的には本当と思う。
我々が、大切な願いを叶えながら、なおかつ、味わうべきでない苦しみを避けるには、人間には、真言を唱えるしか方法はない。
心で真言を丁寧に繰り返すことで、内面と外面のバランスを取り、必要なものは努力せずとも得、災難は最小限にするからである。
なぜそうなるかは、我々の知性の範囲を超えるが、出来る範囲でこれまで説明してきたし、今後は、もっと分かり易く説明出来るようになるかもしれない。
しかし、私も、気が付いたら、心は真言を唱えておらず、つまらないことを考えていることに気付く。
まさに、たまに思い出して真言を唱えている状態だ。
だが、「生活しながら真言を唱える」のではなく「真言を唱えながら生活する」ようになれば、神仏と一体化してきて、無敵であろう。
かつて日本には、念仏という真言を唱える、一見、普通の人なのに、全く奇跡的な人物が沢山いた。
そんな人達は、妙好人と呼ばれることもあったが、全く自分を持たず、ただのおばあさんが暴虐なゲリラ(不正な行為を行う民兵組織)に銃殺される際にも平然としていたこともあった。
信仰の力と言えなくもないが、それらの人達は宗教の教義に詳しい場合はむしろ少なく、ただ念仏を唱えていた。
また、般若心経を唱える普通の人が、よく観察すると常人ではなかったという報告も少なくない。
様々な研究成果を一言で言うなら、人間は2種類であり、数多く真言を唱える真人(神人)か、そうでないかであると思う。








  
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