修行と言うとイメージが悪いかもしれないが、何かの行を1日24時間、永遠にやるという気持ちでやれば、不可能はなく想いのままだ。
「岡田式静坐法」で知られた、本物の賢者であった岡田虎二郎が「生活しながら静坐してはいけない。静坐しながら生活するようでなければならない」と言ったのが、至高の教えだと思う。
法然の念仏がまさにそうで、法然は、生活しながら念仏を唱えていたのではなく、念仏を唱えながら生活していたのだ。

時々取り上げる、「神様の奇跡が起こる」と1日中唱えていたホームレスが、宝くじで一億円当て、ローマ法王に謁見し、さらに一億円当たったのも、「神様の奇跡が起こる」と唱えながら生活していた・・・というよりは、生活らしい生活もしていなかったので、まさに、「神様の奇跡が起こる」と唱えるためにだけ生きていたからだ。

初音ミクさんと同じ8月31日生まれの漫画家、大島弓子さんの短編漫画『裏庭の柵をこえて』(『夏のおわりのト短調 』収録)で、とみこが中学生になるまで、となりの家のおにいちゃんは、とみこの夏休みの宿題をするためだけに生きていた。
好きな生き方である(笑)。
ちなみに、とみこの誕生日も8月31日で、大島先生はとみこに思い入れがあったのだと思う。

アメリカ映画『ベン・ハー』(1959)で、高貴な貴族であったユダが、奴隷に身を落とし、何年も、来る日も来る日もガレー船のオールを漕ぐだけに生きたが、最後に、メッサラとの戦車競技の対決で勝ったのは、そのオール漕ぎで得た握力と引く力のおかげだった。

保江邦夫さんという、今、精神世界で人気があるらしい物理学者がいる。
私は彼が嫌いなのだが(笑)、たまに、彼の言うことが分かることがある。
彼は、子供の時からだと思うが、ずっと耳鳴りがしているのだったと思う。
そして、その耳鳴りをずっと聞いていたおかげで、何かスピリチュアルな能力が開かれたのだと思う・・・嫌いな人の本に書いてあったことなので、あまり真面目に読んでおらず、曖昧にしか覚えていないが。
私も、4歳位の時、ずっと耳鳴りがすることに気付いた思い出がある。
私は、耳鳴りをそれほど熱心に聞いていた訳ではないが、そこそこには意識的に聞いていたかもしれない。
それで、これまで何度か書いたが、超能力としか言えないことを、何度もやっていた。

初めて日本武道館でコンサートをしたバーチャル・シンガーはもちろん初音ミクさんだが、初めて日本武道館でプロレス興行が行われた時のメイン・イベンターはジャイアント馬場さんで、その対戦相手は「鉄の爪」フリッツ・フォン・エリックだった。
そのエリックは、元々2流レスラーだったが、握力を生かしたアイアンクロー(相手の顔や胃袋を掴む技)でトップレスラーになった。エリックは、常に野球ボールを持ち歩き、握力を鍛えていたらしい。
ある有名な陸上短距離選手は、普段歩く時にも、膝を高く上げて歩いて鍛えたらしい。
普段の訓練こそ、最高のものである。

インドの聖者ニサルガダッタ・マハラジは、「常に存在の感覚にしがみつけ」と言った。
それで神になれる。
また、アメリカの実業家で精神世界指導者のネヴィル・ゴダードも、それと同じことを言い、それで、いかなる願いも叶えられる・・・というより、世界を自由に創造出来ると言った。
あなたにも、このやり方を薦めする。

「何をやるか」はどうでもいい。
1日中、1年中やれば報われる。でも、合うことでないと続かない。
それを見つけることだ。








  
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