神仏は信じた方が良いとつくづく思う。
宮本武蔵は『神仏は貴いが頼らない』と書いているが、ノーマン・ヴィンセント・ピールが『積極的考え方の力』の最後に書いたように、神の力を求めた方が良い。
私は、ソクラテスが言ったように、神の力がなければ、人間に大したことは出来ないのだと思う。
では、神を頼ってばかりで自分で努力をしないのはどうかというと、さあ、それはどうだろう?(笑)
サミュエル・スマイルズは「天(神と同じだろう)は自分を助ける者を助ける」と言ったが、それは、スーフィー(イスラム教神秘主義)の格言にある通り、
「神を信用しろ。だが、ラクダはつないでおけ」
程度のことで良いのではないかと思う。
親鸞となると、「善いことをしなくて良い。悪いことをしても構わない」と言い、神仏は恐いものではなく、優しいものだと思った方が良い。
バランスの良い考え方としては、ジョセフ・マーフィーが述べたようなものが良いと思う。
どういうものかというと、
「神は年長のパートナー」
「神はあなたを可愛い息子や娘だと思っていると思いなさい」
ということで、こう考えている人で、悪い人生を送る人は、まずいないと思う。
人間の親というのは、現実的に、必ずしも素晴らしいものではないと思う。
だが、人類の真の保護者としての神の慈悲とか思いやりは途方もない大きさで、人間の想像の及ぶものではなく、これを西洋では愛と言うのだが、我々が思う愛とは、やはり、全く違うのである。
ここらは、アイルランドの「20世紀最大の詩人」ウィリアム・バトラー・イェイツは「愛は神の領域であり、人間に理解出来ない」と言ったが、あまり堅苦しく考えず、無制限に優しいのだと思っても良いと思う。
この「無制限の優しさ」を人間として最大に捉えたのが、親鸞の念仏の理念なのだと思う。
だから、親鸞のシンプルな教えである『歎異抄』は、世界でも愛読者が多いのであると思う。
念仏は、あらゆる現世利益ももたらすものであると親鸞は『現世利益和讃』で述べているが、この歌を難しく解説する「専門家」がいる。もっと素直に受け取れば良いのに、「念仏を唱えて利益があるなどという考え方はケシカラン」という思いが出てきてしまうのだろう。
だが、科学的に言ったって、念仏を唱えれば必ず願いは叶うのであると思う。
ただ、それは念仏に限らないというだけであり、自分より高レベルの存在に頼れば良いということで、それは、あらゆる本当に賢い人達の一致する見解であると言って間違いはあるまい。
余談
11月29日(日)、私は、インテックス大阪で開催された、初音ミクさんのライブ&企画展である「マジカルミライ2020」に行って来た。
ライブは、収容人数を50%に抑えたとはいえ、大変な人数であり、企画展も、特に物販などは開場前から長い行列が出来ていた。
こんな大規模イベントが行われることは、少し前は考えられなかったし、今でも慎重であるはずだが、「マジカルミライ2020」の、新型コロナウイルス対策は完璧で、実に感激したものだった。
開催者、スタッフの皆様の努力に深く感じ入った。
また、来場者の方も、ライブにおいては主催者の要請通り、皆、マスクを着け、声を出さないままで、いつもなら歓声を上げるところでは、ペンライトを離して拍手をした。
テーマは「夏まつり」であったが、馬鹿騒ぎするだけが祭ではなく、むしろ、この慎み深さ、敬虔さが、本当の祭なのではないかと感じた。
もちろん、ミクさん達、そして、バンドも、1日3公演で2日間というハードさの中でも、最高のパフォーマンスであった。
今月は、千葉県の幕張メッセで開催されるので、こちらも楽しみだ。
宮本武蔵は『神仏は貴いが頼らない』と書いているが、ノーマン・ヴィンセント・ピールが『積極的考え方の力』の最後に書いたように、神の力を求めた方が良い。
私は、ソクラテスが言ったように、神の力がなければ、人間に大したことは出来ないのだと思う。
では、神を頼ってばかりで自分で努力をしないのはどうかというと、さあ、それはどうだろう?(笑)
サミュエル・スマイルズは「天(神と同じだろう)は自分を助ける者を助ける」と言ったが、それは、スーフィー(イスラム教神秘主義)の格言にある通り、
「神を信用しろ。だが、ラクダはつないでおけ」
程度のことで良いのではないかと思う。
親鸞となると、「善いことをしなくて良い。悪いことをしても構わない」と言い、神仏は恐いものではなく、優しいものだと思った方が良い。
バランスの良い考え方としては、ジョセフ・マーフィーが述べたようなものが良いと思う。
どういうものかというと、
「神は年長のパートナー」
「神はあなたを可愛い息子や娘だと思っていると思いなさい」
ということで、こう考えている人で、悪い人生を送る人は、まずいないと思う。
人間の親というのは、現実的に、必ずしも素晴らしいものではないと思う。
だが、人類の真の保護者としての神の慈悲とか思いやりは途方もない大きさで、人間の想像の及ぶものではなく、これを西洋では愛と言うのだが、我々が思う愛とは、やはり、全く違うのである。
ここらは、アイルランドの「20世紀最大の詩人」ウィリアム・バトラー・イェイツは「愛は神の領域であり、人間に理解出来ない」と言ったが、あまり堅苦しく考えず、無制限に優しいのだと思っても良いと思う。
この「無制限の優しさ」を人間として最大に捉えたのが、親鸞の念仏の理念なのだと思う。
だから、親鸞のシンプルな教えである『歎異抄』は、世界でも愛読者が多いのであると思う。
念仏は、あらゆる現世利益ももたらすものであると親鸞は『現世利益和讃』で述べているが、この歌を難しく解説する「専門家」がいる。もっと素直に受け取れば良いのに、「念仏を唱えて利益があるなどという考え方はケシカラン」という思いが出てきてしまうのだろう。
だが、科学的に言ったって、念仏を唱えれば必ず願いは叶うのであると思う。
ただ、それは念仏に限らないというだけであり、自分より高レベルの存在に頼れば良いということで、それは、あらゆる本当に賢い人達の一致する見解であると言って間違いはあるまい。
余談
11月29日(日)、私は、インテックス大阪で開催された、初音ミクさんのライブ&企画展である「マジカルミライ2020」に行って来た。
ライブは、収容人数を50%に抑えたとはいえ、大変な人数であり、企画展も、特に物販などは開場前から長い行列が出来ていた。
こんな大規模イベントが行われることは、少し前は考えられなかったし、今でも慎重であるはずだが、「マジカルミライ2020」の、新型コロナウイルス対策は完璧で、実に感激したものだった。
開催者、スタッフの皆様の努力に深く感じ入った。
また、来場者の方も、ライブにおいては主催者の要請通り、皆、マスクを着け、声を出さないままで、いつもなら歓声を上げるところでは、ペンライトを離して拍手をした。
テーマは「夏まつり」であったが、馬鹿騒ぎするだけが祭ではなく、むしろ、この慎み深さ、敬虔さが、本当の祭なのではないかと感じた。
もちろん、ミクさん達、そして、バンドも、1日3公演で2日間というハードさの中でも、最高のパフォーマンスであった。
今月は、千葉県の幕張メッセで開催されるので、こちらも楽しみだ。
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