『怪人二十面相』等で知られる小説家、江戸川乱歩(1894~1965)は、色紙にサインをする際、必ずこう書き添えたという。
「うつし(現)世はゆめ よるの夢こそまこと」
「昼〔ひる〕は夢 夜〔よ〕ぞ現〔うつつ〕」
(以上、Wikipediaより引用)
意味は、眠っている時の夢こそ本物の世界で、目が覚めている時の世界は幻想といったところだと思う。
目が覚めている時の意識は、ほとんどが顕在意識だが、顕在意識は全意識の5%に過ぎない。
しかし、夢の中では、顕在意識の割合はさらに小さくなるが、95%の意識である潜在意識の中にあるものが(少しずつだろうが)どんどん出てくるのだから、理屈で考えても、江戸川乱歩のその言葉は正しい。

ところで、今が現実か、夢の中かと考えたことがあるかもしない。
普段の生活とよく似た夢を見た時に、そんなことがあると思う。
そして、その判断は普通、難しい。
しかし、何かの理由で、ぱっと判ることがある。
現実世界ではありえない、あるいは、起こりえないことに気付いた時だ。
小説・アニメ『灼眼のシャナ』で、坂井悠二は、コーヒーを持って来てくれた母親に問う。
「ねえ母さん、このコーヒー、どこで買ってるの?」
母は微笑むが答えない。
それで、坂井悠二は、これが夢であると気付く。
彼は、母がコーヒーをどこで買っているか知らない。
自分の知らないことは、誰も答えられないからだ。
だが、実際は、答てくれることも多いが(笑)。
夢かどうかを見破りたい時は、指を引っ張ってみると良い。ただし、覚えていればだが(笑)。
夢の中では、指を引っ張ると、指が伸びる。

指を引っ張ることはなかなか覚えていないだろうから、普段から、何か特定の簡単な習慣を持っておくと良い。
例えば、人差し指を1本立てるとか、トランプ大統領のように、親指と人差し指で輪を作ってそれを振るとか(笑)。
または、呪文や念仏を唱えたり、数式を思い浮かべ、その意味を思い出したりなど。
面白いところでは、『銀河鉄道の夜』に出てくる、かおる子(12歳くらいの可愛い少女)の6歳位の弟のように、
「ケンタウルスよ露を降らせ」
と言うとか。
普段、特別な想いを持ってやっていることをやると、夢の中では、その「感じ」が異なるので、夢かそうでないか分かり易い。

夢だと分かったら、早速、世界を動かしてみよう。
この時、あせると、大抵失敗する。
それは、現実世界も同じだ。
あせるとうまくいかないのだ、何事も。
そして、夢の中では、何かになろうとするのではなく、何かでいようと思うとうまくいく。
例えば、美しい少女でも現れたら、彼女の恋人になろうと思うのではなく、彼女の恋人でいようと思うことだ。
それをやると、潜在意識の中に、1つのルートが出来、それは、目が覚めている時も存在する。
すると、現実も、自在にコントロール出来るようになる。
ゲーム感覚でやるとうまくいく。
だが、夢の中とはいえ、物理法則や道徳には、なかなか逆らえないものである。
そこで、普段から、物理法則に注意し、道徳を重んじるようにしておけば、夢も現実も、より自在になるのである。
現実の社会の取り決めではなく、自分の正義を貫くことだ。
それが力になるように心、あるいは、魂は出来ているようだ。








  
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