昨日、就職・転職する方法について書いたので、好きな職業に就く方法について要点を述べる。

ところで、同じ職業をしていても。状況は千差万別だ。
例えば、歌手と言っても、夜8時、9時の、視聴率の高い時間帯にテレビに登場して歌ったり、ライブを開けば数百人(あるいはそれ以上)の会場を一杯にする歌手もいれば、YouTube等で配信したり、路上ライブをやるだけの歌手もいる。
収入も、サラリーマンと比較にならないほど稼ぐ歌手もいれば、ほとんど収入ゼロに近い人も少なくない。
そして、うまくいかない歌手は、やはり、自分の歌手としての明確な目標がないのである。
曲も作るミュージシャンなら、将来は米津玄師になるとしても(笑)、当面の目標も必要だ。
バンドをやるなら、演奏する場所を決め、観客の姿や熱狂してくれる様子をしっかり考えないと、お客さんが全然来てくれず、辛い思いをすることになる。
あるいは、米津玄師さんのスタートの頃のように、動画投稿サイトに曲をアップするとしても、再生回数がぐんぐん伸びる様子や、好意的なコメントが付く様子を考え、先に良い気分にならないといけない。

ところで、私は、最初はセールスマンをやったが、読んだ本が悪かった(笑)。
毎日、百件の訪問をして、訪問先で冷たく追い返されるのに耐え続ける、努力と忍耐のセールスマンの本を読んでしまったので、実際、その通りになってしまった。
それでも確かに、それらの本のように売れる部分もあって、新人ながらセールスコンテストで優勝したこともあったが、仕事は面白くなかった。
その中で、夏目志郎さんというセールスマンの本を見ると、「私は玄関でセールスしない。応接室に通されてからセールスする」と書かれてあり、「それええな」と思いはしたが、そのためには、その様子をしっかり考えないといけなかったのに、それをしなかったから、うまくいかなかった。

プログラマーになるとしても、プログラマーの仕事に関する知識がないと、せいぜいが、会社の中でパソコンに向かってキーボードを叩いている様子しか想像出来ず、それは単調なので飽きてしまうだろう。
テレビドラマや映画に登場するプログラマー(あるいはシステムエンジニア)は、ほとんどが、プログラマーの実態を知らない人が脚本を書いたり演出したデタラメであるから(笑)、あまり参考にならないが、その気になれば、Webや書籍で、プログラマーが仕事をしている様子を知ることが出来る。
しかし、その場合も、悪い仕事環境の様子を見てしまい、それを受け入れるようなことをしてはいけない。
私はやってしまったが(笑)。
プログラマーは3K(きつい、きたない、危険)だとか、ブラックな職場だとかいう関係者も多いが、それを信じ、そんな職場をイメージすると、確かに、彼らのお仲間になるだろう(笑)。
その中で、私は、良いものを見た。
雑誌で見たのだが、マイクロソフトでは、プログラマーは1つの部屋があてがわれ、部屋の装飾などは自由で、監視も管理もされない。管理担当者が来るとしても、それは監視するためではなく、プログラマーが、快適な環境が提供されているか、不都合はないかを確認に来るだけであると・・・
「これええなあ」と思い(笑)、今度は、その様子を考えた。
それで、私は、広い場所や、広い部屋を1人(あるいは、美人新卒社員と2人)という、なかなかの環境を獲得した。
もちろん、出勤時間も自由だった。

まあ、始めから、自分の思い通りにはならないかもしれない。
それは、最初からは出来ないというのではなく、これまでの人生で身に付いてしまった考え方の問題で、自分は奴隷のように命令される人間だとか、世の中、ままならぬという固定観念があれば、まず、それを打破していかないと、なかなか思うようにはならない。
しかし、何よりもまず、自分がどうなりたいかを考えないといけない。
『THE SECRET』のDVDで、飛行機の墜落事故を起こして重傷を負い、医者に「君は一生、植物人間だ」と言われたが、健康を取り戻した男は、こうアドバイスしていた。
「人間は、自分が思っている通りになれる」

だが、人間は、余計なことを考えたがるという面もある。
あなたが考えるべきは結果だけで、「どのようにして」は、宇宙の力にまかせておけば良い(ここが学校や世間で絶対教えられないことだ)。
結果の明確なビジョンがなくては、どうにもならないのだ。
イエスが言った通り、「願いは叶ったと思う」ことだ。すると、良い気分になるはずだ。
ちゃんと良い気分になれば、思い通りになるが、嫌な気分であるなら、そこだけは何とかして、良い気分にならないといけない。
だが、良い気分になることは自分の責任である。
猫を撫でたり、美しい夕陽の街を歩いたり、BUMP OF CHICKENの『ray』のように、夢の中で好きな人に会ったら(これは象徴であり、楽しいことをしたらという意味と思う)、また行くのである。








  
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