アントニオ猪木さんの豪快な人柄は魅力的と思う。
昔、猪木さんの事務所に泥棒が入り、現金250万円を盗まれた時、猪木さんは怒っておられたが、その怒り方が普通の人と全然違う。
「何で俺が居る時に来ない。俺が居たら500万やる。猪木の事務所は250万しかないと思われたら格好悪いじゃないか」
これで思い出す話がある。
アメリカの大富豪ロス・ペローが、自動車を点検に出した時、点検に出したディーラーのセールスマンが、自分に新車をセールスしないことに苦言を呈した。
それを聞いた若いセールスマンが新車の超高級車を運転してペローの屋敷にやって来て、帰りはペローの運転手に送ってもらった(つまり、その新車をペローが買った)のだった。
その若いセールスマンも根性があるが、本当に車を買ったペローの心意気を称賛すべきだろう。ビル・ゲイツなら買わないと思う(彼に限らず、金持ちの多くは倹約家だ)。
多くの人が、猪木さんやペローのようにありたいと思っているが、なかなかそうはいかない。
猪木さんのキャッチフレーズは「元気があれば何でも出来る」だが、「元気」って何だろう?
一年中、「イチ!ニー!サン!ダー!!」ってやってはいられない。
そんなことしたら、疲れて元気がなくなってしまう(これを本末転倒と言う)。
つまり、元気ってのは、ハイテンションなことだと考えてはいけないのだ。
本当の元気とは、気分が良い(FEEL GOOD)ことである。
そして、無理にハイテンションになって行動しても、うまくいくとは限らない。むしろ、失敗して元気がなくなることが多い。
しかし、良い気分でいれば、何もしなくても、全てうまくいく。
バタバタ走り回るより百万倍もうまくいくのだ。
なぜかというと、宗教的に聞こえるかもしれないが、気分が良ければ、宇宙の全潜在力が、気分の良い人の気分をさらに良い気分にする出来事を起こすのが宇宙の仕組みだからだ。
宗教的に言っても、科学的に言っても、地球上では、水は高いところから低いところに流れる。
それと同じ真理なのである。
猪木さんは、若い時から豪快なことを次々にやって、人々を楽しませ、元気も与えてくれたが、本人は大変だったはずだ。
しかも、ハイテンションなことはすぐに飽きられるので、次々に無理なことをやり続けた。
普通の人には無理なことだし、猪木さんといえども、やっぱり大変で、すっかり身体もボロボロのようだ。
私が知っている、ある程度の規模の会社の社長が、「 イチ!ニー!サン!ダー!!」タイプで、社員には、バタバタ走り回ることを要求した。
それで、汗をかいていることを見せない社員は容赦なく攻撃した。
すると、もちろんだが、業績は低迷し、創業者が作った資産を使い潰し、このコロナ禍(私はどうしても「コロナなべ」と呼んでしまう)でどうにもならない状況だ。
それでも彼は、経営者らしい懐の深さもあり、やってるアピールをしない社員を叩きながらも、「こいつをあんまり嫌いたくない」と言う面もあり、そのおかげで何とか破滅は免れているが、「嫌いたくない」と言いつつ嫌っているのだし、嫌うかどうかより、それで気分が良いはずがないことが問題だ。
気分が悪ければ、さらに気分が悪くなる状況になっていくのが、この世界だ。
確かに、「人を嫌ってはいけない」というのは大事なことだ。
しかし、嫌いな者を無理に「嫌わないでいよう」なんて思っても無理なことなのだ。
いや、決して、「大いに嫌え」と言うのではない。
嫌いなヤツのことなんか考えないことだ。
ところが、大抵の人間は、嫌いなヤツのことばかり考えて気分が悪くなり、さらに気分が悪い状況を作り出しているのである。
「元気」という言葉には、どうしても「ハイテンション」というニュアンスがあるし、「勇気」という言葉を信奉すると、「匹夫の勇」、つまり、「勝てるはずのない強い悪人に正義感だけで挑む馬鹿な善人」のようなものになりかねない。
そんな元気や勇気は必要ない。
ただ、良い気分でいれば、あなたの百億の百億倍以上強い何かが、代わりにやってくれる。
それを確かめてみるべきである。
すると、すぐに真実だと解るだろう。
昔、猪木さんの事務所に泥棒が入り、現金250万円を盗まれた時、猪木さんは怒っておられたが、その怒り方が普通の人と全然違う。
「何で俺が居る時に来ない。俺が居たら500万やる。猪木の事務所は250万しかないと思われたら格好悪いじゃないか」
これで思い出す話がある。
アメリカの大富豪ロス・ペローが、自動車を点検に出した時、点検に出したディーラーのセールスマンが、自分に新車をセールスしないことに苦言を呈した。
それを聞いた若いセールスマンが新車の超高級車を運転してペローの屋敷にやって来て、帰りはペローの運転手に送ってもらった(つまり、その新車をペローが買った)のだった。
その若いセールスマンも根性があるが、本当に車を買ったペローの心意気を称賛すべきだろう。ビル・ゲイツなら買わないと思う(彼に限らず、金持ちの多くは倹約家だ)。
多くの人が、猪木さんやペローのようにありたいと思っているが、なかなかそうはいかない。
猪木さんのキャッチフレーズは「元気があれば何でも出来る」だが、「元気」って何だろう?
一年中、「イチ!ニー!サン!ダー!!」ってやってはいられない。
そんなことしたら、疲れて元気がなくなってしまう(これを本末転倒と言う)。
つまり、元気ってのは、ハイテンションなことだと考えてはいけないのだ。
本当の元気とは、気分が良い(FEEL GOOD)ことである。
そして、無理にハイテンションになって行動しても、うまくいくとは限らない。むしろ、失敗して元気がなくなることが多い。
しかし、良い気分でいれば、何もしなくても、全てうまくいく。
バタバタ走り回るより百万倍もうまくいくのだ。
なぜかというと、宗教的に聞こえるかもしれないが、気分が良ければ、宇宙の全潜在力が、気分の良い人の気分をさらに良い気分にする出来事を起こすのが宇宙の仕組みだからだ。
宗教的に言っても、科学的に言っても、地球上では、水は高いところから低いところに流れる。
それと同じ真理なのである。
猪木さんは、若い時から豪快なことを次々にやって、人々を楽しませ、元気も与えてくれたが、本人は大変だったはずだ。
しかも、ハイテンションなことはすぐに飽きられるので、次々に無理なことをやり続けた。
普通の人には無理なことだし、猪木さんといえども、やっぱり大変で、すっかり身体もボロボロのようだ。
私が知っている、ある程度の規模の会社の社長が、「 イチ!ニー!サン!ダー!!」タイプで、社員には、バタバタ走り回ることを要求した。
それで、汗をかいていることを見せない社員は容赦なく攻撃した。
すると、もちろんだが、業績は低迷し、創業者が作った資産を使い潰し、このコロナ禍(私はどうしても「コロナなべ」と呼んでしまう)でどうにもならない状況だ。
それでも彼は、経営者らしい懐の深さもあり、やってるアピールをしない社員を叩きながらも、「こいつをあんまり嫌いたくない」と言う面もあり、そのおかげで何とか破滅は免れているが、「嫌いたくない」と言いつつ嫌っているのだし、嫌うかどうかより、それで気分が良いはずがないことが問題だ。
気分が悪ければ、さらに気分が悪くなる状況になっていくのが、この世界だ。
確かに、「人を嫌ってはいけない」というのは大事なことだ。
しかし、嫌いな者を無理に「嫌わないでいよう」なんて思っても無理なことなのだ。
いや、決して、「大いに嫌え」と言うのではない。
嫌いなヤツのことなんか考えないことだ。
ところが、大抵の人間は、嫌いなヤツのことばかり考えて気分が悪くなり、さらに気分が悪い状況を作り出しているのである。
「元気」という言葉には、どうしても「ハイテンション」というニュアンスがあるし、「勇気」という言葉を信奉すると、「匹夫の勇」、つまり、「勝てるはずのない強い悪人に正義感だけで挑む馬鹿な善人」のようなものになりかねない。
そんな元気や勇気は必要ない。
ただ、良い気分でいれば、あなたの百億の百億倍以上強い何かが、代わりにやってくれる。
それを確かめてみるべきである。
すると、すぐに真実だと解るだろう。
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職も収入も大ピンチですが、こういう時こそ良い気分を心掛けます。