昔、日産自動車に、奥城良治さんというセールスマンがいて、16年連続で世界一のセールス成績を上げたらしい。
奥城良治 さんは、1983年に『強豪セールスの秘密』という本を出しているが、今でも、ビジネスマンや経営者に愛読者は少なくない。
その本の中に、「鬼のセールス十則」というのがあり、 その中で私が1つ覚えているのが、「働け、働け、鬼のよいに働け」というものだ。
奥城さんの方針は、今のブラック企業もぶっ飛ぶという凄まじいものであったと思う。
もちろん、今の世の中で、同じことをやれと言っても無理で、そもそも、昔ですら、本当は、社会で通用するようなものではなかったと思う。
私は昔、ある熱血女性社長に、この『強豪セールスの秘密』を紹介したら・・・社員の方々に大いに恨まれた(笑)。
元々、「燃える女」であった、この女社長に、さらにガソリンを注いだようなものだったからだ。
奥城良治さんの、セールスの基本方針は、有無を言わない1日100件訪問だった。
100件訪問しないうちは、たとえ深夜になっても、飛び込み訪問を続けた(今なら訪問販売法違反)。
そうは言っても、他の仕事が沢山あったり(彼ほど売れば事務作業も半端でない)、天候その他の理由で、どうしても50件しか訪問出来なければ、残りの50件は、翌日に回すという徹底振りであった。
おそらくだが、彼の本を読んで感動して真似をしたり、部下に読ませて見習わせようとしても、ほぼ失敗したはずだ。
ちなみに、上で述べた、私がこの本を紹介した「熱血女性社長」は、やがて、彼女の会社は買収され(業績不振の身売り)、彼女は専務に降格となり、さらに、しばらくして、会社は倒産、彼女は親会社に迎え入れられずクビになった。
つまり、その女性社長ほどの人でも、そんなやり方ではうまくいかないのである。
ではなぜ、奥城さんはうまくいったのか?
答は1つで、奥城さんにとっては、このやり方で気分が良かったのだ。
だが、その女性社長を含む、ほとんどの人にとっては、それは気分の良いやり方ではないのである。
奥城さんがなぜ、そのやり方で気分が良いのかというと、それは、彼の特殊な育ちや経歴から来るものだ。
奥城さんにとって、日産自動車という立派な会社で、セールスで売り上げを上げると、評価され、高い給料をもらえる仕組みというのは、彼が育った厳しい環境や、日産入社以前の、現代のブラック企業など真っ青という仕事内容からすれば、愉快なものだったのだと思う。
ただ、奥城さんがやったことの中で、我々も大いに見習うべきことがある。
奥城さんが若い頃、自動車業界で有名な一流セールスマンがいて、奥城さんは、カバン持ちをさせてもらって、その一流セールスマンのセールスを実地で勉強したようだ。
そのセールスマンの特徴の中に、最高の「えびす顔」、つまり、素晴らしい笑顔があった。
奥城さんは、さっそく、鏡を使って笑顔の特訓をし、最高の笑顔になる筋肉の配置をしっかり覚えて、客先で、その笑顔になれるようにしたという。
いやはや、なんともである。
笑顔に関しては、アメリカの自己開発プログラム大手のSMIで6年連続セールス世界チャンピオンになったという夏目志郎さんも、著書の中で、鏡を使って笑顔をチェックすることの重要性を説いていた。
我々は、彼らほどでなくても、やはり、時々、鏡を見て、自分がどんな表情をしているか、確かめると良いと思う。
それをやると、多くの人は、普段、しょぼくれた顔、しかめっ面、けわしい顔・・・その他、何というか、キモい(気持ちの悪い)顔をしていることに気付くと思う。
顔の表情は、気分を作る上で非常に重要であり、笑顔であればあるほど良い。
なぜなら、いつも言うが、人間には神に匹敵する力があり、気分が良ければさらに気分が良くなる状況を、気分が悪ければさらに気分が悪くなる状況を作り出すのである。
奥城さんも夏目さんも、はからずも、笑顔という光線銃にも匹敵する武器(※私は光線銃に喩えるのが好きだ)を、存分に使いこなしていたのである。
鬼の十則などなくても(上で述べた通り、むしろない方が良い)、あなたも笑顔でうまくいくのである。
奥城良治 さんは、1983年に『強豪セールスの秘密』という本を出しているが、今でも、ビジネスマンや経営者に愛読者は少なくない。
その本の中に、「鬼のセールス十則」というのがあり、 その中で私が1つ覚えているのが、「働け、働け、鬼のよいに働け」というものだ。
奥城さんの方針は、今のブラック企業もぶっ飛ぶという凄まじいものであったと思う。
もちろん、今の世の中で、同じことをやれと言っても無理で、そもそも、昔ですら、本当は、社会で通用するようなものではなかったと思う。
私は昔、ある熱血女性社長に、この『強豪セールスの秘密』を紹介したら・・・社員の方々に大いに恨まれた(笑)。
元々、「燃える女」であった、この女社長に、さらにガソリンを注いだようなものだったからだ。
奥城良治さんの、セールスの基本方針は、有無を言わない1日100件訪問だった。
100件訪問しないうちは、たとえ深夜になっても、飛び込み訪問を続けた(今なら訪問販売法違反)。
そうは言っても、他の仕事が沢山あったり(彼ほど売れば事務作業も半端でない)、天候その他の理由で、どうしても50件しか訪問出来なければ、残りの50件は、翌日に回すという徹底振りであった。
おそらくだが、彼の本を読んで感動して真似をしたり、部下に読ませて見習わせようとしても、ほぼ失敗したはずだ。
ちなみに、上で述べた、私がこの本を紹介した「熱血女性社長」は、やがて、彼女の会社は買収され(業績不振の身売り)、彼女は専務に降格となり、さらに、しばらくして、会社は倒産、彼女は親会社に迎え入れられずクビになった。
つまり、その女性社長ほどの人でも、そんなやり方ではうまくいかないのである。
ではなぜ、奥城さんはうまくいったのか?
答は1つで、奥城さんにとっては、このやり方で気分が良かったのだ。
だが、その女性社長を含む、ほとんどの人にとっては、それは気分の良いやり方ではないのである。
奥城さんがなぜ、そのやり方で気分が良いのかというと、それは、彼の特殊な育ちや経歴から来るものだ。
奥城さんにとって、日産自動車という立派な会社で、セールスで売り上げを上げると、評価され、高い給料をもらえる仕組みというのは、彼が育った厳しい環境や、日産入社以前の、現代のブラック企業など真っ青という仕事内容からすれば、愉快なものだったのだと思う。
ただ、奥城さんがやったことの中で、我々も大いに見習うべきことがある。
奥城さんが若い頃、自動車業界で有名な一流セールスマンがいて、奥城さんは、カバン持ちをさせてもらって、その一流セールスマンのセールスを実地で勉強したようだ。
そのセールスマンの特徴の中に、最高の「えびす顔」、つまり、素晴らしい笑顔があった。
奥城さんは、さっそく、鏡を使って笑顔の特訓をし、最高の笑顔になる筋肉の配置をしっかり覚えて、客先で、その笑顔になれるようにしたという。
いやはや、なんともである。
笑顔に関しては、アメリカの自己開発プログラム大手のSMIで6年連続セールス世界チャンピオンになったという夏目志郎さんも、著書の中で、鏡を使って笑顔をチェックすることの重要性を説いていた。
我々は、彼らほどでなくても、やはり、時々、鏡を見て、自分がどんな表情をしているか、確かめると良いと思う。
それをやると、多くの人は、普段、しょぼくれた顔、しかめっ面、けわしい顔・・・その他、何というか、キモい(気持ちの悪い)顔をしていることに気付くと思う。
顔の表情は、気分を作る上で非常に重要であり、笑顔であればあるほど良い。
なぜなら、いつも言うが、人間には神に匹敵する力があり、気分が良ければさらに気分が良くなる状況を、気分が悪ければさらに気分が悪くなる状況を作り出すのである。
奥城さんも夏目さんも、はからずも、笑顔という光線銃にも匹敵する武器(※私は光線銃に喩えるのが好きだ)を、存分に使いこなしていたのである。
鬼の十則などなくても(上で述べた通り、むしろない方が良い)、あなたも笑顔でうまくいくのである。
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この記事を読んで思い出したのが、私は子供の頃から漫画を読むのが好きだったのですが、昔の漫画には漫画家の締め切り前の修羅場の場面が挿入されていることがよくあり、その鬼気迫る感じがなんだか面白く楽しそうで、漫画家に憧れたものでした(笑)
徹夜でボロボロになりながら仲間と作り上げてみたい!と強く願ったのですが、大人になって漫画家にはならなかったものの、システムエンジニアになって晴れてデスマーチを何度も経験できました。
ブラックな働き方は、人によっては割とランナーズハイの快楽物質が出てクセになるのかも....。