これまでの時代は、夢を持って前向きに進めば良かった。
プロスポーツ選手になるとか、モデルになるとか、あるいは、ミュージシャンになる、YouTuberになる、システムエンジニアになる・・・など、実際になれるかどうかはともかく、目標を持って努力することは、それだけでも良いことだった。
たとえ、そういった目標にそれほど本気でなくても、やった分だけ得ることが何かあり、それが別の道で役に立つ。
しかし、それは、コロナ前の世界でのことだ。
確かに、コロナ前でも、日本は相当揺らいではいたが、まだ、問題を先送りにして誤魔化せると思っていた者が政府や国会議員の中にすら沢山いたはずだと思う。
だが、日本の国家には、もう蓄えがなく、日本国家は、一部の大企業を除き、企業や一般国民を支えない姿勢になってくるのではと思う。

だが、一方で、国家が破綻しても、それほど心配しなくても良いという見解もある。
実際、終戦時のことを知っている高齢の人の中には、第二次世界大戦で日本が降伏したというニュースを聞いた時、一般に言われているように、全国民が絶望するどころか、「ほっとした」人が多かったと断言する人も少なくないのである。
現在でも、世界の中には、国家が滅亡した方が、国民は、ずっとマシになる国もある。

第二次世界大戦で敗戦した中で、日本が幸運だったのは、ドイツや朝鮮のように、分割統治されなかったことだ。
もし、日本があの時、アメリカと旧ソ連で取り合って分割されていたら、日本は、ドイツや朝鮮以上に苦難の道を辿ったかもしれない。
現在はまだ、アメリカの力は中国とは大差がある。だが既に、日本の多くの不動産や企業が中国の配下にあり、日本が滅亡した時、現実には中国の支配力は高まる可能性が高い。
また、日本人だって、国が滅びる前から、賢い人は、英語や中国語を学び、それらの国や、あるいは、別の国に拠点を移しつつある。

H.G.ウェルズは、いずれ世界国家が出来、世界は統一されると考えていたが、その流れが速くなっただけと考え、アメリカ人になるか中国人になるか、あるいは、新興著しいインドネシアやシンガポールなどに移ることも考えられるし、実際、そうしている人もいる。
そういう状況になった時のために、遠い昔から、ユダヤ人や、あるいは、中国の華僑が密かに保持していた現実創造の知恵を早く得ておくべきだろう。
それがあれば、どこででも生きていけるのである。
それどころか、アメリカ人や中国人の中で、あるいは、若く伸び盛りの国の中でリーダー的存在にだってなれるのである。

無論、上に述べたことは、当たらない可能性もあるし、当たらない方が良いのかもしれないが、絶対そうならないとは到底言えない。
よって、それに備えるべきで、心の力で現実を創造する力を、今のうちに育て高めておくべきと思う。
日本が立派に存続するなら存続するで、日本の中で、その素晴らしい力を使えば良いだけである。
今の日本では、そのような力のことを語ると、まだまだ、笑われることが多いが、それは気にする必要はない。
明日、笑うのは、学校やマスコミの洗脳を解いた、真の洞察力のある者である。








  
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