ビートルズの『I feel fine』という歌がある。
歌の中で、I feel fine と何度も繰り返される。
I feel fineは、「気分がいい」って意味だが、この歌では、大好きな女の子と一緒にいるシチュエーションなんだから、そりゃ気分がいいだろうさ。
他にも、ビートルズの歌では、歌詞の中で、feel alright(alright=all right)、feel betterといった、ほぼどれも、「いい気分」という意味の言葉がよく出てくる。
そのことに、私は、昔、ビートルズを聴き始めたばかりで、全く歌詞も知らない頃から気付いていた。
そして、今思えば、これが、ビートルズという異常に成功したバンドの秘密の1つではないかと思うのだ。
人間にとって、気分ほど大切なものはない。
気分が良ければ、健康で幸運で何もかもうまくいくが、気分が悪ければ、不健康になり、不運で、何をやってもうまくいかない。
全ては気分次第だが、気分を良くするのは自分の責任である。

ロンダ・バーンの有名な引き寄せ書『ザ・シークレット』を同タイトルで映画化した作品の最後で、ロンダ・バーン自身が、砂浜に、“FEEL GOOD”と書く。
引き寄せのために、一番大切なことが、まさに FEEL GOOD …気分よくいることなのだ。
ビートルズは、その実践者であったのだと思う(ビートルズの曲の作詞作曲は、ほぼ全て彼ら自身が行った)。

新約聖書の福音書の中で、イエス・キリストは引き寄せの奥義中の奥義を、
「願いがあるなら、既に叶ったと思え。そうすれば叶う」
と言ったと書かれているが、きっとイエスは、
「願いがあるなら、既に叶ったと思って、いい気分を味わえ」
と言ったに違いないのだ。
でないと、願いが叶ったなどと思えないからだ。

ところで、願いが叶っていい気分になると、我々はどうするだろう?
欲しい車を買うための300万円が手に入ったら。
好みのタイプの可愛い彼女や、理想のタイプの素晴らしい彼氏が出来たら。
当然、笑顔になり、ガッツポーズの1つも出ようというものだ。
逆に言えば、無理にでも笑顔になったり、ガッツポーズをすれば気分が良くなる。
それを、願いがかなったことを想像しながらやれば、それが、「叶ったと思う」ことなのである。
イエスも、実際は、ここまで言ったはずだと思うのである。
だが、人間は、放っておいたら、願いが叶わないと思って憂鬱な気分に陥り、「どうせ無理だ」という言葉が出まくるものである。
だから、それに負けないよう、あまり見られていない所では、可愛い女の子とデートしている情景を思い浮かべながら笑顔になったり、可能ならガッツポーズをすると良い。
ネガティブな想いが強いようなら、それに飲み込まれないよう、十分な回数行うことが必要だ。

用途は違うが、根本的に元気を出したい時は、舌を思いっきり出せば良い。
それで生体エネルギーが高まり、元気が出来るだろう。
その上で、上に述べたように、気分を良くすることをすれば、願いは自ずと叶うだろう。

『ザ・シークレット』は完璧な引き寄せ書だが、つまるところ、肝心なことは上に挙げたことだけであると思う。
それが分かった上で読むと、よく理解出来ると思う。








  
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