卑屈になる訳でも、(神様も含め)誰かにおべっかを使う訳でもなく、自分の力なんてちっぽけ・・・いや、無に等しいと、心底実感した時に飛躍する。
以前、よくご紹介した、教育学者の七田眞氏の著書にあった実話で、あるホームレスの男性が、七田氏の本を読み、書かれていたことに従って、「神様の奇跡が起こる」と1日中唱えていたら、数週間後に宝くじで1億円当たり、いろいろ面白いことがあった後、やはりその言葉を唱えていたら、また1億円当たった話があるが、私は、この男は、本当に、自分の駄目っぷりが解っているのだろうと思う。
自負心がある者が真似したって上手くはいかないだろう。

似た話に、こんなものがある。
中国の若い富豪の息子が、日本で成功するために大金を持ってやって来たが、失敗を重ね、膨大な借金を背負った上、交通事故で大怪我をし、さらに、35歳でハゲてきた。
それで惨めさのどん底に沈んでいる時、熱心なクリスチャン(キリスト教徒)になった。
そして、神様にこう祈る。
「これまでの失敗は私の責任です。しかし、これからの人生は、あなたに責任を取って欲しい。これはという仕事を下さい」
よほど自分に愛想をつかしていないと、こんな祈りは出てこない。
すると、翌日、百科事典の販売会社がスカウトに来て、彼はセールスマンとして大成功した。

明治時代の、妙好人として知られる農民の男の場合、もっと早い。
彼は、牛を連れて山に草刈りに行き、非常に沢山の草を刈って、牛に乗せたが、あまりに重いので、牛を可愛がっている彼は、自分も一部を担いだ。
ところが、あまりに辛くなったので、牛に「すまん」と言って、自分の分も負わせたところ、牛は全く平気だった。
まさに、キリスト教で言うところの、「私に荷を預けよ」である。神は、いかなる重荷にも耐える。
この農民は、自分の力のちっぽけなことを速やかに悟ったのだ。
それも、普段、真面目に働き、牛すら気遣う優しい心があればこそだ。

ある、末期の胃癌になり、余命僅かと宣告された男は、あらゆる治療法を探し、試してみるが、どれも効果はなかった。
それで、自分には何も出来ないことを徹底して悟った時に、癌は治ってしまった。

平井和正さん原作で石ノ森章太郎さんが漫画を書いた『幻魔大戦』は、主人公の高校生である東丈が、人生の中で嫌というほど自分の駄目っぷりを味わいながら、まだ、自分はやれるとあがいていた。
それで、さらに大きな苦しみを味わい、ついに全てを諦めたのだろう。彼は宇宙屈指の存在になった。
自負心があるうちは駄目である。













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