世の中には、いろんな職業があるように思える。
いつも忙しい上、新型コロナウイルスでさらに忙しくなったのは、医療関係、スーパー関係、配達関係、等々だろう。
職人さんは、普段から収入が低くなってしまった者が多いのに、仕事をしないと収入がないので、新型コロナウイルスで自粛ムードがある中でも働かざるを得ない(話題の給付金は、「無いよりマシ」かどうかも疑わしい)。
一方、公務員の中にはお休みになって家にいても、高給がビタ一文下がらず満額支給で、このあたりの不公平を無視していたら、新型コロナウイルスよりもっと恐ろしいものが次に控えている!

ところで、自分の仕事が運転手だ、プログラマーだ、お菓子作りだとうのは誤解である。
運転手をする運命であれば、それをすることは避けられない。
職業は自分で選んだつもりかもしれないが、あらかじめ決まっていたものでしかない。
そして、自分の本当の仕事は、それらの運命であてがわれた職業ではない。
法然の仕事は念仏だったし、道元の仕事は坐禅だったし、多くの大師の仕事は呪文を唱えることだ。
ただし、これらですら、「みせかけ」感はあったし、彼らもそれは承知していただろう。
彼らは、教師の役割が与えられているから、そんな形を示す必要もあったのだ。
ところで、武内直子さんの大人気漫画『美少女戦士セーラームーン』が、まだ連載が始まったばかりで、まさかあれほどの人気が出るとは誰も思っていなかった時、主人公で中学2年生の月野うさぎは、「趣味は食べること、寝ること、楽をすること」と言う。
彼女は、仕事の本質を掴んでいたので、いまだ世界で人気があるのだ。
彼女、月野うさぎの仕事は「楽をすること」だった。
だが、1日ごろごろしているのは、決して楽ではない。
彼女の仕事の本質は楽しむことだった。
しかし、表向き楽しいことは苦しいことが多い。
大勢でよってたかって一人をいじめるのは楽しいようだが、本当は苦しいし、やがて、どうしようもなく苦しくなる。
こういうふうに、しっかり考えると、月野うさぎの仕事を的確に言うなら、「良い気分でいること」、ちょっと堅い言い方をするなら「良い感情を味わう」ことだ。

浅はかでない意味で、誰もが、仕事とは、「良い気分を味わうこと」だ。
マザー・テレサなんて、道で行き倒れの人を見たら、かついで連れて帰ったらしいが、彼女にとって、それが最高に良い気分だった。
今の仕事で良い気分が味わえないなら、選択は2つ。
仕事を変える(あるいはやめる)か、仕事のやり方を変えるかだ。
清原和博さんが現役時代、スランプで悩んでいる時、ブラジルの無敵の柔術家ヒクソン・グレイシーにアドバスを求めるというテレビの企画があった。
ヒクソンは「野球に打ち込め、野球を楽しめ」と言ったが、それが出来ないなら、清原さんは野球をやめるべきだった。まあ、出来る可能性があったとは思うが、いろんな理由で出来なかったのだろう。
「仕事に打ち込め、仕事を楽しめ」とは、仕事で良い気分を味わうことである。
猫と遊んでいて良い気分になれるのなら、それが最適の仕事だ。
それをやってたら、お金は誰かが払ってくれる。もちろん、結果的にで、多少は巡り巡ってだが、直接もらうのと、そうは変わらない。
逆に、その仕事で、どれほど高い地位にいようが、良い気分を味わえないから、それは仕事でなく、やがて貧しくなるし、そうでないように見えても、大事なものを全部失う。
ゲームをやって本当に良い気分になれるなら、それが仕事で、お金も沢山入って来るはずである。













ブログオーナーKayのAI書。

AIを作ることはこんなに簡単だった。
そして、AIが自分の役に立つものだということを解っていただければと思います。
  
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