現在、感染が拡大している新型コロナウイルスも、コウモリが感染源であると言われている。
中国でなぜ、新型コロナウイルス感染が起こったのかというと、中国では、コウモリを食べる習慣があるからだと考えられる。
Wikipediaを見ると、コウモリはアジア・オセアニア・アフリカなどでポピュラーな食材であるようだ。
中国では高級食材でもあるらしい。

だが、コウモリは、SARSコロナウイルス、MARSコロナウイルス、そして、エボラウイルスの自然宿主であると考えられている。そして、先程述べた通り、新型コロナウイルスの感染源もコウモリであるという説が有力だ。
コウモリはウイルスを体内で増殖させやすい生理機能を持っているのである。
ところが、それらのウイルスを体内に多量に持ちながら、コウモリ自体はウイルスによって発症(病気の症状が現れること)しない。
ならば、コウモリを調べれば、ウイルスに対する完全な防御策を作ることが出来る可能性がある。

コウモリがなぜウイルスによる発症が起こらないかというと、インターフェロンを体内に多量に持つからだと言われる(一般的に「インターフェロン」と言えば「1型インターフェロン」)。
インターフェロンはウイルスに対する強い免疫力を持ち、ウイルスによる発症を抑えるが、ウイルス自体は保護して増殖させるので、まさに、インターフェロンを多く持つコウモリは、ウイルスにとって元気で有り難い宿主である。

人間もインターフェロンを持つが、あまりに少ないので、ウイルスによって発症してしまう。
ならば、インターフェロンを注入すれば良いかというと、それは実際に行われている。インターフェロンは癌治療でもよく知られている。
だが、外部から注入されるインターフェロンには副作用があると言われているし、インターフェロンを生産することは難しく、費用も高いのではないかと思う。
少し前、岡山の林原というバイオテクノロジーを特徴とする会社が経営破綻したが、林原がなくなることは考えられなかった。林原は高度なインターフェロン生産技術を持っているからで、やはりインターフェロンは重要ということだろう。

そこで、人間も体内で十分なインターフェロンを生成出来れば良いが、植物性乳酸菌であるラブレ菌が、インターフェロンの生成能力を高めることが知られている。
ラブレ菌は、(財)ルイ・パストゥール医学研究センターの故岸田綱太郎医学博士が、京都の伝統的な漬物である「すぐき」から見つけた。
また、ビタミンCがインターフェロンの生成を活性化するという研究報告もあるようだ。
ビタミンCがウイルスによる発症を抑えることは分かっているが、それは主にビタミンCの抗酸化作用のためと考えられていると思う。そして、その上に、ビタミンCがウイルスに対する強い免疫力を持つインターフェロンを増やすかもしれないという訳である。異論もあるようだが、ビタミンCが多くの病気や感染症に強力な効果を発揮したという報告は少なくないはずだ。
一方、そんな実例は全くないと頑なに主張する医療関係者も多く、正統な医学にはビタミンCは嫌われているように思える(理由は詮索しない)。
しかし、ビタミンCは安価だし、効果がないとはとても言えないと思う。








  
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