働くということに対して、悪いイメージがある人の多くは、程度の違いはあれ、パワハラに遭った人ではないかと思う。
入社した会社で、上司や先輩に思慮がなく、そいつらが傲慢だったり、横柄だったりで、人格を踏みにじるようなことを平気でしてきたが、抵抗出来なかったといったような経験が、多くの人にあるのだろう。
「人間社会とはそんなもの。負けてはならない」と言うのも、もっともなのだが、そんなことばかりでは気力が続かない。
「甘い!昔の職場のパワハラは凄かったぞ!」と言う人もいるが、本当だろうか?

入社した時、上司や先輩が親切で、温かく、親身になって世話してくれたら、それほど良いことはないだろう。
「そんなの、あるわけない」という声も聴こえてきそうだが、実は、私は常にそうだった。
それで、数年のひきこもりニート明けであったに関わらず、楽ではなかったが、挫けずに済んだのである。
はてさて、私がそんなに幸運だったのは、偶然か、あるいは、私が可愛かったからか?(笑)
いや、そういうのではない。
その秘訣は検証する価値がある。
多くのひきこもりの役に立つからだ。
それで、一応の結論はこうだ。
まず、「控え目でなくてはいけないが、控え目なだけでも駄目」だ。
当然だが、態度が悪過ぎるやつは、よほどの魅力でもない限り、即終りだ。私には、そんなもの(特別な美点)はない。
これに関しては、プロレスのジャイアント馬場さんが、大きいに関わらず、リング以外では、常に「小さくなっていた」ことを覚えていたのが良かった。
しかも、馬場さんは、自分が大スターになっても、控え室ではやっぱり小さくなって、先輩レスラーを立てていたのだから本物だ。
しかし、身を屈しているだけでは、馬鹿にされ、普通は虐げられる。
ここで、誰が言ったか忘れたが、こんな言葉を思い出すのだ。
「大きな銃を持った大人より、いつもナイフを磨いている少年の方が恐ろしい」
私には、そんな恐ろしさがあったのだと確信する。
そして、恐ろしさを身に付けるには、その言葉の通り、常にナイフを磨けば良いのである。
もちろん、ナイフは1つのたとえに過ぎない。
何か1つ、自分を鍛えることを続ければ良い。
それをするかしないかの差は、あまりに大きい。
私の場合、少しではあったが、毎日、必ずトレーニングをして身体を鍛えてたことだ。
腕立て伏せとスクワットを、本当に少しだが、ずっと続けた。若い時は、やったりやらなかったりと少々ムラはあったが、今では、盆暮れ正月も関係なく、毎日やっている。
本当に何でも良い。聖書を毎日読むとかでもね。
肝心なことは、なるべく毎日・・・出来れば、必ず毎日やることだ。
そうすれば、顔つきが変わってくる。
毎日鍛えていたら、顔や雰囲気に現れるのである。そんな者を悪し様(相手を不当に悪く扱うこと)に出来るほど強いやつなどいない。
そして、やはりトレーニングが好ましいのだと思う。
スタイルが良くなり、日常動作も変わってくるからだ。

結局、馬場さんの話と、ナイフを磨く少年の話を知っていたことが幸運の元だった。
要するに、他人を恐れ、鍛えれば良いだけである。
だが、鍛えるにも、張り切り過ぎて無理をしないことだ。
丁寧にやれば、たとえスクワット10回でも良い。男子の場合、腕立て伏せ10回で良いから、毎日欠かさずやることだ。
やがて数も増えるだろうし、やがて確実に雰囲気が変わる。
私が、まるで駄目男と呼んでいる男は、この程度のことが出来ないのだから、残念ながら、もう救えないのである。
しかし、やりさえすれば、その見返りはあまりに大きい。









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