「根拠のない自信」の話を続ける。
これを得れば、どうしようもない人間がドラマティックな人生を楽しみ、超能力も発揮するのだから。
「根拠のない自信」と言っても、もちろん、妄想とは区別しなければならない。
「俺の運転はプロレーサーレベルだぜ」と言う公道レーサーは、ほぼ間違いなく妄想馬鹿であるように。
ただ、池沢さとしさんの1970年代の漫画『サーキットの狼』の主人公、「ロータスの狼」こと風吹裕矢(ふぶき ゆうや)のように、本当にプロ級の公道レーサーというのもいるだろう。
その差は、注ぎ込んだ時間の多さだ。
時間を注げば注ぐほど、人間は自信を持ち、実力は自信についてくるのである。
不世出の空手家、大山倍達の有名な伝記漫画『空手バカ一代』は、大半がフィクションらしいが、見るべき点も多い。
その中で、ニート状態の大山が庭でトレーニングに励みながら、両手の親指だけで逆立ちし、「これが出来る間は、どんな強敵が現れても、恐れることはない」と言う。
確かに、それは凄い芸当であるが、だから無敵というのは、「根拠のない自信」である。
だが、本当に自信があるなら、実際、その通りになる。
また、大山の著書(まあ、ほぼ全てゴーストライターが書いたらしいが)で、大山がアメリカで初めて巨漢のプロレスラーと戦った時の話が印象的だった。
大山が、実際に、アメリカでプロレスラーとシュートマッチ(真剣勝負)に近い試合をしたのは、おそらく事実らしい。
著書に書かれていた、試合前、大山が緊張で震えていたというのも本当かもしれない。
そこで、大山は、自分は牛を殺したから、いかに巨漢とはいえ、牛の体重の五分の一のもないプロレスラーに負けるはずがないと思うと落ち着いたという。
大山が実際に牛を殺したかどうかは分からないらしいが、大勢で押さえつけた牛の角を手刀(いわゆる空手チョップ)で折ったというのは本当かもしれないらしい。
「700kg前後の牛を殺したから100kg超程度のプロレスラーなど敵ではない」と思ったとしたら、これも単に「根拠のない自信」であるが、やっぱり、本当にそう思い込めたら勝つのである。
では、私自身の体験を述べる。
私はある時、信号無視で警官に捕まった。
あからさまな信号無視であるから、許されるはずがないし、当時、若かった私は、警官の権威的な態度に大いにムカついた。
しかし、ある「根拠のない自信」で私は落ち着き、反則切符も切られずに悠々と引き上げた。
さあ、どうしてそうなったか?
当時、私は、TM(超越瞑想)という瞑想をやっており、ルール通り、毎日、1日2回、真面目にやっていたのだ。
それで、「TMをやっている私は大丈夫だ」という「根拠のない自信」を持て、実際にそうなったのである。
私は、今は、TM自体は良いものだとは思っていない。
しかし、長く真面目にやっていれば、どんなことでも、こんな効果があるのである。
TMの効果を説いたり、自分の体験として語る人も多いと思うが、それは、TMの力ではなく、「根拠のない自信」の効果だと私は思う。
それが得られるならTMも良いのではと思う。
まあ、今のTMは、習うのに金がかかり過ぎるので、「アジマリカン」を唱えたり、般若心経の呪文を唱えたり、念仏をすれば同じことである。
私がお奨めするのは、呼吸をゆっくりにし、「1分5回以下の呼吸になれば仙人である」と思うことである。
呼吸コントロールで心も支配出来るので、そんな自信も得易いし、実際に、大変な力が得られるのである。
だが、やはり自信を得るには、何であれ、長い期間続ける必要がある。
私が大嫌いなのは「1日わずか5分で」とか「1週間で即効」などという大嘘である。
我々の貴き味方「根拠のない自信」は時間をかけなければ得られない。
しかし、時間さえかければ、別に苦しいことでなくても、それが得られるのである。
↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
これを得れば、どうしようもない人間がドラマティックな人生を楽しみ、超能力も発揮するのだから。
「根拠のない自信」と言っても、もちろん、妄想とは区別しなければならない。
「俺の運転はプロレーサーレベルだぜ」と言う公道レーサーは、ほぼ間違いなく妄想馬鹿であるように。
ただ、池沢さとしさんの1970年代の漫画『サーキットの狼』の主人公、「ロータスの狼」こと風吹裕矢(ふぶき ゆうや)のように、本当にプロ級の公道レーサーというのもいるだろう。
その差は、注ぎ込んだ時間の多さだ。
時間を注げば注ぐほど、人間は自信を持ち、実力は自信についてくるのである。
不世出の空手家、大山倍達の有名な伝記漫画『空手バカ一代』は、大半がフィクションらしいが、見るべき点も多い。
その中で、ニート状態の大山が庭でトレーニングに励みながら、両手の親指だけで逆立ちし、「これが出来る間は、どんな強敵が現れても、恐れることはない」と言う。
確かに、それは凄い芸当であるが、だから無敵というのは、「根拠のない自信」である。
だが、本当に自信があるなら、実際、その通りになる。
また、大山の著書(まあ、ほぼ全てゴーストライターが書いたらしいが)で、大山がアメリカで初めて巨漢のプロレスラーと戦った時の話が印象的だった。
大山が、実際に、アメリカでプロレスラーとシュートマッチ(真剣勝負)に近い試合をしたのは、おそらく事実らしい。
著書に書かれていた、試合前、大山が緊張で震えていたというのも本当かもしれない。
そこで、大山は、自分は牛を殺したから、いかに巨漢とはいえ、牛の体重の五分の一のもないプロレスラーに負けるはずがないと思うと落ち着いたという。
大山が実際に牛を殺したかどうかは分からないらしいが、大勢で押さえつけた牛の角を手刀(いわゆる空手チョップ)で折ったというのは本当かもしれないらしい。
「700kg前後の牛を殺したから100kg超程度のプロレスラーなど敵ではない」と思ったとしたら、これも単に「根拠のない自信」であるが、やっぱり、本当にそう思い込めたら勝つのである。
では、私自身の体験を述べる。
私はある時、信号無視で警官に捕まった。
あからさまな信号無視であるから、許されるはずがないし、当時、若かった私は、警官の権威的な態度に大いにムカついた。
しかし、ある「根拠のない自信」で私は落ち着き、反則切符も切られずに悠々と引き上げた。
さあ、どうしてそうなったか?
当時、私は、TM(超越瞑想)という瞑想をやっており、ルール通り、毎日、1日2回、真面目にやっていたのだ。
それで、「TMをやっている私は大丈夫だ」という「根拠のない自信」を持て、実際にそうなったのである。
私は、今は、TM自体は良いものだとは思っていない。
しかし、長く真面目にやっていれば、どんなことでも、こんな効果があるのである。
TMの効果を説いたり、自分の体験として語る人も多いと思うが、それは、TMの力ではなく、「根拠のない自信」の効果だと私は思う。
それが得られるならTMも良いのではと思う。
まあ、今のTMは、習うのに金がかかり過ぎるので、「アジマリカン」を唱えたり、般若心経の呪文を唱えたり、念仏をすれば同じことである。
私がお奨めするのは、呼吸をゆっくりにし、「1分5回以下の呼吸になれば仙人である」と思うことである。
呼吸コントロールで心も支配出来るので、そんな自信も得易いし、実際に、大変な力が得られるのである。
だが、やはり自信を得るには、何であれ、長い期間続ける必要がある。
私が大嫌いなのは「1日わずか5分で」とか「1週間で即効」などという大嘘である。
我々の貴き味方「根拠のない自信」は時間をかけなければ得られない。
しかし、時間さえかければ、別に苦しいことでなくても、それが得られるのである。
↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
人気ランキング参加中です |
最初からあるから、ない人がどうしてないかの原因は、ある人には解らないし、説明できないね。
合気といっしょだと思うわ。
だから、ある人からの説明とっても楽しみにしてます。