我が国の大宗教家だった五井昌久氏は、「老子のような人達は素晴らしい教えを残してはくれたが、では、一般の人は何をすれば幸福になれるのかといった具体的な方法論が欠けている」と言い、それで、ご自分は「世界平和の祈り」という、誰でも出来る簡単なものを教えているといった意味のことを言われていたと思う。
私も、それは非常に素晴らしいことだと思う。
また、五井氏は、世界平和の祈りも念仏も同じようなものであるが、今の時代、念仏が合わない人もいるだろうから、そんな人達のためにも世界平和の祈りがあると・・・だいたい、そんなことを言われていたと思う。
私は、これもうなづける。
それで、私も世界平和の祈りを唱えていたこともあるが、正直、私には合わなかった。
あまりに宗教的過ぎる・・・と言っても、実際、宗教なのだが、私は宗教に抵抗があるのだろう。
ただ、あくまで私がそう思うだけで、言うまでもなく、世界平和の祈りが好きな人は、これを祈るのが良い。
聖書や念仏に関しては、私は全く宗教と思っていない。
福音書は秘教的な力の書だし、念仏は宇宙原理に適合した1つの手法だ。
だから、素直に福音書を読めたり、念仏を唱えられる人は、それをすれば良いのだと思う。
だが、私にはいずれもやっぱり抵抗があるのだ。

私は、今年の4月頃に、8月末、あるいは、9月初めの、初音ミクさんのライブコンサート「マジカルミライ2018」に行くまで毎日、新約聖書の福音書を読むと決め、実際、1日も欠かさず読んだ。
素晴らしいものであったと思うが、やはり、時代の違いを感じる部分があった。
念仏は、毎朝仏壇で5回唱えているが、それ以上はやらない。
そして、時代を超えて普遍的に、誰にでも力を与えるのは、汎用呪文、あるいは、万能呪文というべきものであると分かった。
その、最高の形が、
「絶対、大丈夫だ」と「全て順調だ」である。
これのいずれかを、頭の中で唱える以外にやるべきことは何もない。
この汎用性、万能性に関しては、フランスの心理療法家エミール・クーエの自己暗示を参考にしている。
クーエの自己暗示の日本語の翻訳があまりにひどいと思えたのと、現在形が最も力を発揮すると考えられたので、改良し、万能呪文のような形にした。

万能呪文を数多く唱えていると、その必要性がひしひしと分かる。
頭の中から悪い想いがいくらでも湧き出てくることに気付くからだ。
そして、実は湧き出る以前に、潜在意識の中には、こういった悪い想い、悪い言葉が満ち満ちているのである。
だから、思い出した時に万能呪文を唱えて対抗し、さらにこれを潜在意識の中に送り込まないと、地獄に引っ張られていってしまうように思うのである。
それも、歳を取るごとにね。

クラウド・ブリステルやジョセフ・マーフィーの教えも、原理の理解のためには良いが、とにかく難しく、複雑過ぎて、まともにちゃんとやることは出来ない。
しかし、万能呪文であれば、簡単に出来、効果は全く変わらない。
同じ宇宙原理を使うのであるから、同じ成果を得られるのは当然である。
ただ、普通の人間の頭の中・・・いや、潜在意識の中には、本当に悪いものが多い。
それは、親や学校や世間やテレビや、あるいは、本から押し込まれた言葉から生まれた呪わしい教義や信念である。
まずは、それらを根絶しなければマイナスのままである。
それを最も安全に、誰にでも出来るのは汎用呪文である。
「絶対、大丈夫だ」「全て順調だ」
のいずれか一方を選び、唱えるだけで良い。
どちらにするか迷ったら、鉛筆を倒す(今どき、鉛筆がある家も少ないかもしれないので、ペンでも何でも良いが)と良い。
どちらも同じである。
また、自分が気に入った別の言葉でも、構わない。
ポイントは、個々の願いでなく全てを対象とする「汎用性」と、「現在形」であることだ。
そして、唱える時は、感情を込めず、淡々と心の中で唱えることが大切である。
目覚めた時や、眠る前には30回くらい唱えることをお勧めするが、いつでも思い出した時に唱えると良い。
それで、全てが良くなるだろう。

とりあえず、キョン(『涼宮ハルヒ』シリーズの主人公)的に言えば、
「では皆の衆、ここにめでたく、名前が決まった」
である。
「絶対、大丈夫だ」
「全て順調だ」
という汎用呪文を、今後、「万能呪文」と呼ぶ。
まさに、名は体を示し、あらゆることに効果がある呪文である。









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