プロレスラーで全日本プロレスの社長だったジャイアント馬場さんが、ある時、
「あらゆるトラブルはヤキモチから起こる。馬場という男はプロレス入りしてから全て順調だった。だから俺にヤキモチを焼く者がいるのは当然」
と言ったことがある。
自分は全てが順調・・・巨人に相応しい、何とも壮大な言葉だ。
馬場さんにも苦労はあった・・・どころか、危機一髪だらけだったろうが、結局は全てうまくいったのは確かだ。
そして、なぜそんなにうまくいったのかというと、自分は全て順調だと思っていたことと、謙虚だったことだ。
謙虚ということに関しては、彼がクリスチャンだったこととも関係すると思う。
だが、興味深いのは、なぜ彼は、自分は順調だと思い続けることが出来たかだが、それはもう分からない。
分からないが、我々が、そのようになるには、自己暗示、アファーメーション、呪文しかない。
「全て順調だ」
そう言葉で言うだけである。
ただし、感情を込めず、淡々と、しかし、丁寧に、いつでも、どこでも、念仏のように。
エミール・クーエは「私は毎日、あらゆる面でますます良くなっていく」という意味の、フランス語と英語の自己暗示の言葉を作ったが、それをこのように日本語にすると、全く駄目だ。
しかし、「全て順調」「全てうまくいく」といったシンプルな言葉にすれば、最大の効果が得られる。
金、恋愛、健康、仕事・・・個々についてあれこれ考える必要はない。それらは、「全て」に含まれる。
馬場さんは「全て」うまくいったのだ。
とはいえ、最後、61歳の若さで亡くなっているが、そこは、有名人につきもののストレスがあったのだろう。
大変な甘いもの好きで糖尿病だったのも、ストレスから来る食欲のためだったかもしれない。
長生きしたければ、華々しい成功はしない方が良いのかもしれない。
ただ、考えようによっては、馬場さんは死ぬ直前も現役でリングに上がっていたのだが、このように、老いる前に死ぬのも男の理想かもしれない。

昨日も書いたが、少なくとも毎日30回は、「全てうまくいく」「全て順調」どちらでも良いが、頭の中で言うべきである。
それで確かにうまくいくだろう。
そして「全て順調」というのは、最高の呪文、アファーメーション、自己暗示かもしれない。
なぜなら、この言葉には、過去と現在の肯定が現れているからだ。
いかに悪く思えても、現状肯定、過去オール善と考えることは良いことなのである。
とはいえ、結局は同じことなので、どの言葉でも良いのである。

26日に行った、インテックス大阪での初音ミクさんのライブコンサート「マジカルミライ2018」があまりに素晴らしかったので、今週土曜に幕張メッセでの同ライブに行くことを思うと、幸福感が押し寄せ、胸が高鳴ってならない。
とにかく全て順調だ。
抽選でSS席が当ったし、前の席はツインテの可愛い女の子だったし、ペンライトは会場で即座に買えたし、思う通りに身体が絞り込めたし、服も決まっていたし、コンサート後、ホテルのカフェで食べたケーキは美味しかったし(私の後で待ち客が増えたが、私はすぐに入れた)、さらに、あんなことやこんなこと、それに・・・こんなことまで!(笑)。
「全て順調」は「南無阿弥陀仏」と等しいのだと思う。
仏教っぽくしたければ「全てよし」とでもすると良い。
偉大な神道家の黒住宗忠は「嬉しいことばかり」と言っていたと思う。
どれも同じなのである。









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