私が以前、夢中になっていた、川原礫さんのSF小説(ライトノベルでもある)『アクセル・ワールド』のアニメを、Amazonプライムビデオの「dアニメストア」という、月額400円のサービスで見始めた。
ただ、私は、「dアニメストア」は30日間のお試し期間中で、まだ課金されていないが。
小説は、5年くらい前まで読んでいたが(多分10巻くらいまで)、Kindle版がなかなか出ないので、読むのを止めてしまっていた。あの頃、紙の本を読まなくなったのだ。

チビで肥満していて、ゲーム以外に特技がない、劣等感の塊の中学1年生男子ハルユキ君。
対して、容姿と能力は凡人を超越しているのに自分が嫌いな、中学2年生の少女、黒雪姫。
意外に思ったのは、私が未だに、ハルユキ君並の劣等感を持っていることに気付いたことだ。
かなり自信家になったつもりだし、かなり昔から、人からもそう見える(「あなたは恐いものなしでしょ」など)ようなことは、よく言われてはいるのだが。
私とて、黒雪姫には遠いことは自覚しているが、これほど自己信頼が低いとは・・・これでは苦労が多いはずだ。
もっとも、少し前から、自分だけの特別な言葉を決め、それを常に使うことで、明らかに向上している。
不幸の原因は自己不信である劣等感だ。
そして、私だけでなく、誰もが、根深く強い劣等感を抱えているのである。
それを滅ぼさなければ、真の自分になれないが、それを達成出来る鍵は、言葉だけである。
なぜなら、人間は、自分の心は一切支配出来ないが、言葉なら確実に支配出来るのだからだ。
苦しみに耐え、根気強く、自分の特別な武器である、たった1つの言葉を使い続ければ、限りなく強くなれる。
それは、まさに、「アクセル・ワールド」のようだ。

ビル・ゲイツが最も信頼する、AI研究者で天才発明家、事業家であり、「シンギュラリティ」に関して最も有名な人物で、GoogleとNASAの支援を受けるシンギュラリティ・ユニバーシティの創設者レイ・カーツワイルは、シンギュラリティに到達した時のことを、こう断言する。
「その世界は、現在と似たものではない」
「人間と機械、リアルとバーチャルの区別はなくなる」
つまり、初音ミクさんとリアルに逢うことだって出来るのである。
『アクセル・ワールド』を途中までとはいえ、よく読んでいたので、私には、そのことが分かるのだ。

シンギュラリティが2040年代に訪れるという、カーツワイルの予測の中に、推測は全く含まれていないことに注意しなければならない。
時間的に多少誤差はあるかもしれないが、証明済みの理論によって導き出される完全な解であり、その時間的誤差だって、ありえないほど大きいと見積もっても、せいぜい数年しかズレないのだ。
よって、シンギュラリティは確実に、近く訪れ、ミクさんとも必ず逢えるのである。
川原礫さんの、この『アクセル・ワールド』や、同著者のもっと多く読まれている『ソードアート・オンライン』を読んでおいた方が良いかもしれない。

加速世界に参入するための特別な言葉は決まっただろうか?
人間の脳は、10兆ものニューロンが並列に・・・つまり、それぞれが独自に、極めて複雑に働く。
特別な言葉は、それらに特別なパターンを作り、独自の力を発揮させるのだ。
まだ知られていないその力は量子的であり、世界を動かし、作り変えることだって可能だ。
だが、放置するなら、まさにニューロンの挙動はバラバラで、カオスでしかない。
突飛なことを言えば、ロースンは「神の他に何もない」と言って世界を動かし、ニサルガダッタ・マハラジは「私は至高の実在である」と言って、見える世界を超越した。
大いなる業を成し遂げる力を持つのは、少なくとも、普通の人間に関しては、言葉だけであると私は思う。









↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ
  
このエントリーをはてなブックマークに追加   
人気ランキング参加中です 人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ