かつては、1人の人間の筋肉の強さや武術には相当な力があったが、鉄砲やそれ以降の武器の発明で、そんなものは大した力ではなくなったし、文明社会においては、ほとんど何の役にも立たない。
財力は大きな力であるが、やはり、武器を管理・使用できる国家権力の方がずっと強い。
そして、国家権力との優劣が不明なのが宗教だ。
いや、実は、宗教が国家権力の正体だったりする。
大思想家の吉本隆明氏が『共同幻想論』で、国家は幻想だと言ったが、それは宗教という幻想である。
まあ、日本のように、宗教の形が隠された「信仰」もあるが、話をややこしくしないために、それも宗教とする。
つまり、一番強いのは宗教なのだ。

だから、他国の宗教に因縁つけたり、他人の宗教を貶すことは、馬鹿だと言うだけでなく、危険なことだ。
日本の宗教の一部であるにしても、靖国参拝にイチャモンつける中国や韓国は、決して日本を味方にできない。
このあたりは、中国や韓国の宗教をむしろ敬う日本の方がずっと賢い。

ではなぜ宗教が強いのかというと、宗教は潜在意識とつながっているからだ。
また「つまり」と言うが、つまり、結論として、人間にとって最大の力は潜在意識であり、近年まではこれを、「信念が最も強い」と言ってきたのだ。
だから、あなたも、潜在意識を絶対に味方にしなければならない。
潜在意識が味方である程度に応じ、それは、筋力を超え、武術を超え、財力を超え、国家権力をも超える。
国家が人々の潜在意識の集合体であるとは言え、それは指向性を持たない幻想であり、案外に不安定だ。
だから、指向性ある心と潜在意識のカップルほど強いものはない。

人間は、美しいものを信じる。
美しいものを疑わない。
だから、美しいものを身近に置きなさい。
自分自身が絶対的に美しいと思うものを。
そうすれば、潜在意識との壁は消え、神の力を手にすることになる。
ガラス玉に対しては、はっきりとガラス玉と言うことだ。
安物のギフト・・・スポーツの感動や愛の物語や聖典などは拒否せよ。
それができれば、本当に美しいものを見つけるだろう。
それで、あなたは無敵に近付いているのである。









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