以前も書いたが、心理学の研究によれば、どんな子供が最も幸福を感じているのかというと、家族の歴史を知っている子供である。
ご先祖様のことまで知っている子は、間違いなく、心が強く、安定している。
せめて、両親の簡単な生い立ちから後でも知っていれば、やはり、しっかりした子供になるのである。

これは、国家についても同じで、国民が国の歴史を知っている国は強い。
アメリカなんて国は、歴史が古くないこともあり、リアルな輝かしい独立の経緯を、アメリカ国民がよく知っていた頃は極めて強かったが、今はそうではない。
そこにいけば、ユダヤ人が賢い・・・とうより強いのは、ユダヤ人は誰もが、自分達ユダヤ民族の歴史を、子供の時からしっかり教えられて、よく覚えているからだ。
実は、ユダヤ人が凄い真の理由は、これなのである。

ところで、国の神話なんてのは、昔の権力者によってかなり歪められているものだ。
実は、それ自体は別に良いのだが、下手な改変により、不自然になるからまずいのだ。
それにより、国民が、神話をうそ臭く感じ、重んじなくなるからだ。
古事記は、残念ながら、そんなものなのかもしれない。
しかし、むしろ、日本の場合は、昔話に日本の歴史があり、それを拠り所に、日本人は自分を認識出来るのである。
日本のお伽噺も勿論良いが、『遠野物語』を読むことだ。

自分のルーツが分かれば、自分の物語を作ることが出来る。
そして、人間が幸福になるかどうか、成功するかどうか、どんな人間になるか、強くなれるかは、自分が頭の中で作る物語次第なのである。
植村花菜さんの『トイレの神様』なんて、まさに、自分のルーツの観念に基いた物語であり、あの通りにやれば、ちゃんときれいになれる。
正直であれば、生き物を大切にすれば、弱い者を助ければ、神の恵みを得て、お金持ちにもなり、偉くもなる。
それが日本人の深い思想だ。
だから、特に日本人の場合、人を騙したり、弱い者を虐げていたら、一時的にはうまくいっても、その後の転落振りは悲惨なものになる。
だから、まずは、日本の物語を読んでみれば良い。
そして、自分だけのストーリーを自分で作るのである。
ユダヤ人がなぜ強いのか、忘れてはならない。









↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ
  
このエントリーをはてなブックマークに追加   
人気ランキング参加中です 人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ