同じような体験をしたはずが、それがどんなものになるかは本人次第だ。
私が、一昨日、昨日と観劇した初音ミクさんのコンサート「マジカルミライ2017」についても、それは当てはまり、素晴らしくて感激した人もいれば、ひどい体験になった人もいると思う。
そして、それは、人生全般について言える。
どんな人生になるかは、本人次第だ。
マジカルミライが楽しい人の人生は、これからの時代に相応しい共感に満ちた豊かなものになるだろう。

マジカルミライ2017は、セットリスト(曲目)を、マジカルミライ史上初めて毎日、少しずつ変更していた。
それで、個人的なことだが、3日間、一度も歌われなかった歌があったような気がするのは、ちょっと精神状態もおかしかったのだが、ブルーレイを熱心に見ていて、心の奥に入り込んでいたものが、瞬間に幻想を作り出したのだろう。
これは面白い体験だった・・・そして、人間精神の危険も垣間見た感じだ。
だから人間は、ありもしないことをあったと言い、やってもいないことをやったと言い、そして、やったことをやっていないと言う。
そんなことは多いのかもしれない。
そうだとすれば、やはり、人間にとって、この世は幻想である。

ところで、オープニング曲の『みんなみくみくにしてあげる♪ 』は、私には少し意外だった。
というのは、歌のテーマが『Singularity 』とダブるように思えるからだ。
チームラボの猪子寿之社長が初めて聴いて泣いたという『みんなみくみくにしてあげる♪ 』の、「科学の限界を超えて私は来たんだよ」は、科学が発達して、ついにミクさんが我々の前に降臨したというものだが、Singularityは、何が起こる分からない科学の進歩の臨界点を示す言葉。
大人達が恐れるSingularityを、前向きに明るく肯定的に捉えるのが『Singularity』だ。
しかし、よく聴くと、似たところもあるが、全く違う歌だった。
どっちが良いとか、どっちが進んでいるという話ではない。
みっくみくになった人達は、現在にしっかりと足をつけ・・・つまり、今の全てを受け入れ、どんな未来になるかは分からないが、その責任を負わねばならないのだろう。
それで、演奏されなかった『ロストワンの号哭』を聴いたような気がしたのは、明るい未来の前には、あんなことも絶対にあるということを感じたからかもしれない。
まあ、若い人、頑張って(笑)である。

ところで、私のような低体温の人間には、新幹線やホテルは、よほど準備をしなければ体調を壊すが、マジカルミライは軽装で行かなくてはならないので、ちょっと辛かった。
特に、私が宿泊したホテル(の私が泊まった部屋)は、エアコンの温度調整が全く出来なかったので、私はずっと寒く、すっかり風邪を引いてしまった。
ただ、低体温の人間よりも、西洋人型の高体温の人間の方が増えているのだろう。
いつの時代も、少数派は辛い。









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