「障害のある愛ほど燃える」とか言うが、それは違う。
「障害のない愛なんか燃えない」が正しい。
「禁断の愛」こそ、身も心も燃え上がるのである。
イタリア映画「愛のほほえみ」で、8歳くらいの可愛い少女オルガがタバコを手に、「火をお持ちでない」と言い、ルーカ少年を驚かせるが、公爵夫人の孫であるオルガは、「あたし、やってはいけませんということは全部やりたいの」と言う。
その「やってはいけないこと」は、厳しく禁じられ、決してやらせてもらえないし、出来ないようなことだろう。
つまり、「簡単に出来る」ことなんかやっても面白くなく、「困難が多い」ことほど面白いということなのだ。
困難があった方が、生命力が高まり、能力が発揮され、充実するのである。
スポーツの試合でも、怪我を押して出場したり、体調が悪い方が、案外に活躍したりする。
あるプロボクシングの世界タイトルマッチで王者がKO勝ちしたが、実は王者は風邪で40度近い熱があったなんて話もある。体調万全であったら、もっと苦戦したか、ひょっとしたら負けていたかもしれない。
昔の東京オリンピックの女子体操で団体準優勝と個人総合優勝を獲得したチェコチームは、その時、亡命の真っ最中で、練習場所もなく、木の枝を使って段違い平行棒の練習をしていたとかいうし、ロサンゼルスオリンピック女子体操で個人総合優勝したメアリー・レットンは、足首を捻挫して、試合2日前までは歩けなかったとかいう。
そんな障害がなかったら、案外に、いまひとつの結果になっていたかもしれない。
1975年に、ドイツのケルンで行われた、ジャズピアニスト、キース・ジャレットの即興演奏によるピアノ・ソロ・コンサートこそ、障害、困難が奇跡を起こしたものである。
ピアノは小さ過ぎ、ジャレットは中腰で力強く鍵盤を叩かなくてはならなかったし、そもそも、そのピアノは壊れていて、黒盤、高音域、ペダルが使えなかった。
しかも、ジャレットは運転で疲れ、24時間眠っておらず、コンサートは深夜11時半に開始された。
だが、その演奏は神懸り、いまだ、アナログレコード、CDは売れ続け、ジャズ音楽で最高の売上を記録している。
商売でも、「買って下さい」と平身低頭する商売人よりも、「買わなくていいよ」という態度の商売人の方が大きな契約を取るものである。
女の子だって、「もうどうにでもして」と寄ってくる子より、「雪の女王」というほどの冷たい子の方が燃えてしまうもので、それを心得て、そっけない態度をする女の子もいる。
ツンデレが可愛いのは、ツンが様になっている場合だ。
学歴がない、資金がない、英語が出来ない・・・、そりゃ、非常に歓迎すべきことだ。
そうでなくては成功出来ない。
しかし、皆、そんな障害に気持ちで負けてしまうのだ。
ラズベリー*モンスター
纏う 攻撃は最大の防御なのに誰もが逃げてる
ラズベリー*モンスター
僕を止められるヤツは何処にも居ない
~『ラズベリー*モンスター』(作詞・作曲・編曲:HoneyWorks、歌:初音ミク)より~
ある空手家が、真剣を持った剣術の達人と決闘した。
百パーセント勝ち目はないので、空手家は、「よし、死のう」と思って突進し、その後の記憶がないのだが、気がついたら、剣術の達人は目の前で伸びていた。
だが、先に命を捨てなければ、空手家は殺されていただろう。
ここまでの状況はなかなかないだろうが、困難があれば、飄々(ひょうひょう)と念仏でも称えて忘我、没我、無我に近付くことだ。
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「障害のない愛なんか燃えない」が正しい。
「禁断の愛」こそ、身も心も燃え上がるのである。
イタリア映画「愛のほほえみ」で、8歳くらいの可愛い少女オルガがタバコを手に、「火をお持ちでない」と言い、ルーカ少年を驚かせるが、公爵夫人の孫であるオルガは、「あたし、やってはいけませんということは全部やりたいの」と言う。
その「やってはいけないこと」は、厳しく禁じられ、決してやらせてもらえないし、出来ないようなことだろう。
つまり、「簡単に出来る」ことなんかやっても面白くなく、「困難が多い」ことほど面白いということなのだ。
困難があった方が、生命力が高まり、能力が発揮され、充実するのである。
スポーツの試合でも、怪我を押して出場したり、体調が悪い方が、案外に活躍したりする。
あるプロボクシングの世界タイトルマッチで王者がKO勝ちしたが、実は王者は風邪で40度近い熱があったなんて話もある。体調万全であったら、もっと苦戦したか、ひょっとしたら負けていたかもしれない。
昔の東京オリンピックの女子体操で団体準優勝と個人総合優勝を獲得したチェコチームは、その時、亡命の真っ最中で、練習場所もなく、木の枝を使って段違い平行棒の練習をしていたとかいうし、ロサンゼルスオリンピック女子体操で個人総合優勝したメアリー・レットンは、足首を捻挫して、試合2日前までは歩けなかったとかいう。
そんな障害がなかったら、案外に、いまひとつの結果になっていたかもしれない。
1975年に、ドイツのケルンで行われた、ジャズピアニスト、キース・ジャレットの即興演奏によるピアノ・ソロ・コンサートこそ、障害、困難が奇跡を起こしたものである。
ピアノは小さ過ぎ、ジャレットは中腰で力強く鍵盤を叩かなくてはならなかったし、そもそも、そのピアノは壊れていて、黒盤、高音域、ペダルが使えなかった。
しかも、ジャレットは運転で疲れ、24時間眠っておらず、コンサートは深夜11時半に開始された。
だが、その演奏は神懸り、いまだ、アナログレコード、CDは売れ続け、ジャズ音楽で最高の売上を記録している。
商売でも、「買って下さい」と平身低頭する商売人よりも、「買わなくていいよ」という態度の商売人の方が大きな契約を取るものである。
女の子だって、「もうどうにでもして」と寄ってくる子より、「雪の女王」というほどの冷たい子の方が燃えてしまうもので、それを心得て、そっけない態度をする女の子もいる。
ツンデレが可愛いのは、ツンが様になっている場合だ。
学歴がない、資金がない、英語が出来ない・・・、そりゃ、非常に歓迎すべきことだ。
そうでなくては成功出来ない。
しかし、皆、そんな障害に気持ちで負けてしまうのだ。
ラズベリー*モンスター
纏う 攻撃は最大の防御なのに誰もが逃げてる
ラズベリー*モンスター
僕を止められるヤツは何処にも居ない
~『ラズベリー*モンスター』(作詞・作曲・編曲:HoneyWorks、歌:初音ミク)より~
ある空手家が、真剣を持った剣術の達人と決闘した。
百パーセント勝ち目はないので、空手家は、「よし、死のう」と思って突進し、その後の記憶がないのだが、気がついたら、剣術の達人は目の前で伸びていた。
だが、先に命を捨てなければ、空手家は殺されていただろう。
ここまでの状況はなかなかないだろうが、困難があれば、飄々(ひょうひょう)と念仏でも称えて忘我、没我、無我に近付くことだ。
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