昔、竹村健一さんが、
「皆がやっていることで成功するのは競争が激しくて大変だから、競争のないものを見つけて楽に成功すれば良い」
などと言って受けていた。
それに、「脱常識だ」なんてキャッチフレーズを付けてね。
いわゆる、ニッチ(隙間)市場を狙えということだが、ニッチ市場を開拓するのは、とんでもなく大変だ。
楽に儲かるニッチ市場は、あるにしても、極めて稀で、大手が組織力を動員して探しても、天才的な個人の特殊な才能を使っても、そうそう見つかるものではない。
また、見つけたら見つけたで、それを短命に終わらせず継続させることは更に難しい。
あるいは、最初はニッチでも、やれば儲かると分かれば、すぐに大手が参入してきて、もはやニッチでない、普通の市場になる。
一方、ビートたけし(北野武)さんは、やる人の少ないオタク分野で「俺が一番だ」なんて言っても、全然大したことないと本に書いていた。
たけしさんは、厳しいお笑いの世界で勝ち抜いた覇者だ。
しかし、お笑いというものがオタクなものであり、他でも、簡単に一番になれるようなオタク分野は、そうはない。
野球やサッカーも、プロを目指す人なんて、そこらのオタク分野よりよっぽど数が少ない、超オタクなのである。
成功した人は自分の体験でモノを言うので、かなり色メガネが入っており、彼等に悪意はないのだろうが、あまり真に受けない方が良い。
ドワンゴの川上量生会長の言うことも、普通の人が聞いたら馬鹿を見る。
彼も、競争の少ない分野に行くことを勧める点では、一見、竹村健一さんに似ている。
会社の会議で話し合って出てくる良いアイデア・・・つまり、正しいアイデアなんて、他の会社でも出てくるに決まっている。だから、それを実行しても、すぐに競争が激しくなってシンドイことになる。
だから、川上さんは、間違ったアイデアを実行するのだそうだ。
間違ったアイデアなら、誰もやらないので、競争にならないという理屈だ。
ただし、川上さんは、その間違ったものに、それは正しいという理屈を無理矢理に作るのである。
それはご本人も認める通り、考えるのが大変だ。
そして、それは、「ルールそのものを変えて勝つゲーム理論」という、高度な数学理論であり、川上さんのように超優秀な人専用の手法だ。
我々のような馬鹿や凡人が同じことをやっても、出てくるのは、どうしようもない糞アイデアと糞プランで、それを実行なんかしたら、あっさり撃沈するだけだ。
結局、こうなのだ。
竹村健一さんや、ビートたけしさんや、川上量生さんが成功したのは、彼等が、馬鹿とはほど遠かった・・・早い話が優秀だったからだ。
たけしさん自身が著書に書かれていた通り、人間は平等ではなく、馬鹿は何をやっても駄目なのである。
給料が安いのはなぜか?
不遇なのはなぜか?
仕事が得られないのはなぜか?
答は全部「馬鹿だから」である。
それを、「運が悪い」「あいつが悪い」「性格が繊細だから」「性格が悪いから」なんて言うのは言い訳でしかない。
だが、人間は平等で、努力すれば誰でも成功出来るような思想がまかり通っている。
だけど、馬鹿は馬鹿で、「馬鹿だから、あいつのようにはいかない」という現実を受け止めて鍛えれば、突出した偉人にはなれないにしても、それなりに立派な人になれる。
しかし、「馬鹿はいない」「馬鹿だなんて言うのは失礼だ」「馬鹿と言うのは差別だ」という風潮が、耐えて鍛えるということをさせず、人類の中の大多数である馬鹿が立派になる機会を奪っているのである。
「俺は馬鹿だ。川上量生のような優秀なやつとは違う」と「身の程を知る」ことが出来れば、格好悪い仕事や、厳しい仕事にも耐えられ、持って生まれた運命の中でうまくやれる。
一方、川上量生さんのように優秀な者は、彼のように、たまたまうまくいけば良いが、地獄まで落ちる場合が珍しくないし、そもそも、成功しても悲惨なものである。
川上さんも、自分がそうであることを認めることも多少言っているようである。
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「皆がやっていることで成功するのは競争が激しくて大変だから、競争のないものを見つけて楽に成功すれば良い」
などと言って受けていた。
それに、「脱常識だ」なんてキャッチフレーズを付けてね。
いわゆる、ニッチ(隙間)市場を狙えということだが、ニッチ市場を開拓するのは、とんでもなく大変だ。
楽に儲かるニッチ市場は、あるにしても、極めて稀で、大手が組織力を動員して探しても、天才的な個人の特殊な才能を使っても、そうそう見つかるものではない。
また、見つけたら見つけたで、それを短命に終わらせず継続させることは更に難しい。
あるいは、最初はニッチでも、やれば儲かると分かれば、すぐに大手が参入してきて、もはやニッチでない、普通の市場になる。
一方、ビートたけし(北野武)さんは、やる人の少ないオタク分野で「俺が一番だ」なんて言っても、全然大したことないと本に書いていた。
たけしさんは、厳しいお笑いの世界で勝ち抜いた覇者だ。
しかし、お笑いというものがオタクなものであり、他でも、簡単に一番になれるようなオタク分野は、そうはない。
野球やサッカーも、プロを目指す人なんて、そこらのオタク分野よりよっぽど数が少ない、超オタクなのである。
成功した人は自分の体験でモノを言うので、かなり色メガネが入っており、彼等に悪意はないのだろうが、あまり真に受けない方が良い。
ドワンゴの川上量生会長の言うことも、普通の人が聞いたら馬鹿を見る。
彼も、競争の少ない分野に行くことを勧める点では、一見、竹村健一さんに似ている。
会社の会議で話し合って出てくる良いアイデア・・・つまり、正しいアイデアなんて、他の会社でも出てくるに決まっている。だから、それを実行しても、すぐに競争が激しくなってシンドイことになる。
だから、川上さんは、間違ったアイデアを実行するのだそうだ。
間違ったアイデアなら、誰もやらないので、競争にならないという理屈だ。
ただし、川上さんは、その間違ったものに、それは正しいという理屈を無理矢理に作るのである。
それはご本人も認める通り、考えるのが大変だ。
そして、それは、「ルールそのものを変えて勝つゲーム理論」という、高度な数学理論であり、川上さんのように超優秀な人専用の手法だ。
我々のような馬鹿や凡人が同じことをやっても、出てくるのは、どうしようもない糞アイデアと糞プランで、それを実行なんかしたら、あっさり撃沈するだけだ。
結局、こうなのだ。
竹村健一さんや、ビートたけしさんや、川上量生さんが成功したのは、彼等が、馬鹿とはほど遠かった・・・早い話が優秀だったからだ。
たけしさん自身が著書に書かれていた通り、人間は平等ではなく、馬鹿は何をやっても駄目なのである。
給料が安いのはなぜか?
不遇なのはなぜか?
仕事が得られないのはなぜか?
答は全部「馬鹿だから」である。
それを、「運が悪い」「あいつが悪い」「性格が繊細だから」「性格が悪いから」なんて言うのは言い訳でしかない。
だが、人間は平等で、努力すれば誰でも成功出来るような思想がまかり通っている。
だけど、馬鹿は馬鹿で、「馬鹿だから、あいつのようにはいかない」という現実を受け止めて鍛えれば、突出した偉人にはなれないにしても、それなりに立派な人になれる。
しかし、「馬鹿はいない」「馬鹿だなんて言うのは失礼だ」「馬鹿と言うのは差別だ」という風潮が、耐えて鍛えるということをさせず、人類の中の大多数である馬鹿が立派になる機会を奪っているのである。
「俺は馬鹿だ。川上量生のような優秀なやつとは違う」と「身の程を知る」ことが出来れば、格好悪い仕事や、厳しい仕事にも耐えられ、持って生まれた運命の中でうまくやれる。
一方、川上量生さんのように優秀な者は、彼のように、たまたまうまくいけば良いが、地獄まで落ちる場合が珍しくないし、そもそも、成功しても悲惨なものである。
川上さんも、自分がそうであることを認めることも多少言っているようである。
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カップヌードルをたけしさんの言う大勢の馬鹿が買って、少数の優秀な人に莫大な額が入る。
「今だ!馬鹿(を)やろう!」なんてキャッチフレーズ、たけしさんのその言葉を聞くと皮肉に感じます。
不公平なのは知ってますが、ぼくのような馬鹿は不公平感を意識するととても白けるので、念仏とパワーポーズと腕振り運動、その他色々で可能な範囲で理想に近づこうと思います。