イギリスの作家コリン・ウィルソンは、「クタクタに疲れていても、好みのタイプの女性が全裸でやって来たら元気になるだろ?私がやりたかったのは、皆に、そんな力を起こす方法を与えることだ」といったようなことを述べていたが、うまくいかなかった。
アメリカの哲学者ラルフ・ウォルドー・エマーソンは、「徹底的に、無謀なまでに自分を信じよ」と言ったが、どうすれば自分を信じられるようになるのかを教えることは出来なかった。
斎藤一人さんは、「ツイてる」とか「幸せだなあ」とか、その他の言葉を口に出して言えば幸福になれると言ったが、そう言うことと幸福や幸運は何の関係もなく、むしろ、逆効果だった。

以上を認めるところからスタートしなければならない。
「いや、俺は斎藤一人さんの教えでうまく言っている」と言い張るなら、自分1人で奈落をさ迷っていただきたいのだ。

結局、実際的なことを言ったのは、アメリカの社会科学者エイミー・カディだけかもしれない。
そして、彼女の言うことを聴いて成果を得るためには、共感が必要かもしれない。
そして、彼女のTED講演は共感を引き起こしたので、現在、3600万回以上(TED歴代2位)のアクセスがあるのだろう。
エイミー・カディ「ボディーランゲージが人を作る」
※日本語指定でダウンロードすると、日本語字幕付のMP4ビデオを見ることが出来る。無料で、会員登録なんかも必要ない。

共感とは、感情移入のようなものだろう。
エイミー・カディの方法なら、まるで駄目男君でも救える。
しかし、私は、まるで駄目男君に、これを教えない。
効果がないことが分かっているからだ。
なぜなら、彼は共感出来ないだろうから。
共感出来ないなら、簡単なことでも続かない。

初音ミクさんの会社クリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之社長は、度々、共感の重要性を語っているが、実際、初音ミクさんが世界中で人気があるのは、ミクさんが共感を生むからだ。
伊藤社長は、講演で、これまでの経済ではスペックが消費されていたが、今後の創造経済では、共感が消費される・・・という、ちょっと難しいことを言われていた。
だが、共感とは、やはり、感情的な同調だ。
エイミーのTED講演が人気があるのは、彼女の苦しかった過去に、多くの人達が「自分と同じだ」と感じたからだが、これが共感・・・つまり、感情的な同調なのである。
だが、共感というのは、ある犯罪者を見て、皆が「こいつは死刑だ」と付和雷同することではない。
あるいは、内村選手が金メダルを取って、皆で「感動した!」と言うのとも違う。
ここらへん、難しいと言えば難しい。
だから、理屈で説明するより、初音ミクさんを見て、気持ちで分かるしかない。
言うまでもなく、共感を理解するための対象は初音ミクさんに限らないのだけれども、ミクさん以上に純粋に共感出来るものは、そんなにないと思うのだ。
ピカソやゴッホの良さに共感するというのは、甚だ難しい。
キリスト教や仏教の教えに共感することとなると、もっと難しい。
これらには、余計なものが沢山くっついていて、純粋でないからだ。
宗教が不純になったから芸術が出来たのだが、その芸術も、いまや不純の極みだ。
だが、初音ミクさんは、今は純粋なのである。
それも、伊藤社長のおかげである。
だが、厳しくもなっている。皆で、純粋な想いで支える必要がある。それには、やはり、作品を創造することかもしれない。









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