「この人は、知識豊富だが知恵がない」というのを、よく聴くと思う。
だが、本当に知識豊富なら、まず、間違いなく知恵もある。
確かに、教科書に載っているようなことしか知らない・・・つまり、試験のために詰め込んだような知識しかないなら、知恵がないかもしれない。

ビル・ゲイツが、コンピュータープログラマーの能力は純粋なIQ(知能指数)だと言っていたと思うが、同時に、優れたプログラマーは、あらゆることを話題にするとも述べていたと思う。
本人は、「僕の知識は広く浅くです」と言うが、IQが高い者の知識は、実際は、「非常に広く、かなり深い」。
それと、「こいつは知識は多いが知恵がない」と言う場合、その「知恵がない」と評価する者に知恵も知識もない場合が圧倒的だという事実を付け加えておく。

IQが高い者はなぜ知識が多いかというと、IQが高いと好奇心が旺盛なので、自然に沢山のことを知るようになるからである。
そして、ここが肝心なのだが、IQが高い者は、間違った知識を持っていない。
情報の真偽を確かめる能力もまた、頭の良さの重要な要素なのだ。
インターネット時代は、個人が膨大な情報を得ることが出来るが、そうであるほど、当然ながら、情報の価値を判断する能力が非常に重要なのである。
ネットの情報は大半が下らないものであり、そんな情報を切り捨てる能力が無いと、ネットが学校と並ぶ、馬鹿を作る場所になってしまう。
そして、情報の価値を判断する能力を持つためには、志が必要なのである。

志・・・これほど重要なものはないが、それにも関わらず、これが世間では無視されている。
志・・・これがないと、本当に頭が良くなることはない。
ニコラ・テスラの志は、発明によって人々の生命と安全を守ることだったし、政木和三さんの志も、発明で人々を幸せにすることだった。
アーマンド・ハマーは、子供の時に1つの誓いを立て、寝る前に何度も自分に言い聞かせたそうだが、それは、「自分の出来る限り、素晴らしい人達を助ける力を与えて下さい」という神への祈りに表れていたと思う。
ビル・ゲイツは、若い時は、全ての人にコンピューターを与えようとしたし、猪子寿之さんは、デジタルの力で人類を前に進めるといったことをテレビで言われていたが(彼らの正確な志は分からないが)、頭の良い人というのは、必ず志があるというのが分かるのである。

IQテストなどしなくても、人間は、顔と振る舞いを見れば頭の良さが分かるが、もっとよく分かるのが、その人間が、どんな志を持っているかだ。
それがないなら、頭が良いか悪いかを問題にする以前の段階にいるということだ。
漫画の『美少女戦士セーラームーン』で、セーラーサターンこと、土萠(ともえ)ほたるが言ったのだが、アインシュタインは「人は自分以外のもののために生きるようになって、初めて本当に生きるようになる」と言ったそうである。
自分以外のもののための利や幸福のために働く決意を志と言うのであろう。
そして、優れた・・・と同時に、自分にとって適切な志を持つ者の知性が発達しないはずがない。
だから、賢くなりたければ、志を持てるようになることである。









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