人間は、やっている本人は気付かない、変なこと、奇妙なこと、不合理なこと、非論理的なことをする。
「例えば具体的にどんなことか?」
と聞かれても困る。
だって、全く不合理なんだから、書いたって誰もピンとこないものばかりだ。
だから、実際に見たことがないものを例にすると、ペンを持つと、必ずそれで空中に三角を描く人がいる。
彼に、なぜそんなことをするのかと聴くと、
「私は京都出身だからです」
「祖父が染物をやってまして」
「え?そんなことしてます?」
など、何の意味もない答が返って来る。
これは、いわば、精神の中に巣食ったウイルスのようなものの仕業(しわざ)なのだ。
そして、普通の人では、数十種類以上の、そんな「ウイルスのようなもの」(あくまで、ようなものだ)に感染している。
まあ、本当は、人間の脳は、生体の保護のために、そんなウイルスにわざと感染する機能を持っているのだが、それが、どうしようもない不合理性になり、ほとんど全ての場合、その人間の能力を低下させ、時には病気にし、精神的障害を作り出し・・・と、まあ、ロクなことはない。
そして、そんなウイルスを消す方法は、とりあえずない。
ところが、不思議なことに、笹沢佐保さんの時代劇小説『木枯し紋次郎』のヒーロー、紋次郎は、奇妙な方法で、ウイルスの害を回避し、高い能力を保っている。
その方法とは、紋次郎が咥えている、長い楊枝(ようじ)だ。
彼は、いつも10cmほどの長い楊枝を咥えているので、よく、「なんで、そんなものを咥えているのか?」と聴かれる。
すると紋次郎は必ず、「これは癖ってもんでさあ」と言い、著者すら、それは癖というものだと書いていることがある。
しかし、何とも面白いことに、著者すら気付いていないが、それは紋次郎の癖ではなく、紋次郎も論理的には理解していないだろうが、「必要な気がして、わざとやっている」のである。
別に、楊枝を咥えることでなくても良いのだが、それが、簡単にやれることの1つだからやっているのだ。
つまり、癖のようなことをわざとやることで、上に述べた、精神の中のウイルスのようなものの活動を止めているのである。
紋次郎は、楊枝を咥えることを、あたかも、精神の中のウイルスの働きのようにやることで、本物のウイルスが動けないようにしているのだ。
いかなる分野の、いかなる天才、達人、名人も、必ず、そんなことをやっているのである。
ラグビーの五郎丸さんの「ルーティン」と呼ばれる動作や、イチローが打席に入った直後のお決まりの動作もそうなのだ。
上に書かれたことを理解できれば、あなたも、本日、ただいまより天才になる。
私も、今、天使に聞いたばかりだ。
私も天才になることを許されたのかもしれない。
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と聞かれても困る。
だって、全く不合理なんだから、書いたって誰もピンとこないものばかりだ。
だから、実際に見たことがないものを例にすると、ペンを持つと、必ずそれで空中に三角を描く人がいる。
彼に、なぜそんなことをするのかと聴くと、
「私は京都出身だからです」
「祖父が染物をやってまして」
「え?そんなことしてます?」
など、何の意味もない答が返って来る。
これは、いわば、精神の中に巣食ったウイルスのようなものの仕業(しわざ)なのだ。
そして、普通の人では、数十種類以上の、そんな「ウイルスのようなもの」(あくまで、ようなものだ)に感染している。
まあ、本当は、人間の脳は、生体の保護のために、そんなウイルスにわざと感染する機能を持っているのだが、それが、どうしようもない不合理性になり、ほとんど全ての場合、その人間の能力を低下させ、時には病気にし、精神的障害を作り出し・・・と、まあ、ロクなことはない。
そして、そんなウイルスを消す方法は、とりあえずない。
ところが、不思議なことに、笹沢佐保さんの時代劇小説『木枯し紋次郎』のヒーロー、紋次郎は、奇妙な方法で、ウイルスの害を回避し、高い能力を保っている。
その方法とは、紋次郎が咥えている、長い楊枝(ようじ)だ。
彼は、いつも10cmほどの長い楊枝を咥えているので、よく、「なんで、そんなものを咥えているのか?」と聴かれる。
すると紋次郎は必ず、「これは癖ってもんでさあ」と言い、著者すら、それは癖というものだと書いていることがある。
しかし、何とも面白いことに、著者すら気付いていないが、それは紋次郎の癖ではなく、紋次郎も論理的には理解していないだろうが、「必要な気がして、わざとやっている」のである。
別に、楊枝を咥えることでなくても良いのだが、それが、簡単にやれることの1つだからやっているのだ。
つまり、癖のようなことをわざとやることで、上に述べた、精神の中のウイルスのようなものの活動を止めているのである。
紋次郎は、楊枝を咥えることを、あたかも、精神の中のウイルスの働きのようにやることで、本物のウイルスが動けないようにしているのだ。
いかなる分野の、いかなる天才、達人、名人も、必ず、そんなことをやっているのである。
ラグビーの五郎丸さんの「ルーティン」と呼ばれる動作や、イチローが打席に入った直後のお決まりの動作もそうなのだ。
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私も、今、天使に聞いたばかりだ。
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私の頭ポリポリ掻く癖は、五郎丸ほど大それたことではないけれど、ポリポリ描くと落ち着いてくるんだよなぁ。私は天使?(笑)