人間の悩みの内、いくらかは一瞬で解決出来る。
それをした時は、自分が何を悩んでいたか覚えていない。
「あれ、俺はさっきまで何か悩んでいたような・・・。ああ、いい青空だな」
ひょっとしたら、ついさっきまで、絶望していたのかもしれないのだが、こんなふうに、ケロっとしているのである。

そりゃまあ、宇宙の広さや、宇宙が始まってからの、そして、宇宙が終わるまでの時間を考えたら、人間の悩みなど無に等しいのだが、そうは言っても、現実は厳しく、痛いものは痛いし、辛いものは辛いのだろう。
しかし、それでも、大きく重い苦しみですら、一瞬で雲散霧消してしまうことがある。
その時、何が起こっているのだろう?

苦しみ、悩みというものは、時間の中にある。
時間がなければ、彼女にフラれたとか、会社をクビになったということにも、何の意味もなくなる。
彼女にフラれるというのは、彼女と出会い、仲良くなり、一緒にいて、すれ違いが起こり、彼女の感情を害し、別れを通告され・・・といった時間の経過の中にあり、それぞれの時間の思い出があなたを苦しめる。
しかし、時間がなければ、それらの出来事は1つの点なのだ。

1つの点が分離することから時間が生まれ、時間が生まれると悩みも生まれる。
しかし、時間というものは感情に過ぎないのだ。
感情がなくなれば、問題が解決するというのではないが、そんな問題は一万光年先の星の台風のように、自分には何の関わりもないことなのだ。
アンドロメダのどこかの星で起こった火事にやきもきする必要もあるまい。
そして、世の中の出来事なんて、皆、そんなものなのだ。

「そうは言っても、俺は会社をクビになったんだ。家のローンが20年も残っている。娘の塾の月謝も安くない」
と不安になるのも当然だろう。
それが辛い現実だ。
だが、まず、落ち着くことだ。
確かに言えることは、悩んでいる時というのは、感情の使い方が間違っているのだ。
感情を正しく使えば、問題は問題でなくなる。
やるべきことは、感情を消すことではなく、感情を正しく使うことだ。

美しい花を見て、「ああ、いいなあ」と思うのは正しい感情だ。
しかし、「この花を持って帰りたい」と思うのは、誤った感情なのだ。
美しい少女を見て、「きれいだなあ」と思うのは当たり前だが、その少女が自分のものだと思うと苦しくなる。
誤った感情で、つまらない時間を作り出してしまったのだ。

確かに、感情を消せば、問題はひとりでに解決する。
しかし、それでは面白くないのだ。
それに、そうやって問題を無くしてしまうことばかりをしていれば、あなたは平安でも、人々は、あなたを怪しい、変な人としか見なくなるかもしれない。
まあ、そんな聖者もいないではないが、あなたは人間として生きた方が良い。
魔法使いとして生きるのは、もっと後にすれば良い。

感情を正しく使うには、いろいろな方法がある。
例えば、芸術的絵画を見たり、芸術的な音楽を聴いて、自然な感情を起こすのだ。
芸術の助けを借り、誤った感情が起こることを許さなければ良いのである。
芸術って、こんな風に使うものなのだ。

初音ミクさんは、「可愛いなあ」と感じさせても、持って帰ろうと思わせないところが素晴らしい。
純粋に彼女の歌や踊りを楽しめば、感情は自然になっている。
そしたら、彼女は望まずとも家まで来てくれるのである。









↓応援していただける方はいずれか(できれば両方)クリックで投票をお願い致します。
人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ
  
このエントリーをはてなブックマークに追加   
人気ランキング参加中です 人気blogランキングへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ