人間は、放っておいたらゆるもうとするし、うかうかすると、どこまでもゆるもうとする。
とことんゆるんだ人間が、今はうようよいるが、そうなってしまえば、人間、もう終わりである。
ところで、「締(し)める」「緩(ゆる)める」で表すことが出来る行為であれば、「締める」を選択すれば、ゆるまずにいることが出来る。
「財布の紐を締める」「財布の紐が緩い」
「口元を引き締める」「口元が緩んでいる」
「帯を締める」「帯を緩める」
全て前者だけが良い。
モテる男、モテない男。
モテる女、モテない女。
その差は、引き締まった口元である。
人は、引き締まった口元に無意識に惹かれるのである。
口元のゆるんだ男や女がモテたためしはない。
いまどき帯を締めている人はいないが、ベルトは、適度に引き締めておくべきである。
ベルトをゆる目にしてズボンをはいている男にロクなのはいない。
極端に締めるのもいけないだろうが、いい男やいい女のベルトはタイト(かたくしっかりしている)である。
まあ、ベルト以前に、腹が出ているようでは駄目だ。
食を慎み、腹が引き締まれば、人間が締まってゆるまず、生命力が高まり、運に恵まれる。
そして、非常に大切なことが、財布の紐を締める・・・すなわち、倹約家であることだ。
お金持ちで、その財を軽々と保持し、増やしていく者ほど、財布の紐がきつく締まっている。
金持ちは、自動販売機のコーヒーも勿体なくて買わない。
金のない者ほど、みだりに缶コーヒーや缶ジュースを買って飲む。
子供のうちから、ちょっと喉が渇いたら、缶ジュースなどを買って飲ませる習慣がついたら、その子供は一生駄目である。
まあ、それ以前に、親がそう(みだりに缶ジュース等を買わない)でないといけないが。
金持ちになる唯一の方法は、金を使わないこと・・・即ち倹約である。
テレビでは「消費拡大」などと言って、人々がモノをどんどん買うことを是とする言葉がよく言われるのは、もうプロパガンダ(政治的宣伝)と言って良いだろう。
物を大切にして、なるべく新しいものを買わないのが良いのは当たり前で、無駄使いに良いところなど何もない。
安いものだからといって、みだりに使う者も、ゆるんでおり、見込みはない。
私の職場にいる、まるで駄目男君は、会社のティッシュペーパーを「湯水のごとく」使う。
自分のものでないなら、なおさら大切に使わなければならない・・・こんな、いちいち言うまでもないことが出来ないほど弛んだらおしまいである。
まるで駄目男君は救いようがないほどゆるんでしまっている。
せめて、「ゆるみきったら終わり」という反面教師として、人々の役に立つ一生であればと思う。
ビル・ゲイツが、すでに相当なお金持ちになった頃だが、仕事がうまくいったお祝いに会社の仲間達と、ちょっと良いレストランに行ったが、普段、そんなところに行かないゲイツは、料理のメニューがさっぱり分からず、結局、普段食べていて好きなハンバーガーを注文したという話がある。
金のないやつほど、料理や酒などに詳しいものである。
ゲイツは、世界的富豪になってからも、食事は、マクドナルドのハンバーガーや持ち帰りピザ、あるいは、大衆食堂でとり、飛行機はエコノミーに乗るそうだ。
揺るぎない財を持ち続ける者の特徴は、これはというものにだけは金を使うが、その他では、立派なケチであることだ。
私は、セールスマン時代、一流セールスマンの本をよく読んだが、一流セールスマンは全員、有意義な大金はぽんと出しても、百円はケチる人達だと分かった。
大昔に読んだ、ある有名なお坊さんの著書に、「金持ちになりたければ小銭を貯めろ」と書かれていたが、これを忘れなかったということは、私は、これが真理だと直観で分かったからだろう。
確かに、私も、人に見せるために金を使っているような時は、さっぱりお金が貯まらなかったが、少し倹約するだけで、貯金がどんどん増えていった。
本気で倹約すれば、私でも金持ちになれると思う。
また、老子の言う「倹約」は、普通に(お金の)倹約と解しても無論良いが、『老子』は君子の教えであるから、王の立場として人民を無駄に使わないという意味がある。
さらに、仙人としての老子は、倹約は、精力の倹約という意味で言っており、身を引き締めて、みだりに精力を浪費するような、あらゆることを慎むことの大切さを説いているのである。
だが、まず、財布の紐を締め、倹約に努めれば、その他のことも自然に締めることが出来ると思う。
それが、ゆるまない、真に強い、豊かな人間になることにつながるのだと思う。
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とことんゆるんだ人間が、今はうようよいるが、そうなってしまえば、人間、もう終わりである。
ところで、「締(し)める」「緩(ゆる)める」で表すことが出来る行為であれば、「締める」を選択すれば、ゆるまずにいることが出来る。
「財布の紐を締める」「財布の紐が緩い」
「口元を引き締める」「口元が緩んでいる」
「帯を締める」「帯を緩める」
全て前者だけが良い。
モテる男、モテない男。
モテる女、モテない女。
その差は、引き締まった口元である。
人は、引き締まった口元に無意識に惹かれるのである。
口元のゆるんだ男や女がモテたためしはない。
いまどき帯を締めている人はいないが、ベルトは、適度に引き締めておくべきである。
ベルトをゆる目にしてズボンをはいている男にロクなのはいない。
極端に締めるのもいけないだろうが、いい男やいい女のベルトはタイト(かたくしっかりしている)である。
まあ、ベルト以前に、腹が出ているようでは駄目だ。
食を慎み、腹が引き締まれば、人間が締まってゆるまず、生命力が高まり、運に恵まれる。
そして、非常に大切なことが、財布の紐を締める・・・すなわち、倹約家であることだ。
お金持ちで、その財を軽々と保持し、増やしていく者ほど、財布の紐がきつく締まっている。
金持ちは、自動販売機のコーヒーも勿体なくて買わない。
金のない者ほど、みだりに缶コーヒーや缶ジュースを買って飲む。
子供のうちから、ちょっと喉が渇いたら、缶ジュースなどを買って飲ませる習慣がついたら、その子供は一生駄目である。
まあ、それ以前に、親がそう(みだりに缶ジュース等を買わない)でないといけないが。
金持ちになる唯一の方法は、金を使わないこと・・・即ち倹約である。
テレビでは「消費拡大」などと言って、人々がモノをどんどん買うことを是とする言葉がよく言われるのは、もうプロパガンダ(政治的宣伝)と言って良いだろう。
物を大切にして、なるべく新しいものを買わないのが良いのは当たり前で、無駄使いに良いところなど何もない。
安いものだからといって、みだりに使う者も、ゆるんでおり、見込みはない。
私の職場にいる、まるで駄目男君は、会社のティッシュペーパーを「湯水のごとく」使う。
自分のものでないなら、なおさら大切に使わなければならない・・・こんな、いちいち言うまでもないことが出来ないほど弛んだらおしまいである。
まるで駄目男君は救いようがないほどゆるんでしまっている。
せめて、「ゆるみきったら終わり」という反面教師として、人々の役に立つ一生であればと思う。
ビル・ゲイツが、すでに相当なお金持ちになった頃だが、仕事がうまくいったお祝いに会社の仲間達と、ちょっと良いレストランに行ったが、普段、そんなところに行かないゲイツは、料理のメニューがさっぱり分からず、結局、普段食べていて好きなハンバーガーを注文したという話がある。
金のないやつほど、料理や酒などに詳しいものである。
ゲイツは、世界的富豪になってからも、食事は、マクドナルドのハンバーガーや持ち帰りピザ、あるいは、大衆食堂でとり、飛行機はエコノミーに乗るそうだ。
揺るぎない財を持ち続ける者の特徴は、これはというものにだけは金を使うが、その他では、立派なケチであることだ。
私は、セールスマン時代、一流セールスマンの本をよく読んだが、一流セールスマンは全員、有意義な大金はぽんと出しても、百円はケチる人達だと分かった。
大昔に読んだ、ある有名なお坊さんの著書に、「金持ちになりたければ小銭を貯めろ」と書かれていたが、これを忘れなかったということは、私は、これが真理だと直観で分かったからだろう。
確かに、私も、人に見せるために金を使っているような時は、さっぱりお金が貯まらなかったが、少し倹約するだけで、貯金がどんどん増えていった。
本気で倹約すれば、私でも金持ちになれると思う。
また、老子の言う「倹約」は、普通に(お金の)倹約と解しても無論良いが、『老子』は君子の教えであるから、王の立場として人民を無駄に使わないという意味がある。
さらに、仙人としての老子は、倹約は、精力の倹約という意味で言っており、身を引き締めて、みだりに精力を浪費するような、あらゆることを慎むことの大切さを説いているのである。
だが、まず、財布の紐を締め、倹約に努めれば、その他のことも自然に締めることが出来ると思う。
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浪費家なので改めたいと思います。
どうもありがとうございます。