思想家の吉本隆明氏は2012年3月に87歳で亡くなられたが、同じ年生まれの著名人には、力道山、ブッシュ元大統領(父ブッシュ)、カーター元大統領がいることを私は覚えている。
父ブッシュやカーター氏は、今でも元気でご活躍中だ。
吉本氏は、自分は引きこもりだと言い、本来、人に会うのはお好きではなかったはずだが、老年になってからも積極的に講演会や対談を行われていた。
しかし、別に、引きこもりが治ったというのではない。
引きこもりは、子供の時にそうであれば、おそらく、ほとんど全員、一生、その性質を持ち続けるのだと思う。
私も引きこもり気質で、大人になってからも、働きにも学校にも行かず、いわゆるニートであったが、今でも、戸塚ヨットスクールに入れられているような人達と寸分変わらない。
戸塚ヨットスクールは、何が良いかというと、毎日、必ず早起きさせられることだ。
毎日、朝5時に起きるニートなんて絶対にいない。
普通は、少なくとも、8時、9時まで寝ているものだろう。
だから、毎日6時以前に起きるようになれば、自ずとニートではなくなる。
だが、戸塚ヨットスクールでは、強制的に早起きさせられるだけで、自主的に早起きにならなければ変われない。
時々、このブログで、私の身近にいる、全く駄目なある男子(30歳は過ぎているが)の話をするが、おそらく彼は、一生、まるで駄目だろう。
彼もまた、遅い時間に起きている。
早起きを勧めるが、時々、「昨日は7時に起きました」と自慢気に言って来るが、毎日でないと意味はないと言うのだが、それは覚えないのだ。だから、まるで駄目なのだ。
もし、自主的に早起き(6時以前)し、自主的に食を慎むようになれば、「まるで駄目」どころか、「普通の駄目」ですらなくなる。
しかし、そんな人は、どう言ってやろうと、強制される状況にならない限り、早起きも、食の慎みも出来ない。
だが、強制されたことは力にならない。
沈黙の行といって、全く言葉を発しない修行をすると精神が驚くほど向上するのだそうだ。
ある思想犯の男が国家に監禁され、口を利くことを禁じられた。それは数年に及んだ。
釈放された時、その男は「私は沈黙の行を達成した」と言ったが、ラマナ・マハルシは「強制された沈黙では意味はない」と切り捨てた。
マハルシは17歳の頃から数年に渡り、自主的に口を利かない沈黙の行を達成していたのだった。
戸塚ヨットスクールにしろ、もっと緩い矯正施設にしろ、訓練生は、一見鍛えられたうように見え、いったんは社会に出ても、すぐに元の状態に戻るのだと思う。強制されることがなくなれば駄目なのであり、つまり、最初から変わっていないのである。
そんなところに行かなくても、自主的に早起きと食の慎みをすれば立派になると思うが、それが出来る者は、ほとんどいないのだろう。
また、引きこもりというのではないが、毎日、生活が楽しくなく、生きるのが辛いというのも、早起きと食の慎みでなんとかなると思う。
しかし、そんな人達は、特に休日は極めて遅くまで寝ていたり、時に暴飲暴食して、それをストレス解消とか言ったり、普段も、過剰に菓子のようなものを食べたり、過ぎた量のアルコールを飲んでいるものである。
毎日5時起きで、少食粗食で、それでいつもうな垂れているなんて者はいない(もちろん、どんな人にも煩いはある)。
仕事の関係等で、4時や5時に起きるのは無理という人も当然いるだろうが、それでも、出来る範囲で、早く寝て、早く起きるようにすれば、運命は好転するだろう。
私も、毎日深夜0時近くまで会社にいるというのを半年ばかりやったことがあるが、その時でも6時に起き、7時半には出社していた。ただし、その半年、1日も休暇を取らないという無茶振りだったので、倒れてしまったが、それ以降は、帰宅時間を早くして、休暇を取るようにした。しかし、早起きは続けたので、運勢は良くなっていった。ところが、しばらくは、休日は遅くまで寝ていたので、いろいろ悪いことも多かった。また、大食するようになり、運勢はボロボロになっていったのだった。
毎日、早起きと少食・粗食であれば、通常のことでは運勢はどんどん良くなっていく。
少食・粗食と言っても、修行僧ではないのだから、極端なことをする必要はなく、ただ、「満腹するまで食べて自分を甘やかさない」ようにすれば良いのだし、少食であれば、どんな食べ物も美味しいので、過度に美味しいものや甘い菓子を食べることもなくなる(美食も、本当にたまになら良いかもしれないが)。
私がたびたびお奨めしている腕振り運動や、心の微かな声での呪文は、驚くべき効果のある秘法であり、早起きで少食でないと効果がないというのではないが、早起きで少食でなければ、おそらく、続かないだろうと思う。
いかなることも、1年365日、よほどの事情がない限り、例外なく継続する意思があってこそ効果がある。
「ちょっとやって、いい思いをしてやろう」などという卑しい考え方では、何も出来ない。
ただし、大した修行のようなことをする必要もないのだ。
逆にいえば、どれほど凄いことをしたところで、たまに気紛れにやるのでは何の意味もないのである。
プロスポーツ選手の多くは、シーズン中は普通の人からすれば超人のようなものだが、オフには、たらふく食べ、運動せず、夜遅くまで遊び、遅くまで寝ているらしい。そんな人は、現役時代は華やかでも、早くに訪れる引退後の人生は悲惨の一言である。
会社員とか、プロスポーツ選手というのは、あくまで二義的(根本的でないこと)で、まずは人間なのである。
人間の義務は、規則正しい生活と少食・粗食である。
その上で、義務以上のこと(腕振り運動や、心の微かな声での呪文)をやれば、それに応じた力が神から与えられるのである。
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父ブッシュやカーター氏は、今でも元気でご活躍中だ。
吉本氏は、自分は引きこもりだと言い、本来、人に会うのはお好きではなかったはずだが、老年になってからも積極的に講演会や対談を行われていた。
しかし、別に、引きこもりが治ったというのではない。
引きこもりは、子供の時にそうであれば、おそらく、ほとんど全員、一生、その性質を持ち続けるのだと思う。
私も引きこもり気質で、大人になってからも、働きにも学校にも行かず、いわゆるニートであったが、今でも、戸塚ヨットスクールに入れられているような人達と寸分変わらない。
戸塚ヨットスクールは、何が良いかというと、毎日、必ず早起きさせられることだ。
毎日、朝5時に起きるニートなんて絶対にいない。
普通は、少なくとも、8時、9時まで寝ているものだろう。
だから、毎日6時以前に起きるようになれば、自ずとニートではなくなる。
だが、戸塚ヨットスクールでは、強制的に早起きさせられるだけで、自主的に早起きにならなければ変われない。
時々、このブログで、私の身近にいる、全く駄目なある男子(30歳は過ぎているが)の話をするが、おそらく彼は、一生、まるで駄目だろう。
彼もまた、遅い時間に起きている。
早起きを勧めるが、時々、「昨日は7時に起きました」と自慢気に言って来るが、毎日でないと意味はないと言うのだが、それは覚えないのだ。だから、まるで駄目なのだ。
もし、自主的に早起き(6時以前)し、自主的に食を慎むようになれば、「まるで駄目」どころか、「普通の駄目」ですらなくなる。
しかし、そんな人は、どう言ってやろうと、強制される状況にならない限り、早起きも、食の慎みも出来ない。
だが、強制されたことは力にならない。
沈黙の行といって、全く言葉を発しない修行をすると精神が驚くほど向上するのだそうだ。
ある思想犯の男が国家に監禁され、口を利くことを禁じられた。それは数年に及んだ。
釈放された時、その男は「私は沈黙の行を達成した」と言ったが、ラマナ・マハルシは「強制された沈黙では意味はない」と切り捨てた。
マハルシは17歳の頃から数年に渡り、自主的に口を利かない沈黙の行を達成していたのだった。
戸塚ヨットスクールにしろ、もっと緩い矯正施設にしろ、訓練生は、一見鍛えられたうように見え、いったんは社会に出ても、すぐに元の状態に戻るのだと思う。強制されることがなくなれば駄目なのであり、つまり、最初から変わっていないのである。
そんなところに行かなくても、自主的に早起きと食の慎みをすれば立派になると思うが、それが出来る者は、ほとんどいないのだろう。
また、引きこもりというのではないが、毎日、生活が楽しくなく、生きるのが辛いというのも、早起きと食の慎みでなんとかなると思う。
しかし、そんな人達は、特に休日は極めて遅くまで寝ていたり、時に暴飲暴食して、それをストレス解消とか言ったり、普段も、過剰に菓子のようなものを食べたり、過ぎた量のアルコールを飲んでいるものである。
毎日5時起きで、少食粗食で、それでいつもうな垂れているなんて者はいない(もちろん、どんな人にも煩いはある)。
仕事の関係等で、4時や5時に起きるのは無理という人も当然いるだろうが、それでも、出来る範囲で、早く寝て、早く起きるようにすれば、運命は好転するだろう。
私も、毎日深夜0時近くまで会社にいるというのを半年ばかりやったことがあるが、その時でも6時に起き、7時半には出社していた。ただし、その半年、1日も休暇を取らないという無茶振りだったので、倒れてしまったが、それ以降は、帰宅時間を早くして、休暇を取るようにした。しかし、早起きは続けたので、運勢は良くなっていった。ところが、しばらくは、休日は遅くまで寝ていたので、いろいろ悪いことも多かった。また、大食するようになり、運勢はボロボロになっていったのだった。
毎日、早起きと少食・粗食であれば、通常のことでは運勢はどんどん良くなっていく。
少食・粗食と言っても、修行僧ではないのだから、極端なことをする必要はなく、ただ、「満腹するまで食べて自分を甘やかさない」ようにすれば良いのだし、少食であれば、どんな食べ物も美味しいので、過度に美味しいものや甘い菓子を食べることもなくなる(美食も、本当にたまになら良いかもしれないが)。
私がたびたびお奨めしている腕振り運動や、心の微かな声での呪文は、驚くべき効果のある秘法であり、早起きで少食でないと効果がないというのではないが、早起きで少食でなければ、おそらく、続かないだろうと思う。
いかなることも、1年365日、よほどの事情がない限り、例外なく継続する意思があってこそ効果がある。
「ちょっとやって、いい思いをしてやろう」などという卑しい考え方では、何も出来ない。
ただし、大した修行のようなことをする必要もないのだ。
逆にいえば、どれほど凄いことをしたところで、たまに気紛れにやるのでは何の意味もないのである。
プロスポーツ選手の多くは、シーズン中は普通の人からすれば超人のようなものだが、オフには、たらふく食べ、運動せず、夜遅くまで遊び、遅くまで寝ているらしい。そんな人は、現役時代は華やかでも、早くに訪れる引退後の人生は悲惨の一言である。
会社員とか、プロスポーツ選手というのは、あくまで二義的(根本的でないこと)で、まずは人間なのである。
人間の義務は、規則正しい生活と少食・粗食である。
その上で、義務以上のこと(腕振り運動や、心の微かな声での呪文)をやれば、それに応じた力が神から与えられるのである。
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