クラシック音楽には、聴き慣れないということもあるだろうが、普通の人には楽しく感じないものが多いかもしれない。
だが、ほとんど誰が聴いても惹き込まれるような、旋律の美しいクラシック曲もある。
その代表的なものとして、スメタナ(チェコ)の『わが祖国』の第2楽章『モルダウ』がある。
この曲の演奏の、長いイントロ(1分ほど)の後に始まる弦楽器主体の演奏は、ほとんど誰でも「ゾク」っとするほど美しい。
『わが祖国』は6つの交響詩から成っているが、この『モルダウ』だけ単独で演奏されたり、CDに収録されることも多い。
他には、ホルスト(イギリス)の『惑星』の中の、4曲目『木星(ジュピター)』のサビ(普通、クラシックでは使わない言葉だが)の部分は聴いたことがある人も多く、これも、誰が聴いても恍惚としてしまうほどだ。
ある民族が聴いて良いと思う曲も、他の民族ではそうではないということもあるだろうが、民族の区別なく「聴き惚れる」というものは、人間の、精神か神経か、それらの複合なのか理屈は分からないが、何かに働きかける特別な作用があるのだろう。
そんな音楽は、もちろん、分野を問わずあるが、その1つが、イエロー・マジック・オーケストラの『BEHIND THE MASK』だろう。
『BEHIND THE MASK』は、坂本龍一さんの作曲で、作詞はクリス・モズデルさんだ。
単音のイントロの数音だけで、ほとんどの人が黙り込むその威力は驚くべきもので、音の単純な組み合わせだけで、そんなことを起こせる音楽とは凄いものだと、改めて感じるのである。
だから、マイケル・ジャクソンやエリック・クラプトンらもカバーしたのだろう。
私見では、マイケルの『BEHIND THE MASK』は、「やっぱりマイケルは上手いなあ」と、彼の歌唱力の素晴らしさを再認識するが、クラプトンの場合は、『BEHIND THE MASK』のライブ演奏を聴くと、もう「凄いなあ」と感じるのである。
初音ミクさんのカバーもあるが、ミクさんの感情の雑味ない歌声をもっと引き立たせても良かったと思うが、さすがに曲が良過ぎて、ミクさんをフィーチャリングするには、まだまだ工夫が必要かもしれない。
良い音楽は、不思議に、聴いていると自信が満ちてくる。
自分の外側にある音を聴いているようで、実は、心が内面に向かうからであると思う。
人の力の源泉は、外ではなく内にあり、しかもそれは、我々の想像の及ばない桁外れに巨大な、そして精妙で神秘な力なのであるから、本当のことを言うと、それは不思議なことではなく、当然であると思う。
よって、徐々に自己に覚醒し、自信を持ち、エネルギーに満ちて強くなるためには、是非、良い音楽を聴きたいものである。
『BEHIND THE MASK』を作曲した坂本龍一さんは、改めて天才だなあと感じる。
だが、ある対談書で、村上龍さんが、
「坂本が成功したのは、才能というのもあるが、やっぱり3歳の時からピアノをみっちりやったからだ」
と、いかなることでも、最低10年の積み重ねが必要なことを強調しておられた。
それはそうで、どんな仕事でも同じだろう。
だが、子供の時に、向いていることを10年以上「みっちり」やることが出来た者は、やはり運が良かったのだろう。
才能があれば、その時は嫌々やっていても、後で成功するってこともある。
私も勿論だが、多くの人は、子供の時にそんなことはしていない。
大人になって、自分で選択することが出来るようになっても、なかなか自分に合ったことが見つからず、それどころか、一生見つからずに終わる場合も少なくは無い。
それはやはり悲劇と言うべきだろう。
それなら、腕振り運動や、心の微かな声の呪文をやってみればどうだろう?
腕振り運動を長年「みっちり」とやれば、音楽や武道、あるいはその他のどんなことをやるのと比べても、優るとも劣らない素晴らしいものが得られるだろう。
心の微かな声の呪文となると、短い期間で、それをやる者に変革を起こさせることは間違いないと思う。
これらは、世間における専門というものをはるかに超越した何かをもたらしてくれると思う。
例えば、政木和三さんは、子供の時、特別な訓練を何かやった訳ではなかったが、腹式呼吸を1年間「みっちり」とやったところ、勉強しなくても、難しいお経の意味がすらすらと分かったり、習ったこともないピアノを演奏できるようになった。政木さんのピアノの腕前は凄かったようで、自分で作曲した曲を、やはり自分でピアノ演奏したCDも出したし、そのカップリング曲は、政木さんの曲を、中国の天才的音楽家ウー・ルーチンが歌ったものだった。
下手なお稽古事より、お金が全くかからない素晴らしいものがあるということだし、また、大人が取り組むに相応しいものも、普通のものではない中に沢山あるだろう。
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だが、ほとんど誰が聴いても惹き込まれるような、旋律の美しいクラシック曲もある。
その代表的なものとして、スメタナ(チェコ)の『わが祖国』の第2楽章『モルダウ』がある。
この曲の演奏の、長いイントロ(1分ほど)の後に始まる弦楽器主体の演奏は、ほとんど誰でも「ゾク」っとするほど美しい。
『わが祖国』は6つの交響詩から成っているが、この『モルダウ』だけ単独で演奏されたり、CDに収録されることも多い。
他には、ホルスト(イギリス)の『惑星』の中の、4曲目『木星(ジュピター)』のサビ(普通、クラシックでは使わない言葉だが)の部分は聴いたことがある人も多く、これも、誰が聴いても恍惚としてしまうほどだ。
ある民族が聴いて良いと思う曲も、他の民族ではそうではないということもあるだろうが、民族の区別なく「聴き惚れる」というものは、人間の、精神か神経か、それらの複合なのか理屈は分からないが、何かに働きかける特別な作用があるのだろう。
そんな音楽は、もちろん、分野を問わずあるが、その1つが、イエロー・マジック・オーケストラの『BEHIND THE MASK』だろう。
『BEHIND THE MASK』は、坂本龍一さんの作曲で、作詞はクリス・モズデルさんだ。
単音のイントロの数音だけで、ほとんどの人が黙り込むその威力は驚くべきもので、音の単純な組み合わせだけで、そんなことを起こせる音楽とは凄いものだと、改めて感じるのである。
だから、マイケル・ジャクソンやエリック・クラプトンらもカバーしたのだろう。
私見では、マイケルの『BEHIND THE MASK』は、「やっぱりマイケルは上手いなあ」と、彼の歌唱力の素晴らしさを再認識するが、クラプトンの場合は、『BEHIND THE MASK』のライブ演奏を聴くと、もう「凄いなあ」と感じるのである。
初音ミクさんのカバーもあるが、ミクさんの感情の雑味ない歌声をもっと引き立たせても良かったと思うが、さすがに曲が良過ぎて、ミクさんをフィーチャリングするには、まだまだ工夫が必要かもしれない。
良い音楽は、不思議に、聴いていると自信が満ちてくる。
自分の外側にある音を聴いているようで、実は、心が内面に向かうからであると思う。
人の力の源泉は、外ではなく内にあり、しかもそれは、我々の想像の及ばない桁外れに巨大な、そして精妙で神秘な力なのであるから、本当のことを言うと、それは不思議なことではなく、当然であると思う。
よって、徐々に自己に覚醒し、自信を持ち、エネルギーに満ちて強くなるためには、是非、良い音楽を聴きたいものである。
『BEHIND THE MASK』を作曲した坂本龍一さんは、改めて天才だなあと感じる。
だが、ある対談書で、村上龍さんが、
「坂本が成功したのは、才能というのもあるが、やっぱり3歳の時からピアノをみっちりやったからだ」
と、いかなることでも、最低10年の積み重ねが必要なことを強調しておられた。
それはそうで、どんな仕事でも同じだろう。
だが、子供の時に、向いていることを10年以上「みっちり」やることが出来た者は、やはり運が良かったのだろう。
才能があれば、その時は嫌々やっていても、後で成功するってこともある。
私も勿論だが、多くの人は、子供の時にそんなことはしていない。
大人になって、自分で選択することが出来るようになっても、なかなか自分に合ったことが見つからず、それどころか、一生見つからずに終わる場合も少なくは無い。
それはやはり悲劇と言うべきだろう。
それなら、腕振り運動や、心の微かな声の呪文をやってみればどうだろう?
腕振り運動を長年「みっちり」とやれば、音楽や武道、あるいはその他のどんなことをやるのと比べても、優るとも劣らない素晴らしいものが得られるだろう。
心の微かな声の呪文となると、短い期間で、それをやる者に変革を起こさせることは間違いないと思う。
これらは、世間における専門というものをはるかに超越した何かをもたらしてくれると思う。
例えば、政木和三さんは、子供の時、特別な訓練を何かやった訳ではなかったが、腹式呼吸を1年間「みっちり」とやったところ、勉強しなくても、難しいお経の意味がすらすらと分かったり、習ったこともないピアノを演奏できるようになった。政木さんのピアノの腕前は凄かったようで、自分で作曲した曲を、やはり自分でピアノ演奏したCDも出したし、そのカップリング曲は、政木さんの曲を、中国の天才的音楽家ウー・ルーチンが歌ったものだった。
下手なお稽古事より、お金が全くかからない素晴らしいものがあるということだし、また、大人が取り組むに相応しいものも、普通のものではない中に沢山あるだろう。
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