仕事なんか探さなくても、やるべき仕事は向こうからやって来る。
人脈を作ろうとして、無理に社交的な場に出かけなくても、しかるべき人に引き合わされる。
そうではないだろうか?
今、お金のことで苦しんでいても、やがて、確信を感じることができる「儲かりまっせ!」って話が、必ずやって来る。

それにはどうすれば良いかというと、心を正す・・・というよりは、癒すことだ。
心理学者の河合隼雄さんが、心理療法のクライアントが好転に向かうと、本当に不思議なことが起こると著書に書かれているが、やはりそうかと思った。
河合さんは、あまり学会では、こんなことは言えなかったと思うが、彼は、自信を持って著書に書かれている。
そもそも、奇跡なんて、いつでもそこらで起こっている。
ただ、みんな気付かないのだ。
歩いている後ろに、一億円と「この金、拾った者のもの」という証書が入った袋がドサっと落ちても、みんな振り返らないのだ。
あなたも、10億円くらい損してるんじゃないかなあ(笑)。
まあ、これは半分冗談だ(半分本気だ)。

心の変化に外界が同調することも共時性(シンクロニシティ)というのだと思うが、それは、どうしたら起こるかというのではなく、常に起こっている。
だけど、「儲かるシンクロニシティがどうやったら起こりますか?」と聞かれても、そもそも、そのスケベ根性が幸運を止めているのだ。
そんな卑しいこと考えず、心を癒せば、嫌でも良いことが起こる。
例えば、私もそうだが、素晴らしい小説を読んだり、良い音楽を聴いて感激した後で、良い人にあったり、良い仕事に恵まれたりする。
それらの作品が、心を癒し、心が正されるせいだろう。
最近では、初音ミクさんが、オーケストラ演奏で歌った『残酷な天使のテーゼ』を20回くらい聴いたら、とんでもない、嬉し恥ずかなことがあって舞い上がってしまった。

クリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之社長が、講演会で、「セレンデイピティ」ということを言われていた。
セレンディピティ・・・大事な言葉だ。本当に大事なものだ。
これは、簡単に言えば、幸運を引き寄せる才能、あるいは、能力だ。
伊藤社長のセレンディピティーは、大袈裟ではなくキリスト級で、ビル・ゲイツに優る。
ものごとや人間の価値なんて、財力や権力じゃないのだ。
伊藤社長は、セレンディピティーを起こすには、好きなことをやりなさいと言われていた。ただし、ずっとやり続けなさいと言われていたのだ。
偉大な人間はみんな、好きなこと、やらずにいられないことを、ずっと、ずっとやり続けたのだ。
でも、その前に、少し、心を癒しなさい。
重い心、傷付いた心では、力が出ないかもしれない。
多くの人が喩えたように、心って翼なんだ。
濡れて重くなった翼、傷付いた翼を、まずは乾かし、癒さないといけない。
それだけでも、幸運の共時性(シンクロニシティー)は起こる。
そのためには、素敵な小説を読んだり、心に深く響く音楽を聴くのも一手と思う。









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