昨日の朝、フランスの心理療法家エミール・クーエのことを少し書いたが、彼が教えた万能の自己暗示は、
「毎日、あらゆる面で、私はますます良くなっていく」
だった。
この暗示を使っているという人はいる。
しかし、目覚しい効果があったというのはあまり聞かない。
効果を感じられないという雰囲気の人が多い。
はっきり、成果が無かったと言う人もいる。
では、この自己暗示は効果が無いのだろうか?
そんなはずはない。
この自己暗示は、絶対的に「効く」のである。
では、なぜ良くならない人が多いのだろう?
それは、単に、「ちゃんとやっていない」からに過ぎない。
例えば、朝起きた時に50回、夜ベッドに入ってから50回、日中決まった時間に50回と決めていいたとする。
1年365日、例外なく、必ずやっただろうか?
効果が無かった人というのは、気紛れにやったに過ぎず、せいぜい、数日とか、数十日、それも、忘れたり面倒でやらなかったなんて日があったりしたのだろう。
臆面もなく、「毎日はやらなかった。時々忘れた」なんてことを言う人もいるだろう。
だが、週に1日でもきちんとやらないと、効果は大きく減じるのだ。
まして、週に何日も「お休み」して、効果があるはずがない。
会社を、週2日休むような人はクビになっても不思議はないが、自己暗示はそれ以上に厳格なのだ。

クーエは、この自己暗示の「あらゆる面」は、個々の願いを残らず含んでいるのだし、具体的な願いを言うと、心が反発するので、この自己暗示が最も良いとしていた。
ただ、心の反発というのは、本当は悪いことではない。
現時点の心が反発するようなことを叶えるのが楽しいはずじゃないか?
反発が悪くないと思えば、悪くならない。

ビートルスの『エリナー・リグビー』という歌がある。
エリナー・リグビーという名の年取った女が、教会の窓辺に座って、誰か・・・多分、王子様を待ち続けるが、何も起こらず、惨めなまま彼女は死んでしまう。
初音ミクの『アンハッピーリフレイン』という歌の、

みっともない暮らしにもうバイバイ そろそろ迎えが来るのでしょ?
~『アンハッピーリフレイン』(作詞、作曲、編曲:wowaka、歌:初音ミク)~

を、そのままやっている女だ。
そして、エリナー・リグビーのような女や男が多いのだ(あの歌のマッケンジー神父もそうだろう)。
エリナー・リグビーは、暗示を使えば良かったのだ。
「5億円の資産を持つ、ハンサムな男性が夫だ」
あたりで良い。
当然、彼女の心は「そんなことありえない」と反発する。
反発したって良いじゃないか?
毎日、決めた時間に決めた回数、絶対に1日も休まず暗示を繰り返していたら、そう遠くなく、反発は弱まる。
そして、当たり前に思えてくる。
1日や2日、必死で、何百回、何千回も唱えたって駄目だ。
そもそも、必死で、疲れるほどやっちゃあ駄目だ。
それじゃあ、続かない。
少な過ぎてもいけない。
少な過ぎても、かえって続かないものだ。
決して休まずに続けることが何より大切なのだ。

小声で良いから声を出して唱えること。
また、渇望するような、邪まな願望は叶わない。
唱えていて、うんざりしてくるような、妄想的なことも駄目だ。
エリナー・リグビーで言えば、「福山雅治さんとハーレクインロマンス的展開になる」では、何も起こらない。
別に、分相応とか言うのではない。
他人には妄想に見えても、1年365日、1日も欠かさず、決めた時間に決めた回数唱えることができるなら、叶わないはずがない。
ただ、他人には言わないことだ。
そして、日常、常に肛門を締めるようにすれば、妄想をしなくなり、暗示も肯定的に感じるようになり、速やかに叶うだろう。









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