今朝見た夢をよく覚えている。
夢というのは、つい今しがた見たものでも忘れてしまって思い出さないこともあるが、幼い頃に見た夢でもよく覚えているものもあると思う。
どんな夢をよく覚えているのかというと、悪夢とか、あるいは、非常に美しいといった印象深いものが多いのかもしれないが、そのような夢を必ずしも覚えている訳ではない。
では、本当はどんな夢を覚えているのかというと、リアリティのある夢なのであるが、これは、決して、目が覚めている時のような感覚が強いという意味ではない。
そうではなく、夢も、目覚めも同じだと感じさせる夢だ。
夢を描いた私が好きな小説はライネル・マリア・リルケの『夢』の第7夜。なぜ第7夜かというと、それだけが青空文庫で訳出されていて、色々な電子書籍でほぼ無料で読めると思う。
この作品の夢もまた、夢も目覚めも同じと感じさせるものだった。
江戸川乱歩は「うつし世はゆめ、よるの夢こそまこと」という言葉がよほど好きだったらしいが、これも夢のリアリティを強調した言葉だと思える。
黒澤明の映画『夢』は、全て、自分が見た8つ夢を映画化したもので、これもまさに、うつし世と夜の夢が渾然としたものだと思う。
この映画の中の『桃畑』で、雛人形の化身達が踊る光景がひどく美しかった。
また、桃の花の精と思われる少女は、割合に普通の人間の女の子のようだが、何か奇妙な神秘性があったのは、状況や振る舞いが変わっていたからだろうと思った。
私が今朝見た夢のことを少し書く。
ある場所に本田さんという金持ちの家があるということが、なぜか私に分かった。
これは、目覚めの世界とは何の関係もないことで、なぜ私がそんなことを知っているのかの合理的な理由は何もない。
ただ、歩いていくと、確かに大きな家があり、表札もないのに、そこが本田さんの家だと、「なぜか分かってしまった」。
私は、この広い家の庭で、ゴルフの練習をする場所を借りたいと思っていた。
私は普段、ゴルフをしないし、なぜ、ゴルフの練習をしなければならないのかは分からない。
しかし、そのことについて別段、不審な感じはなかった。
ただ、その家に近付くと、本田さんと思しき、いかにも金持ちそうな紳士が、先に庭でゴルフの練習をしていた。
どんなのが「いかにも金持ち」かというと、これは全く私の感覚であるが、落ち着いた柔らかい感じの人で、私は彼がひどく苦手なのだ。
それは、彼には、何かの圧力があるからだと思う。
自分が金持ちになりたければ、彼と融合すれば良いというのは分かるが、そもそも彼には近寄り難い。
私は、別の練習場所を探さねばならなかった。
本田氏の家の庭は広く、別の場所もありそうだったが、私は、その家で練習場所を借りる気がしなくなり、その隣の、何かの施設のような場所で練習しようと思った。
そこには、まずまずの練習場所があるように思えた。
ただ、私がしたいのは、実際は、ゴルフの練習ではなく、何かを的に当てる練習で、アーチェリーというよりは弓、ダーツというよりは、投げナイフだった。
理屈では説明し難いが、私には夢の意味がよく分かった。
的を得る人といいうのは、落ち着きがあって、私にない優れたところのある人だ。
その人の印象をはっきり持ったので、私は彼を見習った方が良いのかもしれない。
的を射抜くには、的に執着してはならない。
的は自分の中にあり、落ち着いていれば・・・ペースを乱さず悠然としていれば外しようがない。
そういうことである。
夢は大切にした方が良い。
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夢というのは、つい今しがた見たものでも忘れてしまって思い出さないこともあるが、幼い頃に見た夢でもよく覚えているものもあると思う。
どんな夢をよく覚えているのかというと、悪夢とか、あるいは、非常に美しいといった印象深いものが多いのかもしれないが、そのような夢を必ずしも覚えている訳ではない。
では、本当はどんな夢を覚えているのかというと、リアリティのある夢なのであるが、これは、決して、目が覚めている時のような感覚が強いという意味ではない。
そうではなく、夢も、目覚めも同じだと感じさせる夢だ。
夢を描いた私が好きな小説はライネル・マリア・リルケの『夢』の第7夜。なぜ第7夜かというと、それだけが青空文庫で訳出されていて、色々な電子書籍でほぼ無料で読めると思う。
この作品の夢もまた、夢も目覚めも同じと感じさせるものだった。
江戸川乱歩は「うつし世はゆめ、よるの夢こそまこと」という言葉がよほど好きだったらしいが、これも夢のリアリティを強調した言葉だと思える。
黒澤明の映画『夢』は、全て、自分が見た8つ夢を映画化したもので、これもまさに、うつし世と夜の夢が渾然としたものだと思う。
この映画の中の『桃畑』で、雛人形の化身達が踊る光景がひどく美しかった。
また、桃の花の精と思われる少女は、割合に普通の人間の女の子のようだが、何か奇妙な神秘性があったのは、状況や振る舞いが変わっていたからだろうと思った。
私が今朝見た夢のことを少し書く。
ある場所に本田さんという金持ちの家があるということが、なぜか私に分かった。
これは、目覚めの世界とは何の関係もないことで、なぜ私がそんなことを知っているのかの合理的な理由は何もない。
ただ、歩いていくと、確かに大きな家があり、表札もないのに、そこが本田さんの家だと、「なぜか分かってしまった」。
私は、この広い家の庭で、ゴルフの練習をする場所を借りたいと思っていた。
私は普段、ゴルフをしないし、なぜ、ゴルフの練習をしなければならないのかは分からない。
しかし、そのことについて別段、不審な感じはなかった。
ただ、その家に近付くと、本田さんと思しき、いかにも金持ちそうな紳士が、先に庭でゴルフの練習をしていた。
どんなのが「いかにも金持ち」かというと、これは全く私の感覚であるが、落ち着いた柔らかい感じの人で、私は彼がひどく苦手なのだ。
それは、彼には、何かの圧力があるからだと思う。
自分が金持ちになりたければ、彼と融合すれば良いというのは分かるが、そもそも彼には近寄り難い。
私は、別の練習場所を探さねばならなかった。
本田氏の家の庭は広く、別の場所もありそうだったが、私は、その家で練習場所を借りる気がしなくなり、その隣の、何かの施設のような場所で練習しようと思った。
そこには、まずまずの練習場所があるように思えた。
ただ、私がしたいのは、実際は、ゴルフの練習ではなく、何かを的に当てる練習で、アーチェリーというよりは弓、ダーツというよりは、投げナイフだった。
理屈では説明し難いが、私には夢の意味がよく分かった。
的を得る人といいうのは、落ち着きがあって、私にない優れたところのある人だ。
その人の印象をはっきり持ったので、私は彼を見習った方が良いのかもしれない。
的を射抜くには、的に執着してはならない。
的は自分の中にあり、落ち着いていれば・・・ペースを乱さず悠然としていれば外しようがない。
そういうことである。
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ヨガや音楽が好きだったのですが、それ以上に好きなものがあったみたいです。きっとkayさんにとっての理想が紋次郎であったのと似ているのかもしれません。