野球選手は、春のキャンプ以降は、常人には真似のできないようなトレーニングをしているはずだが、肥満している選手もかなりいるし、中年過ぎると、ほとんどの選手が、明らかに脂肪がついて身体が丸く、脚が短く見えるようになる。
イチローなどは特例中の特例だろうと思う。

伝説的なボクシング世界ヘビー級王者だったモハメド・アリは、若い頃はスリムだったが、32歳で奇跡的な王座カムバックを果たした後は、お腹に肉がついてきていた。
しかし、それからも防衛を重ね、さらに、36歳で3度目の返り咲きを果たすなどしていたのだから、トレーニングも半端ではなかったはずだが、それですら、腹が出てくるのだ。
また、やはり伝説的な空手家で、アメリカではゴッド・ハンドと呼ばれたと聞く、極真空手の創始者、大山倍達さんが、もう老齢だった時にテレビで姿を見たことがある。
大山さんは、年をとってはいても、顔つきは引き締まり、眼光鋭く、まだまだ毎日修行をしていることをうかがわせたが、身体は丸々太っておられた。
大山さんの著書で読んだことがあるが、食事を一度でも抜くと機嫌が悪くなるほど大食漢であったらしい。
そして、あのマイケル・ジャクソンにしたって、20代の頃は、腰回りが非常に細かったが、30代に入ってからのビデオを見ると、素晴らしいスタイルながら、やはり、お腹回りがややふっくらしている。

これらの、大変な訓練をし、食事に気を配っているような人でも、中年以降は、脂肪がついてくると思われるが、それは、やはり糖質のものを食べるせいだろうと思う。
日本人なら、米のご飯を何杯も食べたり、うどんなどの麺類が好きな人も多いだろう。
西洋人は、やはり、パンを欠かさず、甘いデザートもかなり食べるのだろうと思う。
マイケル・ジャクソンは、1日1食のベジタリアンだったが、子供達と一緒にスナック菓子をよく食べていたようだ。
スナック菓子は炭水化物の固まりで、かなりの糖質食品である。
そんなものを食べ続けていれば、マイケルですら、お腹に肉がつくということなのだと思う。

パンや米といった炭水化物や、砂糖を摂らないようにすれば、脂肪がつくことはない。
ただし、「糖質は絶対駄目」というほどのこともないと思う。
砂糖や炭水化物を一切摂ってはならないといった趣旨の本を買いているのは、お金持ちの偉いお医者さんばかりだ。
それも、同じような本を際限なく出し、それがまた売れてさらにお金が入るのだろう。
しかし、庶民は、安価なパンや米のご飯を食べざるをえない。
そして、パンなら、菓子パンでなければ、1日に1~2個食べても問題ないし、米のご飯も(白米でも玄米でも同じ)一日一合、美食をしていないなら二合程度を食べるのは良いことである。
しかし、菓子パンを何個も食べたり、ご飯を何杯もお代わりしたり、うどんに目がなくて大量に食べるというなら、30歳も過ぎれば、肥満しない方がおかしい。

私も、しばらく、毎日、菓子パンを1個食べ、ビスケットをかなり食べていたら、1日1食のベジタリアンでも、少し体重が増えたようだ。
しかし、菓子パンをやめ、ビスケットではなく、なるべくナッツを食べるようにしたら、すぐに元に戻った。
夜、赤ワインを飲みながら、チーズをかなり食べたが、それは何の影響もなく、しかも、元気になった。
痩せたければ、米、パン、うどんなどの麺類、お菓子をやめれば良いだけだ。
もちろん、一切やめろと言うのではなく、シンプルなパンを1日1個、米一日一合なら問題ないし、むしろ、身体に良いと思う。
しかし、糖質でなければいくら食べても良いなど、とんでもないことで、満腹するまで食べるなら、肥満するしないの問題ではなく、心身とも堕落するだろう。
当然ながら、ダイエットや健康のために余計なお金は一円もお金を使う必要はない。
ただ、週に一度程度は、楽しい会食であれば、美食をかなり食べても良いのではないかと思う。









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