一流のピアニストの練習振りは凄いらしい。
学生期には7時間、8時間と練習するのも普通らしく、ピアニストになってからも、技術の維持のために厳しい練習を毎日欠かさないらしい。
バレリーナも当然そうで、ある国際的な女性バレリーナが、「1日練習を休めば自分で分かり、2日だと周囲に分かり、3日だとお客さんが分かる」といったようなことを言っていたと思う。これも、暗に、練習が厳しいものであることを言っているのだろう。
また、トップのフィギュアスケート選手も、幼い時から厳しい練習をしているのだろう。
ところで、3月のフィギュアスケート世界選手権で優勝した浅田真央さんが、日程を、実際より1週間早いものだと思っていたという、ちょっと考えられないようなことがあったらしいが、それについて浅田さんが「もう1週間練習しないといけないのが辛かった」といった発言をされていたのが印象的だった。つまり、当たり前かもしれないが、やっぱり、練習は厳しいのだと改めて思った。
プロレスラーの猛烈な訓練については、昔、アントニオ猪木さんの本で読んだことがある。
また、力道山は大相撲出身だったが、「俺は大相撲の練習がこの世で一番苦しいものだと思っていたが、プロレスの練習と比べたら屁でもない」と言っていたことがあるらしい。
ジャイアント馬場さんはプロ野球から転向したのだが、「ぶっ倒れるまでやるのがスポーツの練習だと俺は思っていた。だが、ぶっ倒れてから始まるのがプロレスの練習だ」という凄いことを言っていたらしい。大人しそうな馬場さんが言うのだから真実味もあろうというものだ。
しかし、苦しい思いを刻み続ける練習をしたようなものを、あなたは見たいだろうか?
ある歌手が、彼の得意なギターについて、やはり、かなりの練習をしたというが、「夢中だったし、辛いとはさっぱり思わなかった。むしろ楽しかった」と言っていたのを聞くとほっとした。
その練習というのも、せいぜいが数ヶ月のことだったと思う。
比べるほどのものではないが、私がプログラミング言語の勉強をしていた時、会社から帰って、食事や入浴が終わってから始めるのだが、深夜の2時過ぎにまで及び、さすがに3時になると、翌日の仕事に差し支えるから、仕方なく2時半になるとやめるといったものだった。休日にドライブしていても、プログラミングのことばかり考えていた。通勤で、片道40分ほど電車に乗っていたが、その間に、C言語のテキストを20ページ進むのをノルマとしていた。
だが、厳しいと感じたことは全くなかった。根性は全くないので、厳しかったら続くはずがない。
それに、そんなに長い期間のことではない。せいぜい半年程度だったと思う。
面白かったという感じではなかったかもしれないが、夢中ではあったと思う。まあ、それを楽しいというのかもしれない。
だが、それを何年も続けるとしたら、何か見返りを要求したい気になっていたと思う。
地位とかお金とか、成功とかである。
しかし、この道でそんなものを得ようなどとは思っていなかったのだ。
だからやれるのである。
私のようなのは、ピアニストやプロレスラーにはなれないのだろう。
大昔、寄宿舎に入っていた女子学生が、消灯時間が割合に早く、その時間が過ぎると電気が切られるので、一晩中電灯が付いていた、外にある共同トイレの入り口か何かの下で教科書を読んで勉強していたという話を読んだことがあるが、本人は、悲痛なところがなく、楽しんでいたような感じがした。
それで、私も、わざわざ、電灯の下に立って本を読むのが好きになったものだ。
以前、ピアノの国際コンテストで入賞した小学6年生の少女が、練習は1日1時間しかしないというのを、テレビで見たことがある。
彼女にとって、練習は楽しいものらしい。
そんな人の演奏を聴きたいと思うのである。
ところで、楽器演奏の練習に励む者の中には、練習のし過ぎで、神経か何かがおかしくなり、演奏できなくなってしまう病気というものが昔からあるらしいのだ。
ところが、発明家の政木和三さんは、世界的なピアニストが絶賛する腕前でピアノを弾き、ピアノ演奏のCDも出し、創った歌を、中国の天才音楽家ウー・ルーチンに歌わせたりしていたが、政木さんはピアノの練習をしたことは、ただの一度もないらしい。
やはり、練習をしたことはないらしいが、キーボード付シンセサイザーで演奏旅行をしていた画家の榊原匡章さんに会った時、彼は私に、「あなたも一瞬でできるようになりますよ」と言ったものだった。
もうそんな時代なのかもしれない。
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学生期には7時間、8時間と練習するのも普通らしく、ピアニストになってからも、技術の維持のために厳しい練習を毎日欠かさないらしい。
バレリーナも当然そうで、ある国際的な女性バレリーナが、「1日練習を休めば自分で分かり、2日だと周囲に分かり、3日だとお客さんが分かる」といったようなことを言っていたと思う。これも、暗に、練習が厳しいものであることを言っているのだろう。
また、トップのフィギュアスケート選手も、幼い時から厳しい練習をしているのだろう。
ところで、3月のフィギュアスケート世界選手権で優勝した浅田真央さんが、日程を、実際より1週間早いものだと思っていたという、ちょっと考えられないようなことがあったらしいが、それについて浅田さんが「もう1週間練習しないといけないのが辛かった」といった発言をされていたのが印象的だった。つまり、当たり前かもしれないが、やっぱり、練習は厳しいのだと改めて思った。
プロレスラーの猛烈な訓練については、昔、アントニオ猪木さんの本で読んだことがある。
また、力道山は大相撲出身だったが、「俺は大相撲の練習がこの世で一番苦しいものだと思っていたが、プロレスの練習と比べたら屁でもない」と言っていたことがあるらしい。
ジャイアント馬場さんはプロ野球から転向したのだが、「ぶっ倒れるまでやるのがスポーツの練習だと俺は思っていた。だが、ぶっ倒れてから始まるのがプロレスの練習だ」という凄いことを言っていたらしい。大人しそうな馬場さんが言うのだから真実味もあろうというものだ。
しかし、苦しい思いを刻み続ける練習をしたようなものを、あなたは見たいだろうか?
ある歌手が、彼の得意なギターについて、やはり、かなりの練習をしたというが、「夢中だったし、辛いとはさっぱり思わなかった。むしろ楽しかった」と言っていたのを聞くとほっとした。
その練習というのも、せいぜいが数ヶ月のことだったと思う。
比べるほどのものではないが、私がプログラミング言語の勉強をしていた時、会社から帰って、食事や入浴が終わってから始めるのだが、深夜の2時過ぎにまで及び、さすがに3時になると、翌日の仕事に差し支えるから、仕方なく2時半になるとやめるといったものだった。休日にドライブしていても、プログラミングのことばかり考えていた。通勤で、片道40分ほど電車に乗っていたが、その間に、C言語のテキストを20ページ進むのをノルマとしていた。
だが、厳しいと感じたことは全くなかった。根性は全くないので、厳しかったら続くはずがない。
それに、そんなに長い期間のことではない。せいぜい半年程度だったと思う。
面白かったという感じではなかったかもしれないが、夢中ではあったと思う。まあ、それを楽しいというのかもしれない。
だが、それを何年も続けるとしたら、何か見返りを要求したい気になっていたと思う。
地位とかお金とか、成功とかである。
しかし、この道でそんなものを得ようなどとは思っていなかったのだ。
だからやれるのである。
私のようなのは、ピアニストやプロレスラーにはなれないのだろう。
大昔、寄宿舎に入っていた女子学生が、消灯時間が割合に早く、その時間が過ぎると電気が切られるので、一晩中電灯が付いていた、外にある共同トイレの入り口か何かの下で教科書を読んで勉強していたという話を読んだことがあるが、本人は、悲痛なところがなく、楽しんでいたような感じがした。
それで、私も、わざわざ、電灯の下に立って本を読むのが好きになったものだ。
以前、ピアノの国際コンテストで入賞した小学6年生の少女が、練習は1日1時間しかしないというのを、テレビで見たことがある。
彼女にとって、練習は楽しいものらしい。
そんな人の演奏を聴きたいと思うのである。
ところで、楽器演奏の練習に励む者の中には、練習のし過ぎで、神経か何かがおかしくなり、演奏できなくなってしまう病気というものが昔からあるらしいのだ。
ところが、発明家の政木和三さんは、世界的なピアニストが絶賛する腕前でピアノを弾き、ピアノ演奏のCDも出し、創った歌を、中国の天才音楽家ウー・ルーチンに歌わせたりしていたが、政木さんはピアノの練習をしたことは、ただの一度もないらしい。
やはり、練習をしたことはないらしいが、キーボード付シンセサイザーで演奏旅行をしていた画家の榊原匡章さんに会った時、彼は私に、「あなたも一瞬でできるようになりますよ」と言ったものだった。
もうそんな時代なのかもしれない。
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やりたいなあって思っててやってみて、気付いたら出来てたってことありますよね。
自分には別になんの才能もないのに