少し昔(1970年代)、ヨーロッパのどこかの大学だったと思うが、ある教授が、学生に講義を始める前に、ジーンズを履いていた女子学生を全員、教室から追い出したことがあった。
彼の言い分では、「男がスカートを履いていたら教室から追い出す。女がジーンズを履くのも同じで馬鹿げたことだからだ」といったことだったと思う。
賛同は少なかったと思う。そして、批判はあっただろう。
しかし、こんなことで正面切って批判、非難、論戦しても仕方がない。無駄なことだ。
では、上に述べたようなことが、その教授の信念なのかというと、それも違うのだ。
この教授は、単に、「女性がジーンズを履くことに対してアレルギーを持っている」というだけのことなのだ。
アレルギーとは、ご存知のように、過剰な免疫反応のことで、何かに対する抵抗性が強過ぎるということだ。
古風な人の中には、女性がズボンを履くだけで抵抗を感じる人もいるだろうが、ほとんどの場合、この教授ほど強い抵抗を持っている訳ではない・・・つまり、アレルギーではない。
そして、この教授が引き合いにした、「男性がスカートを履く」ことへの抵抗性が高い人の方が多いと思うが、それでも、もし、街中でスカートを履いている男性がいたとしてもどうだろう?
珍しいとは思われるかもしれないし、ひょっとしたら「変なやつだ」と思う人が多いとしても、今の時代、ひっ捕まえて説教するほどの抵抗を感じないのではと思う。
私は、どんなファッションでも許されるとは言わないが、男のスカート程度なら、本人が好きならそれでいいじゃないかと思う。
上に挙げた教授は、おそらく、肉体的にもアレルギーを抱えていたのではないかと思う。
アレルギー体質の人というのは、精神的にも過度の抵抗性を持っているものであり、実際の身体的アレルギーの原因はそういった精神的なものなのだ。
このことについて、ちょっと述べてみたい。
皮膚病の人や、皮膚病でなくても、何らかの病気を抱えている人の役に立つと思う。
何度かここでも書いているが、私は幼い頃からの皮膚病で、これがアトピーなのか乾癬(かんせん)なのかは分からないが、最近は、夜、1時間ごとに目が覚めるほどの痒みに苦しめられている。
アトピーにしろ、乾癬にしろ、何らかのアレルギーであると思う。
そして、それは絶対に精神的アレルギーに因するものであると思う。この論は医学的には正しくないのかもしれないが、間違いないと思う。
皮膚病に塗り薬は効かない。効いても一時的なもので、効果を出すためには、どんどん、強くて大量の薬を必要とし、やがて、肌の耐性が限界を超え破壊される。
また、これは、どんな病気も似たようなものと思う。
私もそんな状態だったので、止む無く、抗ヒスタミン剤を服用したら、幼い頃からの強固な痒みがピタリと止まった。
※私が服用したのは小林薬品工業の「ベリー錠」
全く驚きであるが、薬が効いている間は、痒みは無いのである。これまで軟膏薬で傷付けてしまった肌が腫れてひりひりピリピリするが、たとえ少々の激痛であっても、皮膚病の痒みに比べれば天国だ。
ただ、抗ヒスタミン剤は、身体が必要としているアレルギー反応を強制的に停止させるのであるから、反作用がないはずがない。
だが、自分を観察してみると、抗ヒスタミン剤とは、神経的なあらゆる抵抗性を強制的に取り去ることで、アレルギーを起こさないようになっているのだと思われるのだ。
具体的には、脳神経的なものだろう。もっと分かり易く言えば、脳の働きの一部を抑えているのだ。
そして、それはやはり精神性にも影響している。
私の精神アレルギーは、歩きタバコや歩きスマホ、あるいは、人が自分に寄り添ってくることだったが、それらに対する過激な抵抗性が弱くなっている。
つまり、こういったことへの抵抗を、純粋に精神的な手段で解消できればアレルギーは消えるのだろう。
そもそも、あらゆる病気はアレルギー反応なのだと思う。
たとえ癌や、あるいは、風邪1つにしてもそうであるし、明らかに器質性と思われる病気もそうなのかもしれない。
つまり、精神的アレルギーを消せば病気も消えるのである。
「病は気から」なんて曖昧なことを言うと分からないが、「病はアレルギーから」と言えば、病気の原因やその正しい治療法も分かってくると思う。
しかし、精神的アレルギーに打ち勝つのは難しい。
あらゆることを受容する、広く豊かな心が必要である。これは、人間の究極の目標とも言えるほどのものではないかと思う。
最初に述べた、女性のジーンズ着用に対するアレルギーの教授を笑うかもしれないが、我々も同じような変なアレルギーをゴマンと持っているのである。
何事も批判しない受容性・・・これを獲得すれば、あらゆる病気と無縁であるし、社会的、経済的な病気、つまり、人間関係やお金の問題も解決するだろう。
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彼の言い分では、「男がスカートを履いていたら教室から追い出す。女がジーンズを履くのも同じで馬鹿げたことだからだ」といったことだったと思う。
賛同は少なかったと思う。そして、批判はあっただろう。
しかし、こんなことで正面切って批判、非難、論戦しても仕方がない。無駄なことだ。
では、上に述べたようなことが、その教授の信念なのかというと、それも違うのだ。
この教授は、単に、「女性がジーンズを履くことに対してアレルギーを持っている」というだけのことなのだ。
アレルギーとは、ご存知のように、過剰な免疫反応のことで、何かに対する抵抗性が強過ぎるということだ。
古風な人の中には、女性がズボンを履くだけで抵抗を感じる人もいるだろうが、ほとんどの場合、この教授ほど強い抵抗を持っている訳ではない・・・つまり、アレルギーではない。
そして、この教授が引き合いにした、「男性がスカートを履く」ことへの抵抗性が高い人の方が多いと思うが、それでも、もし、街中でスカートを履いている男性がいたとしてもどうだろう?
珍しいとは思われるかもしれないし、ひょっとしたら「変なやつだ」と思う人が多いとしても、今の時代、ひっ捕まえて説教するほどの抵抗を感じないのではと思う。
私は、どんなファッションでも許されるとは言わないが、男のスカート程度なら、本人が好きならそれでいいじゃないかと思う。
上に挙げた教授は、おそらく、肉体的にもアレルギーを抱えていたのではないかと思う。
アレルギー体質の人というのは、精神的にも過度の抵抗性を持っているものであり、実際の身体的アレルギーの原因はそういった精神的なものなのだ。
このことについて、ちょっと述べてみたい。
皮膚病の人や、皮膚病でなくても、何らかの病気を抱えている人の役に立つと思う。
何度かここでも書いているが、私は幼い頃からの皮膚病で、これがアトピーなのか乾癬(かんせん)なのかは分からないが、最近は、夜、1時間ごとに目が覚めるほどの痒みに苦しめられている。
アトピーにしろ、乾癬にしろ、何らかのアレルギーであると思う。
そして、それは絶対に精神的アレルギーに因するものであると思う。この論は医学的には正しくないのかもしれないが、間違いないと思う。
皮膚病に塗り薬は効かない。効いても一時的なもので、効果を出すためには、どんどん、強くて大量の薬を必要とし、やがて、肌の耐性が限界を超え破壊される。
また、これは、どんな病気も似たようなものと思う。
私もそんな状態だったので、止む無く、抗ヒスタミン剤を服用したら、幼い頃からの強固な痒みがピタリと止まった。
※私が服用したのは小林薬品工業の「ベリー錠」
全く驚きであるが、薬が効いている間は、痒みは無いのである。これまで軟膏薬で傷付けてしまった肌が腫れてひりひりピリピリするが、たとえ少々の激痛であっても、皮膚病の痒みに比べれば天国だ。
ただ、抗ヒスタミン剤は、身体が必要としているアレルギー反応を強制的に停止させるのであるから、反作用がないはずがない。
だが、自分を観察してみると、抗ヒスタミン剤とは、神経的なあらゆる抵抗性を強制的に取り去ることで、アレルギーを起こさないようになっているのだと思われるのだ。
具体的には、脳神経的なものだろう。もっと分かり易く言えば、脳の働きの一部を抑えているのだ。
そして、それはやはり精神性にも影響している。
私の精神アレルギーは、歩きタバコや歩きスマホ、あるいは、人が自分に寄り添ってくることだったが、それらに対する過激な抵抗性が弱くなっている。
つまり、こういったことへの抵抗を、純粋に精神的な手段で解消できればアレルギーは消えるのだろう。
そもそも、あらゆる病気はアレルギー反応なのだと思う。
たとえ癌や、あるいは、風邪1つにしてもそうであるし、明らかに器質性と思われる病気もそうなのかもしれない。
つまり、精神的アレルギーを消せば病気も消えるのである。
「病は気から」なんて曖昧なことを言うと分からないが、「病はアレルギーから」と言えば、病気の原因やその正しい治療法も分かってくると思う。
しかし、精神的アレルギーに打ち勝つのは難しい。
あらゆることを受容する、広く豊かな心が必要である。これは、人間の究極の目標とも言えるほどのものではないかと思う。
最初に述べた、女性のジーンズ着用に対するアレルギーの教授を笑うかもしれないが、我々も同じような変なアレルギーをゴマンと持っているのである。
何事も批判しない受容性・・・これを獲得すれば、あらゆる病気と無縁であるし、社会的、経済的な病気、つまり、人間関係やお金の問題も解決するだろう。
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現代人は実際は社会関係や人間関係を重視する弥生文化に抵抗感を持っており、アレルギーなどの拒否反応もそこからくるのかもしれない
解決策としては縄文人型の生活に移行するか、
或いはアレルギーを圧し殺しながらもあくまで弥生型文化に適応していくか
(パンダのように何かの偶然で環境に適応出来るようになるかもしれない)
二つの方向性が考えられるだろうか