一般的に、社会のエリート(選ばれた者)といえば、一流大学や大学院を卒業して、大手企業の幹部候補として入社し、年収は最初は大したことはないが(それでも、父親の年収が低い部類なら、最初からそれを超える)、30代で一千万円近く、あるいは、一千万円を上回ることも珍しくはない・・・そんな者達のことだろうか?
そういった者達を普通のエリートというなら、特別なエリート・・・ある意味、真のエリートという連中がいる。
私はそんな連中には関わり合いになりたくないし、関わり合うこともないだろうが、何の因果か、たまたま一緒になってしまったことがある。
彼らの見かけは、平凡な想像でもイメージできるような難い感じだが、柔らかい雰囲気の人もいる。
ただ、私のような平均以下の人間に対し、露骨に見下すような態度かというと、それはあまりなく、親切にすら感じる。
もし、彼らが自分を見下していると感じるなら、多くの場合、それはこちらの劣等感による思い込みであるかもしれない。
彼らはただ、自分が私のような者よりはるかに上位に位置する、種類の違った人間であることを、ただの事実として認識しているというだけであり、当たり前過ぎるので、ことさらにそれを表現する気はないように思える。
高慢だったり、いわゆる「エリート風を吹かせる」・・・これは、ヤクザが肩で風切るのと何も違わないが、そんなことをする者は、せいぜいが「中の上」か「上の下」に分類される種族で、実際に関わった中では、若くして大学教授であり、海外の大学でも研究や講師をしている・・・といった者達には時々そんなのがいたような気がする。そんなある人は、物凄く自己主張が激しく、反論されると、独断をまくし立てて決して引かない。
私程度でも、「この人、馬鹿じゃない?」」と思ってしまう・・・まあ、残念な連中と言える。
そもそも、私と同レベルに分類される、いてもいなくても良いような人間ほど、自分の立場が相手よりちょっとでも強いと、その相手に対し、傲慢だったり、平気で不遜な態度を取る者が多いだろう。「上の下」「中の上」までなら、我々と似たようなものなのだろう。

それで、真のエリートに戻るが、彼らが一様にすらりとしていることは印象的である。
「上の下」の連中のように、いつもグレーのスーツという訳ではなく、変わった服(私が服飾に関して疎いので、こう言うしかないが)を着ていることも多く、ここらはさすがな着こなしであるが、やはりスタイルが良いのである。
そして、最近思い出して驚くのは、ほんの少しの世間話みたいなものの中で、彼らが、砂糖や炭水化物が入った食べ物や飲み物を全く食べないという意味のことを言っていたことだった。それは彼らの中では常識であるようだった。
彼等は、一般の人々が接したり、一般の書店で本が出ているといった医者ではなく、はるかに上位のエリート専門の医者のみに、治療やカウンセリングを受けるが、そんな医者は、それはもう、普通の医者とは全く違う。
そんな特別な医者は、普通の病院の医者のように、大量の患者を短時間でさばくのではなく、一人一人のエリートを完璧にケアする。
国家から支払われるような、普通の診療報酬をあてにしているのではない。
そして、そんな医者は、砂糖や炭水化物を摂るのは愚かな庶民(世間でいうエリートも含まれる)だけで、自分もまたそこに所属する真のエリートグループがそんなものを摂るべきでないことを、若い真のエリート達に義務として教えているのだと想像できる。
彼らとて、普通の人々にも警告したい気もあるかもしれないが、それは社会構造的に不可能なので、変な努力はしないということかもしれない。

ところで、真のエリートのさらにトップになると、かえって平凡な人に見える。
実際、ごく普通の人と、自然にとめどない会話をしたり、私のような者と一緒に「傑作なこと(ここでは、こっけいなことという意味)」をやったりする。
宇宙人からも信頼されるような人達で、ほとんど仙人と変わらないような人達である。









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